がらくた別館　映画・漫画いろいろ日記

今回も貯まっていた１０９シネマズのポイントで鑑賞。
中年パンクロックもの…とでもいうか、音楽コメディ映画です。

メジャーレーベル・メイプルレコード新人発掘部の契約社員OL、栗田かんなは契約切れ寸前に動画サイトでパンクロックバンド「少年メリケンサック」の動画を見つけ、衝撃を受ける。社長にその動画を見せたところ、契約延長、早速メンバーにコンタクトを取ることを命じられる。
サイトに記されていたベース担当のアキオ連絡先を訪ねたかんなの前に現れたのは、飲んだくれの中年男。サイトの動画は２５年前のものだったのだ！
かんなは社長にそのことを伝えようとするが、すでに全国ツアーの話まで出ており、伝えられない。
なんとかメンバーを集めたものの、解散コンサートの事故の後遺症でまともに話せないボーカルのジミー、痔で座れないドラムのヤング、凄く仲の悪いベースのアキオとギターのハルオの兄弟…
ついに名古屋でのツアー初日。しかしまともに演奏できず、ライブは大失敗。
しかしキャンセル料が発生するため、ツアーは続けなくてはならない。
かんなは親の店の軽バンに４人を乗せて全国を回ることになる。

いや～、宮崎あおいが弾けてました。
去年のＮＨＫ大河ドラマで主演の天障院篤姫を演じていたとは思えないほど。
表情豊かで、とても良かったです。
佐藤浩一とのやり取りも面白かったし。

ストーリーは２５年前のシーンを交えながら展開します。
ドキュメンタリーフィルム風にインタビューを交えながら。
ピエール瀧演じる怪しいオッサンの正体は…

少年メリケンサックのメンバーも
ロクでもない中年男のアキオ
今は農家で真面目だけど目つきが怪しいハルオ
なんかいい人？なヤング
２５年前からろれつが回らなかったけど、事故の後遺症でまともに話せないボーカルのジミー
このメンバーでライブを強行するのは…完全にギャグです。

ムダにさわやかな？かんなの彼氏でミュージシャン志望のマサル。
意味不明な歌とか、素で言ってるのか嫌味だかわからない励ましとか、これも凄いキャラ。
で、ラスト間際で変身します。

社長もなかなかいいキャラです。
で、レーベルのトップミュージシャン・テルヤの意味不明キャラには笑えます。

ヤングの額の傷→カップやきそばネタには笑いました。

真面目なハルオ。必死で練習して、若い者にバカにされたら本気で怒って。
若い頃との外見のギャップは一番大きいですが、目つきは鋭い。

アキオとハルオの不仲の原因は…

途中で少年メリケンサック、 完全復活。
でも…

かんなの彼氏・マサルの浮気発覚後に車の中での「さくら～さくら～さくら～」の合唱は爆笑ものでした。

最後も二人羽織？ギターとか、歌詞が明瞭になったりとか。
笑わせます。

もう、はじけた宮崎あおい。これが一番。
そして、細かいところまで笑えるネタが満載。
楽しい映画でした。