いぐねの日記

12日から４年に一度のアジア版オリンピック「アジア大会」が開かれます。
２年後の五輪メダルが期待されるアスリートを今回、紹介します。
まず一人目は、トライアスロン女子でアジア勢最高の世界ランキング9位の足立真梨子選手です。
足立選手の昨季のランキングは31位。
今季は９位と飛躍しました。
昨年は右足首の故障に泣きましたが、
今季初戦の４月の世界選手権では、けがが癒え、いきなり４位に入りましたここから才能が開花、これからの大会が楽しみになりました。
足立選手は、かつて競泳の選手としてアテネ五輪銅メダルの中西悠子さんと練習を積んできましたが、
大学２年時にトライアスロンに転身。
初出場の沖縄・石垣島の大会で一般の部を制し、新たな競技人生がスタートしました。
その後の大会中、自転車で転倒。左手首を骨折し、恐怖心が止まらなくなったり、父親が56歳で亡くなったりと心の傷が広がり、一時、競技から離れました。
復帰のきっかけは現在所属するトーシンパートナーズチームケンズの飯島健二郎監督だった。飯島監督が大阪の実家に来て線香をあげてくれたこと。
「つらい時に私を気にかけてくれる人がいた」と心を洗われ、飯島監督率いるチームで練習に打ち込んだ。
今回のアジア大会で金メダルを狙い、その次にあるのはロンドンでのメダルだ。
精神的にもたくましくなった足立選手の活躍を期待したい。
足立真梨子（あだち・まりこ）プロフィール
◇先年月日　1983年7月21日
◇出身地　大阪府枚方市
◇出身校　太成高ー同志社大
◇身長　162cm