カテゴリ:検査結果 治療方針
今日で癌宣告満6年となる。明日9月3日がその日、いよいよ7年目に突入する。
癌仲間の間ではこんな言い方になるのかな。、遂にめでたく小学校卒業、そして明日から中学に進学だねと。 毎年この節目で何か書いているが、ステージ4の宣告を受けた当時、そして手術後、あれこれ情報収集に走った結果、得た結論は5年は難しいなということであった。でもこうして生きている。やはり9月2日、そして記念日の3日は毎年、感謝と喜びを表明したいと思う。 そしてこの記念すべき時期に、外科の主治医の診察を受けてきた。ちょうどお会いして6年となるわけだ。 いきなり先生の方から「もう6年だね」と声をかけていただいた。「6年前の9月3日でしたから、ちょうど6年になります」と返答。 自身の患者や前の病院での他の患者を見ても、やはり切りに行ったほうが長生きされているとのこと。皆さん5年以上経ってまだご存命のようだ。 早い時期に全身化学療法施行しても、切った場合は予後が良い。切らずに化学療法だけだとやはりダメなようだ。(私もその認識であるが) 私の場合、通常手術適応にならない、広範囲の多発肝転移であったが、思い切って3/4切ったことが、今に繋がっていることを伝えた。 で、マーカーはどうだったのか?今回はCEAのみであるが下のリンクの通り。 2007年9月以降2013年8月27日まで腫瘍マーカー推移 今度こそ上がると推測していたCEAであったが、また下がってしまった。いったいどうなっているのか?言えることは、大人しくしてくれているということだろう。 過去のデータからもわかるように腫瘍の大きさで敏感に反応するCEAなので、今回も無事クリアできたと判定する。当然主治医も同意見。 この結果、次回の画像検査は2ヶ月以上先まで延ばすことにした。10月半ばでマーカーを確認、その結果で11月以降のオーダーとなるだろう。 一方8/27の白血球は3,600(8/23 4,900)、血小板は83,000(8/23 96,000)と予測どおり4日前の検査より低い値となった。どっちを信用すべき?それとも実際にこれくらい動くのか? 主治医にも質問したが、何とも言えないようだ。いずれにしても低いのでMDSの発症には注意しながら、TS-1の続行をすることで合意した。これで8クール目になるか。 今晩は自主休薬。開始は明晩からと決めている。そう今晩は乾杯ということだ。 書くことを迷っていたが、少しだけこの機会に触れておく。 先日、医療従事者、がん患者の中ではかなり有名である、アメリカテキサス大学のMDアンダーソンがんセンターの教授である上野直人先生の講演を聴いてきた。 ご存じない方は後ほどリンクを貼っておくので参照してほしい。 日本でのチーム医療=チーム・オン・コロジーを普及、推進してくださっており、情報収集を積極的にされている方や患者会などの参加されている方なら、その内容もよくご存知だと思う。 簡潔に述べると、医師同士のコミュニケーション、そしてそれにかかわる薬剤師、看護師を含んだチームのコミュニケーション医療であり、患者にも同様にコミュニケーション能力が重要となってくる。患者に必要なのは「患者力」という言葉で表現されている。 たくさんの医師も参加されディスカッションなども行われたが、医師の患者に対するコミュニケーション能力の向上も必要。患者は忙しい医師に遠慮して何も言えないなどの問題点も提起され、医者をいじめるくらいの能力を患者には持って欲しい。また時間を割いてもらうために、最後の診察の予約を取るのも手段など、アドバイスもあった。 実に面白い良い先生の印象を受けた。先生は腫瘍内科の専門医である。医療の基本はEBM(Evidence Based Medicine)であること、それはもちろん認識しているが、その徹底しかないとの主張はどうか? publicにはそれしかないことも確かだが・・・ これ以上は書かない。 さてそんな話を主治医ともしてきた。既に私の治療にEBMは存在しないからというのが、いつものお話。私が上野先生が主治医をもっといじめなさいと仰ってましたよ、また「この治療にエビデンスはあるのか?」などを話したから。 実はお知り合いとのこと。詳しくは聞かなかったがMDアンダーソンがんセンターにもおられたような話だった。そこのハンバーガーが美味しくて、ポテトと合わせて毎日食べたら太るよ、だから上野君は太りすぎなんだよね。なんて話も。偶然だが前の病院で英語で立話をされていたことを思い出した。あの英語力は海外経験ありだなと思ったわけだが、こんな繋がりがあったとは少し驚いた。 私のコミュニケーション能力、「患者力」はこんな感じだ。 また、マイオンコロジードリームというものがある。実は私もこの用紙に一言書いてきた。内容は内緒! 最後に今回のタイトルについて。 すぐにわかっていただけたのではないか? 森を歩き、山に上がり、結果免疫力が上がった。そしてマーカー値が下がったということだ。 その思いでこれからも歩くことを楽しみたいと思う。 先週はまた素晴らしい滝を見てきた。短い距離ながらも標高差があったせいか、結構きつかった。また紹介できればと思う。 チームオンコロジーリンク先を以下に紹介しておく。 Japan Team Oncology Program がんのチーム医療 今回も読み返しなしのアップです。誤字脱字、意味不明等ご容赦を! にほんブログ村 いつもありがとうございます。写真日記、次回も花いっぱいでお届けしたいと思います。初めて見る花の多いこと。9月に入り、標高2,000m以上の紅葉の見頃の時季も近づいてきました。白駒池は11月には凍結するのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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