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カテゴリ:日々の旅

 今夜は十七夜である。立待月という。古来日本では、月見が盛んに行われていたという。観月ともいう。満月辺りからの月の鑑賞会であろう。正式には旧暦8月15日(十五夜)と9月13日の夜の月見をさすそうであるが、毎月の満月辺りでその模擬体験はできる。大体、月は13夜辺りからその存在を夜空にショーアップしてくる。その時期やはり、送ってくるエネルギーやパワーが増すように思う。

 満月と旧暦の十五夜は必ずとも一致しないが、アバウトに同期している。ちなみに今年の五月の満月は、十六夜(いざよい)であった。昨夜わたしは、仕事帰りに遭遇してなかなかのインパクトを享受した。今回は、何かとてもクリアーだった。当日は、台風4号の影響もあり、東京は朝から土砂降りだったので、これは無理かなと思っていたのが、午後から天気が回復し、空はさわやかに快晴だった。諦めていたのが、急に天気が回復して、午後から徐々に回復し、夕には、台風一過のさわやかな半日となった。下の左の写真は、昨夜ベランダから撮った満月の風景。右側の写真は、つい先ほど撮った十七夜風景である。

  五月の満月   十七夜

 十五夜辺りから、人々の月見(観月)熱は上昇してくるようだ。恋しい十三夜に始まり、十五夜、十六夜(いざよい)、十七夜(立待月)、居待月、居待月、寝待ち月・・・と、古来から様々な月の呼び名がある。人々は月が空に浮かぶのを、心待ちにしていたようだ。そして、満月後、徐々に待ち時間が長くなって行くという訳で、お月様はじれったいものである。


           ◇             ◇              ◇


 さて、一日が明けて、今日は爽やかな五月晴れの一日となった。昼下がりに、近くの公民館へ場所取りに行く用事があったのだが、出かけようとすると、ウチの4人目の家族、チワワのトドニが何やら、訴えて来るような、そんな眼差しをしていた。「行くか」と言うことで移動用ソフトバッグに入れて連れて行くことにした。所用の後、久々の屋外散歩もさせてやろうと思った。先ずは、わたしの所用。トドニを降ろすこともなく、移動用ソフトバッグを肩にかけて颯爽と出かけた。「トドニ、先ずは僕の用事が第一だからそこまではこの中ね」と。トドニは、バッグから顔を出し、辺りをきょろきょろ見ていた。幹線道路の比較的大きな信号をスタスタと歩き、公民館へ着いた。


  トドニ1

 玄関辺りでウロウロしていると、郵便配達員風のおばさんが自然な声をかけて来た。「このトンボ、弱っているのか生まれたて(子供)なのか、ずっと手に止まったままなんですよ」
「まだ寒いからかなねぇ」と、おばさんの手のひらにはオニヤンマがじっととまっていた。
そして僕に手渡してどこかへ行ってしまった。

  トンボ1

  トンボ2

 じっくり様子を見たのだが、本当に弱弱しく動かない。普通なら捕獲するのが先ず大変で、籠でもなければ飼えないはずなのだが。そのトンボは、じっとわたしの指や手に止まったままで、飛び立とうともしない。
 これが都会のトンボなのかなとか思いながら、しばらく遊んでいたけれど、これから集会室の予約手続きの後、トドニの散歩があるから…と、すぐ横にあった緑の笹の植え込みの上に放してやった。

  トンボ3


 座敷犬トドニにとっては、ちょっとしばらく振りの屋外である。公民館の東側にある大きな運動公園を久々にゆっくりと歩いた。大体のコースは決まっているのだが、ちょっと行けば立ち止まるの繰り返しだ。トドニが匂いの気になるところで立ち止まるためだ。まあ、犬主体の散歩といって良い。公園の、ある一角に来ると、めっきりトドニの動きが鈍った。何をしているのかなぁと、良く見ると、やはり、匂いをかいでいるのである。他の犬が残したマーキングの跡か、草木の香りを楽しんでいるようにも見えた。
 すがすがしい風が我々を撫でて行き、とても気持ちが良かった。

  トドニ2   トドニ3

 しばらくして、トドニが突っ立ったままになる。リードで引いても声をかけても知らん振りだ。これは、もう帰りたいという意向なのである。長距離を歩くことがない座敷犬。疲れたらやおら不動になる。ソフトバッグを示すと、いそいそと入ってきた。右下の写真は、バッグにレスキューされたところ。
 さて、これを肩にかけて、わたしはまたスタスタと帰路に着いた。

  トドニ4   トドニ5

 帰り道に、先程トンボを放した笹の植え込みへ立ち寄ってみた。トンボはまだ同じ場所に居た。手を伸ばして指をつかませ、手にとって見た。うーむ、ウチに持ち帰って研究してみようかなという邪心が働く。なぜにこのトンボはこんなに弱っているのか!?ウチの小学6年の息子だいちにも見せてやろうかなぁと。
 しかし、立ち上がると児童館で遊んでいた2~3人の子供たちに取り囲まれた。小学低学年かな。一人の子が「これ欲しい、ください」と、手でつかもうとする。「掴んじゃだめだよ」と諭し、指伝いでその子に渡した。「いいよ、あげるよ」と言うと、彼らはわいわい言いながら帰って行った。

 トンボを手放したわたしは、また、颯爽とトドニを肩にかけて帰路に向かった。
 台風一過の、五月のすがすがしい午後のスケッチでした。





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Last updated  2008/05/22 04:08:18 AM
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