出雲国の旅1-3出雲阿国の墓
出雲大社から、西の方に歩いて暫く行くと、出雲の阿国の墓がある。出雲大社の勧進のために諸国を周り、やがて男役などを演じて歌舞伎の祖になったということで、参道には歌舞伎役者からの寄付で立派になっていた。晩年はこの辺りで過ごしたらしい。遠く海が見える漁村を見ながら穏やかに過ごしたに違いない。ここの正月お飾りはみんなこうだった。三つ丸く輪を作り飾っている。雲南市吉田も松江市もこの飾りなのだ。橙とウラジロを着けるのは、岡山と同じだが、海と縁があるのにもかかわらずなぜか昆布が無い。因みに、倉敷市は全て二つの太い縄を頭で留める。必ず橙とウラジロと昆布を着ける。地方ごとにお飾りは違う。昔はきちんともっと複雑に分かれていたはずだが、2016年現在、日本はおそらく大まかに分かれて分類されると思う。それはおそらく経済的理由だけではないはずだ。きちんとした民俗学の研究対象だと思うのだが、誰か調べていないだろうか。そのあと、出雲市のホテルにたどり着いて豪華な夕食を食べたのだけど、カメラの充電ができていないために画像はありません。一日目歩数 14,492歩