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カテゴリ:韓国旅行(09~)
駅前の観光案内所で、映像文化センターの場所を聞いて行ってみる。大きな建物だった。 ここで商売をしている感じはない。六階のうち一階はスタジオとかの広場の機能、2-3階は子供向けの企画をしていた。四階では7000wの費用は要るが、日本でも10月に公開していた3D映画していた。5-6階は子供用の施設だった。要するに、子供に良質な映像文化を与えるための公共施設だった。つくづく韓国は公共施設が充実している。 チラシを見るとちょうど明日から3日間、「第一回光州女性フィルムフェスティバル」が開かれるようだ。明日のオープニングはなんと日本映画「カモメ食堂」だ。朝のケーブルテレビでも映画をしていたし、ソウルでも若者が「かもめ」というお握り屋を開いていたし、韓国にはこの映画に対する根強いファンがいることは確かなようだ。韓国の女性問題(ジェンダー情勢)を知る絶好の機会なのだけど、残念ながら時間がない。一番興味深い韓国の映画を上映するのは、20、21日なのだ。 センターを出て元に戻る。公共施設の壁にずらっと絵を描いているので、何かと思えば、警察と住民が仲良くしている絵だった。光州東部警察署なのである。さすが光州事件を「国家的に」反省したその中心地だけある。(光州事件の国立墓地もあるし、金大中は大統領になったし、事件跡はしっかり観光名所になっているし) ここから100mばかりは芸術とおりと言われている。キャンパスや画廊等、芸術のための店が多いのである。 そしてこの裏通りにはマッコリを飲ませる店が多いので、マッコリ通りとも言われている。実は6-7年前、初めて光州を訪れたとき、インターネットで知った店をタクシーで探してもらってマッコリ(伝統酒、トントン酒)を飲ませてもらったことがある。全羅南道の食習慣を知らなかったので、マッコリを頼んだだけで副菜が10種類も出てきて、そのあまりもの量に何処かで間違ったのではないか、本当は違う料理を頼んだのではないか、と本気で心配しながら言葉がわからないからニコニコしながら食べて、最後のお勘定のときにホントに5000wだけで済んだことに心底感動した覚えがある。今回の目的はあのときの店にもう一回いってみたいということであった。 歩いていると、芸術通りのひとつ中に入ったところに、あのときのようなたたずまいの店があった。あの時はすっかり暗くなっていたので、店の外観はわからないが、中は靴を脱いで上がる板敷きの昔の雰囲気を持った店だった。とりあえず入ってみる。 「何名だね」 「一人なんです」 「それだとダメだよ」 あの時はタクシーから電話してもらって、道まで迎えに来てもらったので店の好意だったのかも知れない。普通伝統酒は一人では断られることのほうが多い。仕方ない、諦めることにした。たぶんこの店だったと思う。 観光案内所では、お勧めの店としてノクトゥ店というのも教えてもらっていたのだが、歩き回っても見つけることが出来ない。路上販売では、野菜を売っているのだが、焼肉を乗せるサンチュがひとやま1000wは高い気がするが、唐辛子ひとやま2000wは安い。これが全部売れてやっと五万wくらい。こんなで、生計が成り立っていくのかなあ。 オリ(鴨)の専門店に入る。鴨料理はそれこそ2-3名で一人前の料理なのだが、ここにはタンもクッパもある。餅クッパとマッコリ(市販)を頼んだ。 なんと餅クッパの中の鴨はゴマのよう大きさだった。韓国では鴨とはこんなにも高級なものなのか。文化の違いとしか言いようがない。あまり食べる気がしなくなった。珍しいことだけど、餅を中心に残す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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