姑に会いに行く
いいことがあった日の午前中、まだその朗報を聞く前、そう言えば義妹さんの別宅で世話になっている義母さんに会いに行ってないが、夫から鍵を預かっておけば暇な時に行けるなあと、ふと思い付いていた。そのインスピレーションに従って、昨日高3で登校日があまりない娘と一緒に出かけて行った。さらっと書いたが、義母さんの世話をしている義妹さんからは何か無言の圧力というものをいつも感じていた。たまにかかってくる電話もつっけんどんだし、まあもともと夫の家族は愛想がいいというわけでもない。私の中では、行かなくちゃ、行った方がいい、でも行った方が嫌な目に会う可能性が高い。だいたい私は姑からは金銭も手間も援助を受けないようにやってきたし、義妹さんはべたべただったんだからいいじゃないか。二人でつるんでおじいちゃん雑に扱ってたし、などと、頭の中で一人議論をしていたのだ。まあ頭の中で考えるより実行した方が早い、たいていのことはすっきりする。義妹さんちはちょっと郊外にあるから散歩がてらに行けばいいわ。2、3時間ばあちゃんと話をして嫌だったこと。「ヘルパーさんが嫁が来ないと言っている」(から来て)これをヘルパーさんの前でも言っちゃって、ヘルパーさんは私は言ってませんよと否定なさっていた。 別のヘルパーさん佐藤さんが言ったんだそうだ。「夫の弟がうちの長男の心配をしていたわよ」とじっと私を見る。うちの夫とうちの長男はケンカ中。思春期にありがちなことだと思うので私は放っているが、姑はそれがひどく心配で、自分の次男つまり夫の弟を使って何とかしようとしている。姑は率直にものを言わないところが苦手だな。不満もわがままもあるだろうけど、わがままを言う時も私は自分がそうしたいと言うばあちゃんになろうと思う。人を手先に使うなよと思うのだ。でもじいちゃんが生きてた頃の、おじいちゃんが私に電車賃くれようとする時、姑嫌でぎゅっと目をつぶる、とか、近所の金持ちの大きな家通る時に異常ににまっすぐ前を向いて金持ちの家を見ないようにするとか、たまに顔を見せに行くと(家から全行程)タクシーで来たのか?と何度も聞くこと、最寄り駅からはタクシーで来たけど全行程乗るわけないよ、もううるさいよ、よりましだった。彼女頭はちゃんと回っているようだ。あと気付きとしては、泊まってやらなきゃたいして義妹さんの手間の軽減にはならないと分かった。それでもちょくちょく顔を出すべきかまたひとり議論が始まります。