観た人の評判がイマイチな映画ですが、最終日たまたま時間が合ったので鑑賞。
生物学者のヘレンは緊急事態として強制的に軍の施設に連れてこられる。
謎の天体が秒速30万キロで地球に向かっていると言うのだ。
ヘレンは同じように集められた科学者たちと一緒にニューヨークに向かう。
謎の球体はセントラルパークに着陸。軍や警察、科学者たちが見守る中、中から宇宙人が現れる。しかし、包囲する兵士の一人が発砲。宇宙人は倒れ、球体の中からはロボットが出現する。
ヘレンは宇宙人を治療しようとするが、宇宙人の表皮がはがれて中からは人間が現れる。その人間はみるみるうちに言葉をマスターし、「クラトゥ」と名乗る。
米政府はクラトゥを尋問しようとするが、失敗。クラトゥは脱走する。
脱走したクラトゥはヘレンを呼び出し、行き先を指示する。
一方、軍は球体とロボットに攻撃をかけるが撃退されていた。
予告編でストーリーが全て語られているとの評判でしたが、その通りでした。しかもストーリーがまんま直球でひねり無しです。
観ている間はそれなりに観れていたんですが、感想を書こうと思い出すと…いい感想が出てこない。
劇場の独特の雰囲気によるマジック?
俳優やシーンの一つ一つはそれなりに雰囲気はいいのだけど全体では…という、特に邦画の話題作に多いパターンでしたね。
ストーリーを別のものに言い換えると、
ヒーローがテロリスト撲滅のためにアジトに潜入して無差別攻撃を始めるが、テロリスト一味の母子の様子を見て攻撃を中止。テロリスト幹部を放置して帰国、
という感じ?
どうせなら、クラトゥが不幸な事故で撃たれたことでロボットが暴走、ヘレンたちによる献身的な治療で回復したクラトゥは…というストーリーの方が破綻なかったかも。
ストーリーとしては『ピューと吹く!ジャガー』と併映の『エト』の方がいいかな。
まぁ、クラトゥ役のキアヌ・リーブス。
こういう人であって人でないような役にはぴったりですね。
とりあえず話題作を観てみました、って感じです。
適当に流して観ればいいかも。