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2007.07.17
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カテゴリ:Iran

サラーム。


7月12日


午前中にエスファハーン行きの列車の切符を買いに出かけた。


THR2
近くの広場


宿の近くの旅行代理店に行ってみると、システムダウンしているので12時にまた来てくださいと言われたので、近くを散歩して時間をつぶした。


THR3
木曜日の昼下がりにショッピングを楽しむ女性たち


12時に行ってみると、まだシステムはダウンしたままだった。


仕方がないので、鉄道駅近くの代理店までメトロを使って向かった。


THR4
エアコンが効いていて快適なメトロ。しかし常に車内は混雑している


最寄の駅で降りて、地球の歩き方の地図を頼りにひたすら歩いた。




まだ着かない。


まだ着かない。


1本の通りが長い。

そして、どこへ行っても車やタクシー、市バスやバイクでごった返していて、なかなか道路を渡れない。

THR5
イランのバイク



な、なんと歩き方の地図上で、メトロの駅が1つ分ずれていた。。。。


これは致命的なミスだ。。。


早速、マシュハドホテルの情報ノートに書いておいた。



結局、50分ほど歩いて代理店に着いた。


汗だくに、しかも顔は空気の悪さで真っ黒になっていた。


テヘランの街中を50分も歩いてはダメだ。


しかも、この代理店もシステムダウンしていた。

もう1軒もダメだった。


結局、鉄道駅に行った。


インフォメーションで、切符は買えるか聞いてみた。


「今はクローズしているので、16時にまた来てください。」


2階の切符売り場に行ってみると、確かにここでもシステムダウンしていた。
ちなみに、この売り場に一切の英語表記はなかった。


困り果てたイラン人の群集が待ちくたびれていた。


2時間半待ってみることにした。




そうしたら、30分後くらいに人込みが動き出した。


どうやらシステムが復旧したらしい。

みんなが我先にと、列に割り込む。


整理券を持って主張する人。

勝手に割り込む人。


そして、私はパスポートを片手に

「ジャポーン、エスファハーン!!」


そう言って、強引に入りこみ直ぐに切符は買えた。


列に並んでいては何時間かかるか分からなかった。


イラン、またはこのような国では外国人、とりわけ日本人を優遇してくれることがあるということは事前に把握していた。




しかし、その直前にその混乱の様子を写真に収めたことを、ちょっと怪しいイラン人が警察に伝えたらしく、ペルシャ語で


「お前、写真撮っただろ!?」


みたいなことを警察官に言われた。


彼は怒っていた。

ペルシャ語が通じないので、なおさら怒っていた。



「す、すいません。分かりました。写真は撮りません!!」


「あとで、1階のポリスオフィスまで来い!」

やばいことになった。。。




このまま、刑務所行きか。。はたまた国外退去処分か。。


まだイラン2日だぞ。。







写真を撮った自分も悪いが、わざわざ密告する麻薬中毒又は精神病のような顔をしたイラン人も。。


切符を買い、その後その画像をこっそり消去した。




そして1階の彼の所に行き、パスポートと購入した切符を差し出した。




意外にも、インフォメーションに行って、英語で書いてもらいなさい、みたいなことを言われた。

そう、イランの切符は全てペルシャ語表記なのだ。


そして、彼の所に戻った。



すると、何のチェックもなかった。


駅の入り口で見張っている仕事が忙しいのか、ペルシャ語が出来ないからか、はたまた日本人だからなのか、このまま即開放となった。


「ヘイリーマムヌーン!」

そう言って、駅を後にした。


しばし、駅前広場で考えた。



助かったなー。



でも、心の中では、また写真が撮りたい気持ちだった。



撮りたくなるほど存在感のあるテヘラン鉄道駅。



しかし、彼に再び見つかると今度こそ大変なことになるので、ここは我慢して自重した。





ホッとした。

一時は最悪の事態を想定した。


しかし、何事もなかった。

ラッキーだったのか!?



写真1枚で大変なことになる国・イラン。




なんだか波乱の予感がしてきた。





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Last updated  2007.07.18 00:12:10



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