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テーマ:映画館で観た映画(8421)
カテゴリ:洋画(12~)
5月に観た作品は7作でした。2回に分けて紹介します。
「るろうに剣心 ザ・ファイナル」 そもそも、お姉さんを殺されたぐらいで国そのものに復讐しようとする厨二病の弟の気持ちが誰も共感できない時点で、脚本が成立しない。 でも、映画はそれをみさせる作品ではなく、ひたすら、ガンでも拳でもなく、「剣アクション」を映画界に成立させるための作品だった。 ともかく、最初ら最後まで怒涛アクションでした。 いったいどうやって撮ったのか?それを見極める為には、メイキングを観る必要かあるのだろう。 STORY 人斬り抜刀斎の異名で知られた緋村剣心(佐藤健)は、日本転覆を企てた志々雄真実と死闘を繰り広げた後、神谷道場でのどかに生活していた。あるとき、東京の中心部を何者かが連続して攻撃し、剣心と仲間たちにも危険が及ぶ。その事件は、剣心の過去と頬に刻まれた十字傷の謎に関わっていた。 キャスト 佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳、三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄、北村一輝、有村架純、江口洋介 スタッフ 原作 和月伸宏 監督・脚本:大友啓史 音楽 佐藤直紀 主題歌 ONE OK ROCK 2021年5月13日 MOVIX倉敷 ★★★★ 「ジェントルメン」 「巨額な利権」目指して!よーいドンのバトルが始まるかと思いきや、時制も人物も行ったり来たりの、組んでほぐれつ騙し合いでした。 そういうのが大好きならば、お見事となるのですが、魅力的な人物が1人もいないということもあって、あゝそうなのね、タイプの映画。 STORY イギリス・ロンドンの暗黒街。一代で大麻王国を築き上げたマリファナ王のミッキー(マシュー・マコノヒー)が、総額500億円に相当するといわれる大麻ビジネスの全てを売却し引退するという情報が駆け巡る。そのうわさを耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、私立探偵、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、下町の不良たちが、巨額の利権をめぐって動き出す。 キャスト マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、トム・ウー、バグジー・マローン、リン・ルネー、コリン・ファレル、ヒュー・グラント スタッフ 監督・脚本・原案・製作:ガイ・リッチー 原案・製作:アイヴァン・アトキンソン 原案:マーン・デイヴィース 製作:ビル・ブロック 製作総指揮:ボブ・オシャー、マシュー・アンダーソン、アンドリュー・ゴロヴ、アラン・ワンズ、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン 共同製作:マックス・キーン 撮影監督:アラン・スチュワート 美術デザイン:ジェマ・ジャクソン 衣装デザイン:マイケル・ウィルキンソン 編集:ジェームズ・ハーバート、ポール・マクリス メイク・ヘアデザイン:クリスティン・ブルンデル 音楽作曲:クリストファー・ベンステッド 2021年5月18日 MOVIX倉敷 ★★★ 「JUNK HEAD」 前半寝落ちした。地下に落ちていったことだけを覚えている。 意味不明な未来語と独特の音楽が心地よい子守唄になるんだよね。 それはそれとして、後半はしっかり見た。 どう見てもアンドロイドなのに人類になっているのが、そもそもわからないのだけど、人びとの生まれ方が「生命の樹」によるものだという世界観が、7年経ってもまだ小出しで、ホントにちゃんと世界を確立して作っているのか疑問に思う。 ファンタジーの評価は、以下に世界を確立しているかにあるので、よってまだ判断できない。 2021年5月25日 シネマ・クレール ★★★ 「僕が跳びはねる理由」 自閉症児(という言い方は絶対正確ではないが)の内面世界を一生懸命、映像化しようとしたドキュメンタリー。 予想を遥かに超える映像体験だった。 私たちをヒト科では理解できなかった新しい世界に連れて行ってくれる。 世界5組の自閉症者の状況と家族の「説明」と、それに合わせた映像と音を我々に提供する事で、彼らは決して低知能ではないし、呪われた子供でもないし、むしろ素晴らしい個展を開いたインドの子のように新しい可能性を秘めた子供である事を証明する。それに合わせて、東田直樹さんの著書からの引用を日本の10歳くらいの自閉症者が「世界を見てゆく」体裁になっている。 「普通の人」は普通全体から部分を見てゆく。彼らは部分から見始めるという。彼らの目は、ほとんどズームレンズだ。世界は異様に美しく不思議で、そして音は突然鳴り響き、そして不思議だ。 彼らの記憶は「まるで予測つかない?スライドショーだ」とイギリスの親は言う。2歳や3歳の記憶が!10代後半になっても昨日のようによみがえる。他の子供も、ベッドの上で、突然海で反応した同じ踊り?を踊っていた。こんな風に脳が働くのだとしたら、世界認知はかなり大変だと思う。実際、東田さんは普通の人たちの会話はあまりにもスピーディでついて行けないという。だから、東田さんの文章はあまりにも論理的で「普通」なのき、実際には言葉は上手く発せられないし、普通の会話も難しいという。けれども、会話はとても重要らしい。まるで普通会話のようにタイピングで会話をするアメリカの自閉症者の2人の若者も登場する。 映像は、あくまでも監督が解釈した彼らの世界だろうと思う。親は更に彼らを知っている。だから、確信を持って彼らの尊厳を守ろうとしている。 自閉症者の世界はまだまだわからない。でも、見ると世界が広がる。 「僕らはきっと文明の支配の外に生まれた。 多くの命を殺し、地球を壊した人類に 大切な何かを思い出してもらうために生まれたんだ by東田直樹」 INTRODUCTION 自閉症者の内面を語った内容が大反響を呼び、世界30か国以上で出版された大ベストセラーを映画化! 『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)は会話のできない自閉症という障害を抱える作家・東田直樹がわずか13歳の時に執筆したエッセイ。他者との会話が成立しづらいため、今まで理解されにくかった自閉症者の内面の感情や思考、記憶を分かりやすい言葉で伝えた内容が大きな注目と感動を呼び、その後30か国以上で出版され現在117万部を超える世界的ベストセラー作品に。 サンダンス映画祭で観客賞受賞など、海外映画祭で絶賛! このベストラー作品をもとに映画化された『僕が跳びはねる理由』は世界最大のインディペンデント映画祭としても有名なサンダンス映画祭(第36回/2020年1月開催)ワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門において観客賞を受賞、更に同じく2020年10月に開催された第39回バンクーバー国際映画祭の長編インターナショナルドキュメンタリー部門観客賞とインパクト大賞のダブル受賞など、高い評価を受けた。2005年、わずか13歳の少年が紡いだ言葉が海を越え、今もなお世界中の自閉症者やその親たちに希望を与え続けている。 自閉症者が見つめ、感じ、生きる世界を通じて、「普通」とは何か、そして「会話」の大切さを描く、感動のドキュメンタリー! この映画は自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるか、また彼らにとって自閉症という障害が意味するもの、そして彼らの世界が「普通」と言われる人たちとどのように異なって映っているのかを、世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を追い明らかにしていく、誰も観たことのない驚きと発見に満ち溢れている。そして、「普通とは?」「個性とは何か」という普遍的な疑問、「会話(=コミュニケーション)の大切さ」「多様性の重視」など…他者と分断されている今を生きる誰もが共感しうる、感動のドキュメンタリー映画である。 原作 東田直樹 監督 ジェリー・ロスウェル 2021年5月23日 シネマ・クレール ★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月11日 11時09分26秒
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