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2010.03.19
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『星空のメモリア』感想 第四十二回

“???”編




メアの涙が畳針のようになって俺の心をグサグサと刺してくる。

思わず膝をつくほどの痛み。

俺はいつの間に、こんなにメアのことが好きになってたんだろ…。



※以下、ネタバレ注意


















































前回のあらすじ。

洋は夢の慈愛に触れて、他人に甘えられるようになった。


【12月4日】


夢の病室で一夜を明かした後。

洋は、夢を病院の外に連れ出す。


「歩きたい……子供の頃みたいに、夢見坂を登りたい」

夢の希望を聞き、二人で街を歩く。

洋の家の前を通り、学校の前を通り、展望台に続く坂道へと向かう。


「洋くんの家族には、会えない」

「近いうちに会えるかもしれないし、ずっと会えないかもしれない……」


それは、病気が治るまでと言うことか。

展望台での触れ合いの後も、夢の決意は揺らいでいない…。


展望台につき、二人で昔を懐かしむ。

洋は、膨れ上がる夢への想いを抑えることが出来ない。

「夢……俺の恋人になってくれ」

「俺はやっぱり、夢のことが……」


機を見て、けじめをつけようと切り出す。



「――――ごめんね」

「いくら洋くんが、私のことを好きだと言ってくれても……私は、洋くんを好きだと言えない」


再び、拒絶。

髪をかき上げて、切なげに言葉を吐く夢が美しい。


……これは洋の失点だな。

つい先日、「病気が治らない限り、洋とは恋仲になれない」と夢の口から聞いただろうに。


「洋くんはもう、優等生になれたから……私の仕事は、もうおしまい」

「次は、私じゃない誰かに、甘えるんだよ」


夢は、洋の助けを拒み、一人で坂を下りていった。

……だから病人を連れ回すなら、せめて最低限の責任を持てっての。

……。

結局、洋には夢の心を揺らすことは出来ても、動かすことまでは出来なかったということか。

「今の自分では洋を幸せにできない」という、夢の気持ちは変わっていない。

夢は、洋があまりにしつこいので、次善の策を選んだに過ぎない…。




病室に戻り、悪化する症状に苦しむ夢。

今日の一部始終を見ていたメアが、夢の元を訪れる。


「わたしは、あなたが嫌い……」

「洋くんを悲しませる、あなたが嫌い」


夢は、洋を愛するメアの気持ちを察した。

そうして、メアに「洋の助けになってあげて」と頼み込む。

「もう、時間がないんだよ……」

「このままじゃ……中途半端にしかならないんだよ……」

「だから、お願い……洋くんのことを好きなキミだから……託せるんだよ……」


苦しげに喘ぎながら、口から出てくるのは洋のことばかり。

……。

洋なんか、どうでもいい。

誰か夢のそばにいてやれ。

この娘を助けてやってくれ…。


……そういえば。

こんな時に、夢のご両親は何をしてるんだ?

都会に残ったという夢の両親が従事しているのは、死に瀕した娘がいても外せないような激務なのか。





「あなたはまだ、願っているの」

「洋くんに、自分のことを忘れて欲しいって、願っているの……」


問い掛けるメアの表情は悲しみに満ちている。

そんなメアに、夢は満面の笑顔で応える。

「願ってるよ……」

「昔も今も、変わらずに……」

「この願い事は、どんなことがあっても、変わることがないんだよ……」

「変わってしまうなにもかもの中で、唯一変わらない、私の永遠なんだよ――――」


……。

「この願い」とは何か。

それは、「早く元気になって、洋と幸せになりたい」という願いだ。

切ない。

切ないよ…。

もうわかったから、早く夢を助けてやってくれよ…。




展望台、夢に二度も拒絶されたショックが癒えず、途方に暮れる洋。

姿を現したメアは、ついに夢との“約束”を果たす。


「二度と、会わなければいい」

「洋くんは、彼女のことを忘れればいい」

「そして、また最初から、やり直せばいい――――」


言いながら、鎌を振り翳すメア。

洋は一切の抵抗を見せない……腑抜けたか。


そして、振り下ろされた鎌は正確に、洋の“悪夢”を貫いた。

洋の記憶を送り還した手応えを噛み締め、メアは悲しみの涙を流す。

流れた涙が、ゆっくりと頬を伝っていく…。


「わたしの役目は終わる……」

「わたしも還ることになる……」



メアとの“約束”を果たし、星に還ったかーくん。

彼と同じように、洋と夢との約束を果たしたメアも、何処かへと還ることになる。

メアは泣き笑いながら、洋に向けて、別れの言葉を口にする。


「ありがとう……」

「わたしと友達になってくれて、ありがとう……」

「あなたのおかげで、わたしは……ひとりでいなくなることはない……」

「あなたに見送られて、いなくなることができる……」



言い終わり、メアの表情が歪む。

笑顔が崩れて、悲しみが噴き出す。


「こうして……ばいばいできるんだよ……」










【一年と三ヶ月後、春】




!?



ちょっと待て、どんだけ飛んでんだ?

メアは?

夢はどうなった?






あれから一年と三ヵ月後。

ヒバリ校を卒業した洋は、展望台を訪れる。

メアとは、あれから一度も会っていない……。


「ごめんね、待った――――?」


そこで声を掛けてきたのは、私服姿の夢。

しかし洋には、彼女が誰だかわからない。

悪夢を刈られた洋には、夢の記憶がない。

夢はポカンとする洋の前で、寂しげな笑顔を浮かべながら、一方的に話し続ける。


「私はね、乙津夢っていうの……」

洋は思い出せない。

ただ、その名前を聞いて胸が疼くのを感じている。


「キミと再会できて、嬉しかった」

「私と遊びたくなったら、いつでも言ってね」

「私は、キミと一緒にいるのが、好きだから」

「きっと、いつまでも、変わらずに……」

「私は、キミが好きだから」



八年前、初めて会った時にも聞いた言葉。

言い残して、夢は去っていった。

……。

夢の病気は、治ったのか……?

しかし、ホスピスに押し込められるような重病が、こんな短期間で自然に治るはずが無い。


メアだ。

メアが夢を助けた。

確証はないが、そうとしか考えられない…。





二人は、まっさらな再会を果たした。

ここから、またやり直せばいい。

二人はここから、幸せになれる…。





……とでも、言いたいのか?

ファック!



なんて糞喰らえな結末。

身体中を蟲が這い進むような壮絶におぞましい違和感。

我慢ならない。

この結末を受け入れることは、この作品を限りなく無価値にするだろう。





星空のように、変わらない想いがあると聞いた。

その言葉は嘘だったのか。

忘れた方が幸せ、なんて御託を受け入れるのか。

想い出を“消費”して、幸せを得るのか。

メアの涙の意味を考えなくていいのか。






――――これで、いいの?


いいわけあるか!!




……。

…ここで“小河坂歌澄”か。



洋は答える。

わからない。


――――あなたは、納得できる?

――――あなたは、幸せ?




さぞかし幸せだろう。

思い通りにいかない現実、すなわち“悪夢”は永遠に取り除かれたのだから。



洋は答える。

足りない。

守るべきだったのに守れなかった彼女がいる。

夢がそこにいる。

だけど、メアがここにいない。


――――だけど、あなたは守れていない

――――それは、あなたの罪じゃない



答える。

だとしても、俺は諦めない。

諦めたくない。


――――じゃあ、どうするの?




助けて欲しい。

俺は、母さんに助けて欲しい。





「うん」

「あなたのことを、助けてあげる」



歌澄が姿を現した。

中学生の頃の、まだ“悪夢”を知る前の無垢な笑顔を浮かべた歌澄。


「初めて、甘えてくれたから」

「たとえ前だけを見つめていたって」

「私たちは、満ち足りる」

「それが、家族だから」

「私の、叶えたかった夢だから」




「あなたを、家族の光が届く地へ、運んであげる」


洋は光に包まれる。

映し出されるのは、カレイドスコープの情景。

“七夕伝説のような”、煌びやかな光。





学校。大河とレンが歩いている。


「今……大きな光を感じました……」

「とても……あたたかい……」

「まるで……家族みたいな……」



歌澄の光を感じ取るレン。

同時に、流れ星が一筋駆ける。


「お願い事……言うの、忘れました……」

「また、見えるさ」

「流れ星は、もう一度、流れるさ」



大河は……何も考えてなさそうだな。

この二人は、これで幸せなんだろう。





小河坂家。

詩乃さんが、歌澄の存在を感じ取る。


「姉さん……?」

「そこにいるんですか、姉さん……?」



歌澄は、懺悔する。

自分のわがままのせいで、みんなを不幸にしたこと。

自分が頼りないから、洋は甘えることができない子供に育ってしまったと。


「私も、何度も言ってると思いますよ」

「洋ちゃんが、姉さんを頼らなかったこと……それは、姉さんひとりのせいにはならないこと」

「一方だけじゃない、両方が歩み寄らないといけないから……」

「それが、家族だと思いますから」






場面が変わり、夜の展望台。

夢の胸に顔を埋めて、七年分の涙を流す洋。



「大変だったね、洋くん……」

「もう、泣いてもいいからね……」

「我慢しなくていいって、私が許すから……」



……。

既視感ってレベルじゃないぞ。


夢のぬくもりを感じながら、洋は決意を固める。

自分ひとりでは、届かない。

次こそは、相手をしっかりと見る。

差し伸べられた手は掴む。


もう二度と、手放すな――――




【12月3日】



……。

…………。






【12月3日】






時間逆行だと!?




……。

超展開だな…。

ここで唐突に人生リベンジアドベンチャーになるのか。







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Last updated  2010.03.19 05:41:18
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