超久しぶりに、日曜日の朝から¥1800払って映画鑑賞しました。
ソ連時代に製作された人形アニメで、全4話構成です。
ちなみにこのチェブラーシカ、オリンピックのロシアチームの公式マスコットになっているほどの国民的なキャラクターだそうです。
上映順に紹介します。
[第1話]
くだもの屋のオレンジの箱から出てきた謎の生物。起こしてもすぐに倒れるこの生物に、くだもの屋のおじさんは「チェブラーシカ(倒れる)」と名付けます。
おじさんは動物園を訪ねて引き取ってもらおうとしますが、正体不明なので引き取ってもらえませんでした。
チェブラーシカは仕方なく、リサイクル屋で客引きの仕事をしながら電話ボックスで暮らすことに。
一方、動物園で働くワニのゲーナは家に帰っても一人ぼっち。そこで、「友達募集」の張り紙を街中にしました。
その張り紙を見て、子犬のトーピク、少女ガーリャ、チェブラーシカや動物たちが集まってきました。
[第2話]
旅先から空港に着いたゲーナ。チェブラーシカに迎えに来るよう、電報を打ったが迎えに来ない。
家に帰ったゲーナは、チェブラーシカが字が読めないことを知ります。
ちょうど今日は新学期が始まる9月1日。ゲーナはチェブラーシカを学校に通わせることにします。
[第3話]
ゲーナとチェブラーシカは、街で活躍するピオネール(ソ連版ボーイスカウト?)の少年たちに仲間に入れて欲しいと頼みますが、入れてもらえませんでした。
仕方なく公園にいると、子供たちが危険な遊びをしています。ゲーナは子供たちの遊び場を作ります。
[第4話]
ゲーナとチェブラーシカは列車でヤルタに旅行に行こうとしますが、いたずら婆さんのシャパクリャクに切符を取られ、途中で列車を降ろされてしまいます。
2人は仕方なく、線路に沿って歩き始めます。
製作年は順に、1969年、1983年、1971年、1974年です。第2話だけ年代が後のせいか、第1話から続けて見るとちょっと矛盾があったりしますが、野暮なことは無しにしましょう。
動物園の動物たちが街に住んでいて通勤していたりと、ユニークな世界です。
そして、「正体不明」の動物を引き取らない動物園…これは風刺かな?あとは第4話の工場とか。
結構、小ネタも各所に散りばめられています。
チェブラーシカは素直でまっすぐ、ワニのゲーナは紳士です。
いたずら婆さんのシャパクリャクは、若干やりすぎの感はありますが、第2話では活躍。
各キャラクターや、街の雰囲気、乗物や小道具など、いい感じです。
うまく言えないですが、いい作品です。
旧ソ連とか、社会主義時代の東欧諸国など、結構芸術的なアニメ作品とかがあったりするものです。
この映画、配給は三鷹の森ジブリ美術館です。なんとなく納得。