カテゴリ:入院
11日朝から予定通り家内が入院した。
診療計画書によると診療科は耳鼻咽喉科、病名は副甲状腺腺腫、手術内容は副甲状腺摘出術、推定される入院期間は2週間と記載されていた。 腺腫とは悪性もあり得るのか?そんな疑問がすぐ湧いたが、家内から事前に聞いている内容からは、悪性度は低いのだろうと思いながら、午後から医師の説明を受ける。あらら私が診てもらっている医師も同席だ。 説明では3つの可能性を伝えられる。 一番低い可能性は悪性腫瘍、可能性として一番高いのは良性の副甲状腺腺腫であるとのこと。診療計画書に書かれていた病名だ。 いつごろ肥大したのかわからないようだ。自覚症状は表れていず、血液検査でカルシウム量が増えてきていることから副甲状腺異常の疑いがあるとのことでCTやシンチ検査をし、肥大化を確認、手術で摘出するのが最善と診断された。ホルモン分泌過多が原因のようだ。(症状として高カルシウム血症になる)通常副甲状腺の大きさは米粒大とのことであるが、家内のそれは16mmx9mm程度まで大きくなっていた。副甲状腺は総数4つあるのが普通で、他は大きくなっていないとの画像診断だ。 手術ではまず肥大化した腺腫を一つだけ摘出し、その後のホルモン分泌量を検査し期待通りの値になれば手術は終了するのだが、全く変わらないようだと残っている全ての副甲状腺を摘出することになるとの説明。但し全て摘出するとホルモンバランスが異常になるため摘出した内の一つを腕に埋め込む必要があるとのこと。 これが3つめの可能性となる。ひとつ摘出して終われば腺腫、それで済まない場合が3つ目である。病名は透析患者に発症しやすい続発性副甲状腺機能亢進症による過形成である。 過形成の場合4つの副甲状腺が全体的に大きくなるので、今回のように一つだけ大きくなった状態では線腫の可能性が高いとの診断に至ったようだ。 望ましいのは腺腫で手術をあっさり無事に終わらせること。これだと3時間程度で終わるのだが、過形成となると6時間以上かかりそうで、当然様々な合併症のリスクも高くなる。それでも大丈夫だと思うが願わくば腺腫であってほしいと思う。 良性の悪性の診断は病理組織検査になるので10日以上かかりそうだ。 手術中にホルモン分泌量の低下が認められるかがポイントになるが、腺腫の場合でも手術中にしっかり効果が表れない場合もあるとも。その場合は全て摘出するしかない。また副甲状腺が3つとか5つの人も存在するようだ。出術中に見つからない場合もあるらしい。全て摘出してもホルモンの低下が経過観察で改善されないようだったら、残っている可能性が出てきて再手術になる。 その他特有のリスクは反回神経麻痺による声のかすれ、一転して低カルシウム症によるテタニーを発症するリスクもある。これは手足のしびれなどが出るようだがこれは徐々に改善されるよう。 後はどの手術でも発症しそうなリスクの説明であった。 家内の事前の話では理解できなかったが、今日の説明で全容は明らかになった。 とにかく明日12日昼前くらいから手術が開始される。 何事もなく症状が改善されて更に元気になって帰ってきてほしい。 今回の写真は3枚。先日植物園に行った後少し湖北を訪れた。コハクチョウには出会えなかったがいつもの光景を。 バンが多いかな。 ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 いつもありがとうございます。家のにゃんこの世話もしてやらないと。まだ初日なのであまり気にしてないように思いますが、しっかり私の傍に来て何か言いたそう。 「早く帰って来てもらおうね。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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