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2008.12.10
『ef - the latter tale.』 最終話 終わった。 クリア直後に長々と泣き言を並べた記事を書いたが、公開せずに全部消した。 この作品の最後に相応しくないと思ったからだ。 きっと大丈夫だ。 俺は忘れていない。 「そこは終わってしまった世界」 「でも大丈夫」 「どう思っていても、世界は終わってないから。どこかで繋がっています」 これは、つながりの物語。 だから、彼女は今でも未来に繋がっている。 未来の笑顔は、彼女の笑顔で、 未来の幸せが、彼女の幸せだ。 だから何も失われていない、失われていない…。 遺った善意は繋がり続けて、これからの世界に僅かな幸せを振り撒き続けるだろう。 悲しくなんかない。 嘘だ、やっぱり悲しい。 陳腐でも良かった、間違っていても良かった。 奇跡をくれた方が良かった…。理屈を付けなくても、 笑って納得できる結末が良かった。 俺が求めていた結末は、与えられなかった。 だからせめて彼女の代わりに、未来の幸せを願う。 夢を叶えるには、まず夢そのものが無ければいけない。 なら、彼女の善意の最大の体現者である未来を通して、 幸せな夢を見ることぐらい、許されてもいいだろ…。 
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Last updated
2008.12.10 02:58:59
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