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カテゴリ:PC『G線上の魔王』
『G線上の魔王』
偽悪感想 第七回 ハルシナリオが終了した。 俺は、あれか…。 挿入歌が流れると泣く呪いにでもかかっているのか? ……京介。 こいつは、エロゲ主人公史上に名を残す大馬鹿野郎だな。 最後まで、勇者にも魔王にも成り切れなかった…。 だが、確かに見せて貰った。 こいつが、血反吐を吐きながら男の花道を行く姿。 ……でも、 何か釈然としない…。 ※以下、G線上のネタバレ このゲームは、悪を表現したかったんだろう。 倫理を省みない愛と憎悪が、最も人を強くするのであり、 それらに伴って発揮される究極の利己主義こそ、純粋で強大な悪そのものなのだと。 自分も他人も傷付けて、愛するハルだけを守り抜こうと決めた鮫島京介。 その必死な姿に悪を見出すとすれば、現状では、俺には上記の解釈しか出来ないな…。 しかし、皮肉なことだと思うのだが…、 その決死の悪行の結果、京介に残されたのが、 自分の子供という、天使の皮を被った悪魔だったという事実。 二千人の死傷者を出した男の弟であり、 人一人を殺した冷酷な犯罪者である京介、の娘。 彼女がこれから、世間でどんな扱いを受けるのか…、 その模範例は、既に作中で散々に描かれている。 憎悪の連鎖を断ち切るのだと息巻いて、八年間も棒に振った結果がこれか。 報われねぇ…。 というか、声を大にして言いたいのだが、 避妊しろバカモノ。 …でも、やっちまったもんは仕方ないか。 京介はこれ、文字通り自分で蒔いた種なんだから、絶対責任取れよコノヤロー。 嫁さんと娘さんを守れ、死ぬまでだ。 というか…、 作品内で、そこまできっちりと描いて欲しかった。 彼らがこの先、どんな辛い目に遭いながら生きていくのか少しでも見せて欲しかったな…。 ……。 なんだか片手落ち感があったのだが、原因はそこか…。 う~ん、釈然としないぞ…。 …待てよ。 先に行けば、何かあるかもしれないよな。 そういや、雑誌で見た一枚絵でまだ出ていないモノがある。 氷の上でハルがヴァイオリンを弾いているヤツだ。 恐らく、全キャラ攻略すれば何か真ルートみたいなモノが出るんだろう。 …そう信じたい。 なお、次の攻略対象は決まっている。 のんちゃんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.04 23:25:59
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