テーマ:今日の出来事(288995)
カテゴリ:何とも言えないけど仕事に関係すること
皆さん「戸籍」って見たことがありますか?
私は公務員になる時と、司法書士になる時に提出が要求されたので、 自分の戸籍を2度だけ見たことがあります。 実の父親が違う人だった!というような衝撃的な事実はなく、 ちょっぴり「ほっ」としたことを覚えています。 そんな戸籍とは無縁の私でしたが、 神様ボス事務所に勤めるようになってから、 仕事でたくさんの戸籍を見るようになりました。 相続の登記では、 亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集めなくてはならないので、 明治、大正時代の古い戸籍を読まなければならず、 あまりにも達筆すぎる場合は、縦にしたり、横にしたり、 斜めにしたりしながら読んでいます。 昔の戸籍担当者の方はなぜかものすごい達筆な方が多いです。 さて、昔の戸籍は旧民法の家制度に基づいて作られていますので、 夫婦とその子供が単位である現在の戸籍に、 編成しなおさなければいけませんでした。 ただ、その作業がものすごい量になってしまうので、 古い戸籍の形式でも、戸籍に残っている人が、 現在の戸籍法に合う人だけの場合には、 その古い戸籍に 「昭和32年法務省令第27号により昭和年月日本戸籍改製」 と書けば、そのまま新しい戸籍に改製されたことにするとしました。 (約6割ぐらいの戸籍が合うものだったそうです) 「改製」というとこの前にもっと古い戸籍があるように思うのですが、 この場合は、そういう意味ではないわけです。 これをつい忘れて、役場にもっと古い戸籍はありませんか? などととぼけたことを聞いてしまうと、 ちょっと冷たい視線を浴びてしまいます。 ご自分の戸籍を見る機会があったら、 ちょっと注意してみてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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