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カテゴリ:PC『てとてトライオン!』
『てとてトライオン!』感想 第十三回
隠しルートをクリア。 俺もこの学園が大好きだよ。 ※以下、ネタバレてまー 獅子ヶ崎学園には意志がある。 地下を幾重にも巡る坑道が回路となり、その坑道の壁を埋める謎の鉱石が伝導体となり、 落雷などのエネルギーを受けることで、学園そのものが巨大な人工知能として機能する。 …いや、人工知能というのは正しくないな。 最早、学園は一つの生命体として成立しているから。 比喩でも何でもなく、獅子ヶ崎学園は生きていると言うべきだろう。 手鞠、一乃、鈴姫、夏海、全てのシナリオの結果が反映された世界で、 「獅子ヶ崎の声」は楽しそうに、皆と遊んだ。 害意も善意も無く、ただ無邪気に戯れるだけ。 だから、「彼女」は神と呼ばれるような超越的な存在では無い。 強いて言うなら、一人の隠しヒロインだ。 見えないだけで、どのシナリオにも「彼女」は居た。 トラブルを起こして人々を困らせ、一方で苦難に陥った人々を助け、暖かく見守っていた。 この日常はどこまでも続いていく。 そこに学園が在り、そこに通う生徒が居る限り。 学園を愛する心は、学園からの愛によって繋がれ、一つの永遠となって海辺に鎮座した。 全校生徒が手を繋ぎ、そこに「彼女」が混じることで、 『てとてトライオン!』は大団円を迎える。 『手と手を繋ぎ、やってみよう』 まさにタイトルに相応しいグランドエンドだ。 爽やかで気持ちの良い、とても良い結末を見せて貰った。 もう大満足だ。 ありがとう……ありがとう…てまー……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.16 00:19:54
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