ツール・ド・愛知用水
こんにちは、チャリダーです皆さん、愛知用水をご存じですか愛知県を縦断し、知多半島の南知多町へ続く約112kmの用水です大きな川がなく水不足に悩む知多半島へ水を届けるために、1961年に通水されましたこの愛知用水は木曽川から水を引いており、その取水口は八百津町にあるんです八百津から引いた水が、どこへ行くのか気になりますよねということで、12月某日、用水の終点である愛知県南知多町の「美浜調整池」まで行ってみました6時八百津町伊岐津志の取水口を出発します(写真が暗くてスミマセン)今日は愛知用水の主要な調整池に立ち寄り、美浜調整池を目指します最初の目的地は犬山市の入鹿池です日の出前で気温は3度、寒い7時自転車を漕ぐこと1時間入鹿池に到着しましたここまで約23km入鹿池は江戸時代からある人造のため池で、元々は愛知用水とは独立していましたが、2005年に愛知用水の調整池として接続されましたここで持参した補給食を食べます「栗ぃむ大福」です前日に八百津の「梅屋」さんで購入しましたしっとりしていて美味しいですボリュームもあり、自転車のお供に最適ですよ次は日進市、みよし市、東郷町にまたがる愛知池を目指します9時10分春日井市、尾張旭市、瀬戸市、みよし市を越えて到着です市街地を走ったため、信号や交通量が多く時間がかかってしまいましたここまでの走行距離は約63km全体が約120kmなので、折り返し地点です水が流れ込んでいました木曽川からの水かなここでは「栗きんとん」をいただきますホクホクで美味しい3つ目の目的地は、知多市の佐布里(そうり)池です豊明市、大府市を走りますが、西からの風がとても強く心が折れそうです漕いでも漕いでも進まない見てくださいこのノボリ写真では伝わりづらいですが、とんでもない風でした11時疲労困憊で佐布里池に到着なんと池の水を抜いて工事中でした耐震補強工事を行っているそうですこんな光景はなかなか見られませんね強風により心身ともに疲弊していて、ここで今回の旅を終わらせようか迷いますしかしここでやめてしまうと、全国3000万人のやおツーリスト読者を裏切ることになってしまうポケットに残しておいた「栗ぃむ大福」「栗きんとん」の両方を食べ、エネルギーをチャージ終点の美浜調整池へと向かいますこの時点で走行距離は約90km、残り約30kmです知多半島を南下します風の影響は少なくなり一安心……と思いきや、アップダウンの連続です「味覚の道」、「ふるさとロード」、「すいせんロード」・・・やさしい名前とは裏腹に、平坦な区間がほとんどない厳しい道でした足が攣りそうになりながら上り、下りで休憩しながら一つ一つ坂を越えていきますここで初めて愛知用水と並行して走ることもできました12時40分ゴール美浜調整池はいままで見てきた池とは異なり、小ぶりで人工的な池でした八百津を流れる木曽川の水がここまで運ばれているんだと思うと感動しました今のようなコンピューターのない時代に、これだけの長い用水を設計、施工した先人たちの偉大さをしみじみ感じました今回の旅は合計121.85kmでかかった時間は6時間40分、自転車で走っていた時間は5時間10分でした知多半島に住んでいる自転車乗りの皆さん、愛知用水遡上ライドなんてどうですか愛知用水について、詳しくは(独)水資源機構さんのウェブサイトhttp://www.water.go.jp/chubu/aityosui/をご覧ください