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カテゴリ:教育のあり方を考える
日本スクールソーシャルワーク協会の宿泊研修が終わりました。1泊2日ぎしっり詰まったプログラムでした。2回も気分のいい露天風呂に入れたし、夜中の3時半まで懇親会をやってたし、充実しすぎるほどでした。でも、疲れた。
研修でも論点になっていたけど、学校を開いていくことが大きなこの協会の目的なんではないかと改めて思っています。いわゆる教育の専門家、加えて心理の専門家の専門家集団によって、専門家の範囲だけで子どもを取り囲んでいくということが、やはり家族や地域住民からすると密室性を帯びていると感じざる得なくしているのではないのでしょうか。学校と家族や地域をつなぐ新たな専門家も必要なのだと思いますが、それは所詮、専門家的な発想なんだとも思います。はなから開かれている学校への変化を求めること、そのために地域の親や子どもの多様なつながりを求めていくことこそ、ことの本質なのではないでしょうか。 悲しい、そして、憤りを感じ得ない、「いじめによる子どもの自殺」の報道が続いています。北海道でも、九州でも。たぶん、報じられていないだけで、日本各地で悲しい事件は次々起きてしまっているのでしょう。 学校の責任は問わなければなりません。でも、学校や先生を攻める一方では、ますますガードを固めた閉ざされた学校になっていってしまうのでしょう。 いままで、私も加わってきた、不登校やいじめを受けた経験のある若者たちが語る活動は、まだまだ深く続けていかなければならないのでしょう。たとえ、「うざい」と思われても、黙ってしまえばますます状況は悪くなってしまう。 私にとってのスクールソーシャルワーク活動は、当事者の方々とともに“語り続けていくこと”から生まれていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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