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カテゴリ:***** 神秘 *****
占いを越えて、イタコに想う。
死者の口寄せをするイタコ。 現在では、青森県の恐山が有名です。 しかし江戸以前には、青森,岩手,秋田に広くイタコはいました。 20種の経文、祭文、呪詞を習得してイタコになるには、4~5年の修行が必要でした。 その間、イタコの両親は、師匠の生活費まで負担しなくてはなりません。 イタコの修行には、大きな経済負担が強いられました。 しかし一人前のイタコになれば、状況は変わります。 村々の病気の治療や祈祷、吉凶占いに引っ張りだこ。 米一升と祈祷料が支払われ、イタコは家に米や銭を降らすと言われました。 現在、イタコは恐山にしかいません。 皆、高齢になり、イタコを志望する人もほぼ皆無。 このまま、イタコは消えてゆくのかもしれません。 私は人の神秘を求める気持ちが、愛おしくてなりません。 神秘を糧に、夢見る想い。 それが、そこにあると、思うから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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