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再出発日記

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2017年07月29日
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一ヶ月以上(6月3日)前に録画していた「ブラタモリ 倉敷編」を一昨日やっと観た。倉敷市民の多くが、思っていた「倉敷の地名由来は、蔵がたくさんあるから」というのは、冒頭で否定される。実は、「倉敷地」という「中世、荘園から年貢などを本所・領家に輸送する際、中継地として一時保管した場所の名前」の意味から来ていたのである。

 
予想通り、倉敷が天領として栄えたところから、大原美術館ができるところまで説明していた。天領(幕府直轄地)なので、武士は少ない。よって、商人の力を借りる必要があったので、新田開発など、いろんな面で倉敷では産業が発達して、それが明治に引き継がれたのである。本当は、どうして岡山にこれだけの遠浅の海が広がっていて、なおかつそれを利用してこんなにも広大な新田開発ができたのか、タモリ得意の地理の知識からもっと解明して欲しかったのだけど、ロケ地的に無理だったのかもしれません。


その他、めったに見ない倉敷の古地図が豊富に紹介されて、しかも現代の地図と照合されるなどわかりやすくなっていて、これだけでも「保存モノ」だった。
 
お題は「なぜ美しい町並みが倉敷に?」というもので、これも変な誤解を与えず、キチンと答えていた。都市伝説として、リットン調査団が大原美術館を評価したから、空襲にあわなかったというのがある。しかし、これは都市伝説である。私は1度図書館のレファレンス記録を読んだことがあり、リットン調査団はここを訪れていないし、そもそもそんな人たちの一言で戦いの戦略目標が変更になるはずない(赤井克己「またまたおかやま雑学ノート5」 )。また、倉敷は当然空襲目標としてリストに挙げられていたのである(日笠俊男「空襲の史科学」 )。空襲にあわなかったのは、たまたま、ということであっさり終わらしていた。


何故美しい街並みが倉敷に残ったのか?基本は「残った」のではなく「残した」ということを、説明していた。大原聡一郎が30年代につくった大原美術館別館の壁を城壁のように作っていたこと。倉敷を大原城下町のように思っていたことの是非は別として、あの高度成長期にこの町並みを守ろうという明確な意思で倉敷を見ていたこと。個人の力で、でき得ることをしていた。流石、大原社会問題研究所を打ち立てた大原孫三郎の直系だと思いました。その他、初めて知ったことも多く、有意義だった。





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最終更新日  2017年07月29日 07時47分51秒
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