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Manachan's World-東京下町日記

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2005年09月21日
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カテゴリ:大連の暮らし
ここ大連では、すでに多チャンネルのケーブルTVが普及しており、香港からチベットまで、中国各地のTV放送を楽しむことができます。が、CCTV-9など一部の例外を除き、ほとんど100%が中国語による放送なので、外国人にはなかなかつらい。

では、海外のTV放送を直接受信できるのかというと、残念ながら現時点では、一般の中国人家庭で海外のTV放送を直接受信することは、法律・法令等で禁じられているようです。ですが嬉しいことに、外国人であれば、海外の放送を直接受信できるデコーダーを、中国の行政機関の許可を得た上で買うことができるのです。それがあると、米国のCNN、英国のBBS、そして日本のNHKをはじめとする、世界各国25局の受信が可能になるのです。

大連の場合、次の要領で手続きするそうです。

1) パスポート、中国のビザ、会社の在職証明を用意する
2) 大連市政府行政大厦の広播電視局または科技局に行き、「境外電視収視審批」という許可を得る(2~3労働日かかる)
3) 許可が下りたら、家のケーブルTVの受信カードを持って、北京街にある「大連天途電視網絡有限公司」に行き、ノキア製のデコーダーと交換してもらう(交換料金は約1200元。その他、毎月の受信料が約100元かかるそうです)

ま、面倒くさいし、決して安い買い物ではないけれど、それでも、NHKが受信できるメリットは大きい。日本の両親が来た時などは特に便利なので、早ければ来週早々にも、上の手続を行うつもりでいます。

もっとも、同じ大連市内でもホテルに滞在するとか、日本人の多い「博愛大厦」などに住むのであれば、すでにTVが海外放送受信対応になってるでしょうから、上記の手続きは必要ないでしょう。

あと、こんなこと言っちゃ実もフタもないんだけど・・・中国はなぜ自国民に対して海外TVの受信を禁止しているんだろう?

そりゃあ、今の政府が言論や報道の自由を全面的に認めてないからなんだけど(あと、これでも以前と比べて自由になったことは積極的に評価するけれど)、でも大連のような、比較的自由度の高い都市に住む外国人から見ると、

「外国からの投資とか商品経済の自由化はものすごい勢いで進んでいるのに」
「言論や報道の自由化は遅々として進まない」

というアンバランスが、滑稽に見えることさえあります。いまの大連人は(お金さえあれば)香港はおろか日本や韓国、東南アジアまで自由に旅行できる身分なのに、母国に帰ってきた途端に海外放送を合法的に受信できなくなる、ということ自体、矛盾ではないのか?要するに、大連市民の海外旅行を自由化しておきながら、海外情報を統制する積極的な意味がどこにあるのか?

おそらく、中国の為政者の想像する以上に、大連の人々、特に知識階層は、海外のことをよく知っているし、それと同時に国内マスメディアで得られる海外情報が過度に統制されたものであることを、肌身に感じています。例えばの話、私の会社の同僚は、こんなことを言っていました。

「中国に居る限り、石原慎太郎に対するネガティブな情報しか伝わってこないけれど、彼が東京都知事に再選されていることをみると、おそらく彼は、東京都民にとって有益なことをしているのだろう。」

また、この間乗ったタクシーの運転手は、もっと過激なことを言っていました。

「台湾では、複数政党制になっていて、権力の行使をお互いにチェックし合えるからうまくいく。そこへいくと、中国は共産党の一党独裁だから、チェック機能が働かず、その結果、汚職がひどくなる。今は汚職追放キャンペーンなんかやってるけど、仲間うちの間で取り締まったところで、途中でウヤムヤにされるに決まっている。」

結局、多くの人には物事の本質が見えているのでしょう。太古の昔から、中国人は賢い国民なのだから、情報を統制するよりも、彼らの賢さを全面発揮できるよう、情報や言論・精神活動を徐々に自由化していった方が、長い目でみて得策なのではないかと、私は思ってしまいます。

何はともあれ、一日も早く、NHKが見たい!!!





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最終更新日  2005年09月21日 21時53分10秒
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