人気blogランキングへ
アルバム名と曲名/『Spyro Gyra』(試聴出来ます)
【スパイロ・ジャイラについて】
スパイロ・ジャイラは
1977年にアルバム「Spyro Gyra」でデビューした今年で活動歴28年を迎える息の長いフュージョン・バンドである。そして2枚目のアルバムとして発売されたのが、今回紹介する「Morning Dance」である。
元々はグループとしては、アルバム録音時にセッションマンを招いていたが、このアルバムのヒットにより3作目以降は基本的にはグループでの録音となった。
【フュージョン史上に残る名曲】
1979年に発表された同名アルバムの1曲目に収録された曲で、
一度聴けばどこかできっと聴いたことのある曲だと思うはずだ。テレビのBGMなどでさり気無く使用されているし、街の中でもBGMとして度々耳にする。
このグループのサウンドの特徴として、
リーダー格のジェイ・ベッケンスタインのサックスが筆頭に挙げられる。更に、ヒスパニック系(スペイン語系移民)のメンバーも在籍する影響か、
ラテン風のサウンドとの融合がサウンドの中核となる。
この
「Morning Dance」はイントロでカリブ海のトリニダード・トバゴの民族楽器でもある「スティール・ドラム」から始まり、その後にジェイ・ベッケンスタインのサックスが華やかに入る。キーボードの優しい音色、アコギ、マラカス、ベース、木琴などが一体となり見事に融合している。
フュージョン史上に残る名曲とは正にこの曲のために有る言葉だと言っても過言ではない。
こうして演奏とアレンジと、この曲を作ったジェイ・ベッケンスタインの能力には敬意を評したい。この曲を朝のお目覚めソングとしてかけたら、まさに爽やかな一日が保証されると言っていいだろう。
【現在も活動中】
グループは現在もコンスタントにアルバムを発表し、現役バンドとして活動中である。こうした名曲を発表すると「一発屋」としてその後の活動も尻すぼみになるケースがあるが、このグループはそういう事もなく立派に活動している。
メンバーも若干の入れ替わりがあったものの、リーダー格のジェイ・ベッケンスタインは相変わらず健在である。
【バック・ナンバー】
1.ボズ・スキャッグス「We Are All Alone(二人だけ)」(1976)
2.ウィングス「Band On The Run」(1973)
3.レッド・ツェッぺリン「Stairway To Heaven(天国への階段)」(1971)
4.ロバータ・フラック「Killing Me Softly With His Song(やさしく歌って) 」(1973)
5.イーグルス「Hotel California」(1976)
6.クイーン「Bohemian Rhapsody」(1975)
7.バグルス「Video Killed The Radio Star(ラジオスターの悲劇)」(1979)
8.ビリー・ジョエル「Tell Her About It(あの娘にアタック)」(1983)
9.ザ・シュープリームズ「You Can't Hurry Love(恋はあせらず)」(1966)
10.ア~ハ「Take On Me」(1985)
11.ボビー・コールドウェル「Special To Me」,「What You Won't Do For Love(風のシルエット)」(1978)
12.デレック・アンド・ザ・ドミノス「Layla」(1972)
13.エア・サプライ「Lost In Love」(1979)
14.クリストファー・クロス「Sailing」(1979)
15.マイアミ・サウンド・マシーン「Conga」(1985)
16.ジョン・レノン「Jealous Guy」(1971)
17.10CC「I'm Not In Love」(1975)
18.シャニース「I Love Your Smile」(1991)
19.マライヤ・キャリー&ボーイズ・2・メン「One Sweet Day」(1997)
20.ワム!「Last Christmas」(1984)