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カテゴリ:経済
私は根っからの自民党支持者というわけでもないが、過去20年と現状を見ているとトータルとして国政を委ねることができるのは自民党しかないので現実的に支持している。
で、野党だった時に自民党もよほど堪えたのか極めてストレートな主張と政策を訴えるようになり、結局3年ちょっとの間の民主党政権の余りの無能さとどうしようもなさに有権者の多数が気が付き政権を奪還した。 けれど奪還した、よかったというにはあまりにも問題が多くまたそれらを魔法のように杖一振りで解決するには日本は大きい。 だからこそまず経済からという自民党の選挙公約は正しく、また舵をその方向に切るのは本当の意味で間違ってはいない。 但し期待感で一時的に膨れ上がったかのようにみえる経済は実態を伴わなければ萎むのも早い。 理由は萎み慣れてしまっているからで、すでに世代1つ分萎んでしまっているから萎んだなりの小さな穴倉、もしくはそれなりの小さな毛布にまた潜り込んでしまった方が楽に思えるから。 ここに来て所謂「一服感」が出てきたのは萎みきった状態のままの伸びしろしかひとまずは用意できなかったからで、その伸びしろを新しく付け替えねばならないのだがそれに必要なものがまだ足りない。 一番足りないのは電力で、建築資材にしても何にしても今は電気なくば生産できない。 足りないといってもどこも停電していないだろうと言い張るのは国家経済を家計簿で語るバカくらいなものだからここでは触れないが、今以上の生産をし、かつ輸送し保管するこれら全部に電気、もしくは電気由来のエネルギーが必要で、例えば燃料の高騰も括ってみれば日本の電力事情が色濃く影を落としている。 もう一つは人で、これは技術者が主だが何故足りないかといえばこれも一世代ぶん丸々抜け落ちた産業教育も含まれる。 折角の技術者を保てず新たに教育もできず切り落としていったのは企業だけが悪いのではなくそれらをネガティブコストと見做した側にも責任がある。 日本では管理とかコストというと締め付けまた削らねばならないネガティブな用語になるのは悪いことばかりではないが、しかしそれだけで済ませた皺寄せが結局立ち上がろうとしたら筋肉も落ちていたというのが現状だ。 日本は大国で、元々のコストが高い。 それは営々と積み重ねまた要求されてきたからで、このコストをひたすら悪いものだと決めつけているまずここから切り替えられないと鈍重どころか立ち上がろうとして転ぶ可能性すらある。 まずは電力の安定供給ともう一つ技術の継承と保全、そしてもし原発を無くしたいのなら今再稼働しないとなくすることもできないという当たり前の話に多くの人、特に政治家が気づいてくれないと話が進まない。 産業の血液ともいえる電力供給が高い水準で保証されないと生産現場では計画も立てられないし企業は事業計画も建てられないしつまり金融も動かないのだ。 現に例えばここ北海道では冬になる前に済ませておきたいリフォームや建築の資材が足りていず、人も機材も足りないのでせっかくの仕事が回っていない。 回らねばお金にならないので人も雇えないということになっている。 すっかり錆びついてしまった大国の歯車を1つずつ回し末端まで行き渡らせるには良くて3年、まあ5年はかかると私は見ているが、それは電力供給をはじめとする土台があっての前提で土台が乏しいのにそこに大きなものを載せて回せというのはあまりにバランスが悪い。 誰が何と言おうと40年前国策として国民が享受したエネルギーの安定供給という土台の再構築があってこそこれからの経済成長なんじゃあないのかねと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.11.19 11:48:56
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