カテゴリ:企画・企画書のヒント
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。
あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。 そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。 しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。 なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。 ●なぜ、英語学習は、英文→訳文とたどるのか? 英語とは、まず理解するものととらえているからである。 <見方> ビジネスマンとしての能力を高めるために、今さらながら英語の勉強をしている。 仕事を広げていきたい、より言葉のプロでありたい、やはり英語ができるとかっこいい、といういくつかの理由がある。 そして、何かを始めるのに遅いということはないと思っているからだ。 それでも、日頃、英語ができなくて不便ということもないから、見につくスピードは遅い。 しかし、不思議なもので、英語をやっていることを知っているわけないのに、英語の企画書を作成する仕事がきたりする。 それも、特に英語で作ってもよい、作らなくてもよいというゆるやかな条件で、今の私にはぴったりである。 そういうめぐりあわせはあるものだ。 こういう仕事を重ねていくと、英語の企画のプロになれる。 話が少しズレたが、始めたのは5月から、やっているのはNHKラジオのビジネス英会話である。 といっても、ラジオを聞いているわけではない。 NHKが2007年度いっぱい実験的にやっているインターネットのMedia Player放映版で聞いている。 これは便利である。 毎日決まった時間ではなく、いつでもやりたいとき、仕事の合間でも聞ける。 ラジカセのスイッチを入れたり、カセットを操作したり、録音をセットする必要が一切ない。 ラジオでやっている前の2週間分があるので、聞き逃しがない。 おまけにテキスト代ひと月350円しかからない。 キャスターの杉田敏とアシスタントのクリス松下もよい。 だからこそ、半年以上続けられるのだ。 インターネット放送は格段に利便性が高い。 これをやっていると、時間を決めたラジオという価値は、どこにあるのだろうと思う。 この試みが実験だけで終了してしまえば、まさに時代への逆行であろう。 ところで、英語学習である。 英語は、テキストも、放送も、流れとしては、英文→訳文という流れである。 英語を聞いて、読んで、それを日本語としてとらえる。 でも、いつもこの流れだけなのは間違っているのではないだろうか、と私は思っている。 ためしに、逆をしてみる。 まず、日本語を読む、それから、英語を聞く、読むのである。 そうすると、何が違うか。 英語→訳文だと、最初の英語はわからない、そして、訳文から英語をとらえようとする。 そうすると、英語がますますわかりづらいものになる。 訳文→英語だと、訳文はもちろんすぐにわかるし、英語もわかるようになるのである。 あ、そういうふうに言えばいいのかということがわかる。 つまり、英語→訳文だと、英語は、わかりづらいもの、ととらえてしまう。 そこには、英語とは理解するもの、言葉とは理解するものという認識がある。 ところが、訳文→英語は、英語は、ああ、そういうのか、そういえばいいのか、英語ならそうしゃべればいいのか、というようにとらえる。 英語をそういうふうにしゃべればいいと納得できるのである。 この違いは大きい。 わかりづらいと、そういうものだと納得できるは、行って帰ってくる違いがある。 読者の方は、ぜひ、この両方を試してみてほしい。 どちらが楽しいか。 やはり、楽しくないと続かないのである。 とはいえ、「英語とは理解するもの」が間違っているわけではない。 私は、訳文→英語に比重をかけながら、両方やるほうがいいのではないかと思う。 そうすることで、しゃべることに重点をおきながら、理解する力もつけられるわけである。 これは、企画にも通じることだ。 逆のプロセスを考え、逆から考えてみる。 そうすることで、よい企画が生まれることがある。 ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行 企画書作成サービス 事業企画書書き方事例 企画書書き方事例集 本を実際に出版できた出版企画書 企画・企画書Wiki 企画書サンプル 企画・企画書用語集 ↓ヘレナルビンスタイン ラッシュクイーン ウォータープルーフマスカラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.12 09:30:13
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