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カテゴリ:PC『CARNIVAL』
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『CARNIVAL』最終回 原作の感想はこちら。 小説版の感想はこちら。 二つ合わされば作品として隙が無くなる。 むしろなんでバラバラにした?と疑問を抱くくらい。 俺にとっては大好きな作品の一つになったけど、正直に言って他人にお薦め出来る様な内容じゃない。 作中には問題提起しか無く、問題の解決は見られない、と言うか解決しないような問題を敢えて提起してるんだから当たり前だった。 児童虐待のドキュメンタリー小説でも読んでいるような気分で、読後の余韻とか爽快感が全く無い。 読み応えはあるんだけど、何の為に読んでるかは自分でもわからない。そんな作品。 砂を噛むような気分を味わえる。 もしかしたら、これが人生の味なのかも知れない。 でも、木村学氏によれば、それでも世界を愛せる瞬間が、どうやら在るらしいので…。 作品全体の最終的な主張としては、やや前向きな物だったんじゃないかと思われますがどうか。 必要なものを自分で隠してはいけない。 辛くなるからと、目を背けてはいけない。 輝きは、小さな頃に夢見た物の中にある。 自分の中に自分の生きる意味を再確認しながら、疲弊して倒れて力尽きるまで、騙し騙し生きていくしかないのか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.09 20:08:48
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