がらくた別館　映画・漫画いろいろ日記

『ディープ・ブルー』、『ホワイトプラネット』、そしてＮＨＫスペシャル『プラネットアース』から続く映画です。
壮大な自然、そして消え行く世界。

公開から５週目、ＴＯＨＯシネマズ川崎の“ひどい腰痛持ちセレブ御用達”（by吉田君）のスクリーンで鑑賞です。(通常料金)
　　　　
北極。温暖化で氷が溶けるのが早くなり、生存が脅かされるホッキョクグマ。
極北のツンドラから熱帯、そしてアフリカ。
水を求めて旅をす象たち。子象を狙うライオン。
餌のない海で子育てをし、南極へと旅するザトウクジラの母子。
脅かされてはいるが、壮大な自然。弱肉強食の世界。

やはり、映像が圧倒的です。
カメラマンも粘って、粘って撮影したのでしょう。
自分も動物を撮ってみようと思ったことがあるけど…根気が足りなくて挫折。あれは並みの根気じゃ撮れません。

『ホワイト・プラネット』でやってましたが（『北極のナヌー』は見逃してしまい、ビデオも未見です）、北極の氷とホッキョクグマはかなり深刻なようです。
自然な気候変動で数万年単位なら進化で対応できるのかもしれませんが…

定点に設置したカメラでの映像がけっこう使われているのが印象的でした。
白夜や植物の生長のような日単位のものから、四季の移ろいのような年単位の撮影までありました。

特に迫力があったのは、オットセイを捕獲するホオジロサメの映像。
鈍重そうなホオジロザメが水面をジャンプする様子は凄いです。
たしか『ディープ・ブルー』ではシャチで似たような映像がありましたが、曲芸を見せたりするシャチち違ってホオジロザメですからね。

オシドリ、フウチョウ、オカバンゴ湿地帯のサルなどはユーモラスです。

渡辺謙のナレーションも良かったです。

とても良い映画です。
なんだかんだ言うよりも、一度観てください、という映画です。