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Manachan's World-東京下町日記

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2005年10月13日
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カテゴリ:大連の暮らし
今日、仕事が終わって家に帰ったら、うちの奥さんが、いつもより嬉しそうな表情をしていました。聞くと、余った段ボールとペットボトルをぎ回収業者に引き取ってもらったところ、しめて5元の収入になったという・・・。

5元というのは、日本円にすればわずか70円ですが、それでも大連の物価でいえば、500円くらいの感覚。「やった、一食分浮いたぜ!」という、束の間の幸せ感を味わうのに十分な額です。ちなみに、私の今日の昼メシは、卵焼き入りラーメン、一杯3元(42円)でした。

今日の臨時収入5元の内訳は、段ボールが3.7元(5キロ強)、ペットボトルが1.3元(小瓶9個+大瓶2個)でした。今回の回収業者の場合、段ボール買取は1キロ0.7元、ペットボトル買取が小瓶(500ml)で0.1元、大瓶(1.5L)だと0.2元の値段がつきます。そのうえ、タダで玄関先まで引き取りにきてくれるから、嬉しい。我が家の場合、ゴミ捨てるのは階段下りて外まで出ないとダメだから、資源回収はゴミ捨てよりラクなんです。

当地では、ペットボトルなど使い捨て容器のリサイクルだけでなく、ビール瓶のリサイクルも盛んです。中国のビール瓶は、日本と同じように、商品を買う時に瓶代を上乗せして支払い、返した時に払い戻すという、「デポジット方式」を採用していますが、違うのはその上乗せ額!日本でビールを買う場合、本体価格が300円くらいするところを、瓶代(上乗せ分)はわずか5円だから、「5円くらい、別に戻ってこなくてもいいやあ」みたいな気分になりますが、中国では(※個人商店でビールを買った場合)、ビール代が一本せいぜい2~3元のところ、瓶代が1元もしたりしますから、これは強力なインセンティブ!瓶代が本体価格の3割にもなれば、さすがの私も、絶対に瓶を返すぞ!って気になります。おそらく、回収率は限りなく100%に近いのでしょう。

近所の住宅街を歩くと、ゴミ箱をあさっている人々の姿をよく目にします。ゴミ箱の中から、ペットボトルとか鉄クズ、段ボールや廃家電
など、お金になるものを拾い集めている人々です。それを生業にしている人も、きっと多いのでしょう。排気ガスで濛々とする大通りで、自転車やリヤカーを引っ張って、廃品回収やってる人々の姿も、よく見かけます。

ところで、中国人のゴミ捨てマナーというと、現時点では決して、誉められたものではありません。そこらじゅうでポイ捨て、近くにゴミ箱があっても中に入れず、その辺に捨てたりする人もいるくらいで、ゴミの分別どころではありません。近所の川べりを歩くと、上流から下流まで、ポイ捨てされたゴミで一杯、という状態で、気が滅入ってしまいます。

散乱するゴミから資源物を拾い集めるのは、膨大な手間がかかると思われますが、それでも商売として成り立ってしまうのは、モノの値段に対して、人件費がまだまだ安いからなのでしょう。逆に、人件費の高い日本や欧米の場合、そうはいきません。日本では家電製品の廃棄に何千円ものお金がかかりますが、その大部分は回収にかかる人件費なのでしょう。逆に中国の場合、家電製品の廃棄は「お金になる」。こないだも、廃品回収業者のおっさんに、「あんたの家は、TVとか、冷蔵庫とか、捨てる予定あるか?うちは高く買い取るよ。もちろんタダで出張買取もする!」と言われたばかりです。

ですが、今後中国の経済発展が進んで、人件費が高くなれば、こういう商売も次第に割に合わなくなってくるのでしょう。そうなったら、日本とかドイツみたいに、廃棄する人が、どこまでゴミと資源物を分別できるか?これが問われてくるのでしょう。中国人のゴミ捨てマナーも、現時点より格段の向上が望まれます。

何はともあれ、安い人件費や豊富な回収業者(&安い環境保全コスト、再生資源を喜んで使う産業界)のおかげで、中国式の資源リサイクルシステムは、まだまだ健在のようです。





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最終更新日  2005年10月13日 08時38分45秒
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