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カテゴリ:07読書(フィクション)
「狐笛のかなた」上橋菜穂子 新潮文庫 解説の金原端人は勾玉シリーズの萩原規子、十二国記シリーズの小野不由美、そして守り人シリーズの上橋菜穂子の3人を日本のファンタジー作家三羽烏と呼んでいるらしい。「指輪物語」に触発されて、独自の世界を築き上げ、なおかつ和製テイストを守っているという意味で、この三人は確かに三羽烏なのだろう。なぜ、宮部みゆきが入っていないのか。「ブレイブストーリー」などを読むと、独自の世界構築にはまだまだ程遠い。たぶん正解なのだろう。金原はその3人の中で、上橋が筆力、膂力、迫力という点では突出している、と言う。ほか二人を読んだことがないので分らない。タダ、独自の世界は構築出来ている。 元は人類学者だという。この物語に現れる、<穢れ>の描写は、まさに彼女ならではのものだろう。これは彼女の処女作。これに続く、守り人シリーズもすこしづつ文庫になってきた。ちょっと読んでみようかな、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私は、小野不由美しか読んでませんが、上橋さんは読んでみたい一人です。
十二国記は良いですよ! (2007年11月19日 23時08分38秒)
abi.abiさん
>私は、小野不由美しか読んでませんが、上橋さんは読んでみたい一人です。 >十二国記は良いですよ! ----- 結局「十二国記」読んだですね。よかったですかー。これを読みだすと一冊で止まらないところが、悩みどころですよね。うーむ、困ったものだ。 (2007年11月20日 13時05分27秒) |
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