運動会
運動会に参加するなんて何年振りのことだろう。支笏湖ポロピナイキャンプ場に向かう。我が家からおよそ30分にも関わらず初めて訪れるキャンプ場は素敵な広がりがテントを設営するには微妙な斜面が悩ましい愛らしいキャンプ場である。ウィルダネスカヌークラブ会長ご夫妻はいつものように素敵なサイトを拵えて待っていてくれた。もう付き合いは随分長いのだが、このご夫妻のスタンスは一切ブレない。新規に入会したい方、カヌー体験したい方などが訪ねてきたのだが、近頃はご高齢の方にこのスポーツが人気なのか、私が50歳でカヤックに転向したことなど、若気の至りの風情である。三々五々メンバーが集いあれやこれや美酒美食が揃って、恒例だというオークションが始まる。どのようなルートかは知らないが新品も随分多い。私は中古の大きなトートバック及びカナディアンの際一眼レフの防水になりそうな、手頃な大きさのクーラーバックを落札。クラブメンバー少数派の日本酒党の先輩とまったりしつつ夜が更けた。星空のきれいなこと。かなりピンボケだけど、いつも有難う。夜が明けて、朝っぱらからビールを飲む人間も居ない緊迫した運動会直前。お箆でカヌーを漕いだり、騎馬戦したり或いは肩幅ほどの狭いレーシング艇の不安定さに耐えたり、カヌーでポロをしたり。久しぶりの運動会は、子供のころ感じたことのない筋肉痛を伴って終わった。献身的といっても過言ではない奥様達の温かい贅沢うどんで、秋の支笏湖に包まれた体を潤して運動会は終わった。そしてお楽しみの賞品、あれやこれや箸迷いの如く迷いながら素敵なものをいただいて、この素敵な時間を終えた。帰り、この我が家に近い穴場を喜び管理人の方と帰り際お話をすると、来年はキャンプ場としては閉鎖の可能性が高いとのこと。忍びない。寂しいことである。この例会でクラブとしての今年の活動は終わったのだが、よい知遇を得た一年を締めくくることに感ずる物が強かった。ありがとうございました。