3710408 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Manachan's World-東京下町日記

Manachan's World-東京下町日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

2024.5.7 18時締切 … New! 小場 三代さん

【4月運用成績】-1… かぶ1000さん

2024年4月29日(月) duke3さん

2024年4月 太陽計画さん

THE GAME OF LIFE むかついてきましたさん

コメント新着

オーティズム グリーン@ Re:祝・甲府物件取得!(07/31) soup yummy +10 social credit 鈴木ソ…
Bing Chilling@ Re:大連に行きます(08/03) Social credit +100 so based 鈴木ソフ…
Wake up from the public brainwashing!@ Re:楽しいノースカロライナ(03/19) In a world full of lies, deceitful tr…
久保田賢一@ Re:女性用下着モデル考(01/22) 楽天の女性インナーによく出てくモデル
Manachan@ Re[2]:消えた湾岸ナンバー(07/13) もとい…葛飾と松戸と市川は、それぞれ別々…
2008年02月25日
XML
カテゴリ:柏・東葛
先週の日曜日、茨城県は筑波山の麓にある、「真壁(まかべ)のひなまつり」に行ってきました。真壁は、石材業の中心地として江戸時代から栄えた街、今なお、蔵の多い、味のある町並みが残り、街中がひなまつり一色で、素晴らしい雰囲気でした。

3月3日には、街中を流れる清流「山口川」で、「流しびな」をやるそうです。東京からだと、ちょっと遠いけど、娘を連れて、是非、また行ってみたいです。

----------------------

真壁から柏の実家に帰る途中に、「つくば市」を通りました。そう、世界有数の研究学園都市として有名な、あの「つくば」です。

つくばには、久しぶりに行ったのですが、いつの間にか都会になっていて、驚きました。つくば駅周辺は、百貨店、飲食店、マンション、アパートがびっしり並んで、まるで東京近郊のよう。それでいて、計画都市ならではの、日本離れした広い車道と、10数キロにわたって、きれいに並んだ街路樹も圧巻でした。

特に、筑波山に向かって、まっすぐに伸びる、片側2車線の学園西大通りを走った時などは、「ここは、アメリカのバージニア州か?」と思ってしまうほど、雄大でスケールの大きい風景が広がっていました。

私は、今から20数年前、「つくば」という都市が出現する前の情景を知っています。この広大な地域が、谷田部町、桜村、豊里町、大穂町などと呼ばれている頃は、本当に何もない田舎で、田んぼと畑と森と、農道と大村昆の「ボンカレー」の看板くらいしかない所でした。だから、目覚しい変貌ぶりに、ただただ驚くばかりです。

あと、つくばで一番感動したのは、インド食材店と、品揃えが豊富なこと。インド人街といわれる江戸川区西葛西でも滅多に手に入らない、10kg入りのアタ(インドの小麦粉、クッキーなどを作るのに使う)が、つくば市では簡単に手に入ったのです!つくばには、インド人を含めて、世界中の研究者やその家族が多く暮らしているのでしょうね。

つくばは、これまでは研究学園都市として、発展してきたわけですが、これからは技術や知の集積を活かした新産業、新雇用の創出という方向へ、シフトしていくのでしょう。これまでは、膨大な知の蓄積がある割に、産業が発展してこなかったわけですが、つくばエクスプレスの開通により、都内からのアクセスは格段に良くなり、都内に住みながらつくばで仕事するライフスタイルも可能になりましたから、これからは、状況が変わっていくのでしょうね。

----------------------

ひるがえって、我が東葛の将来を考えてみます。ここでは、つくばエクスプレスの通る、柏・流山地域(東葛飾北部)を、主に念頭に置いています。

柏・流山地域は、東京(秋葉原)と、つくばを結ぶ直線上にあり、かつ、両者からほぼ等距離という、立地条件にあります。ここからつくばエクスプレスに乗れば、秋葉原にもつくばにも、ともに30分で着きますし、また両者を結ぶ常磐高速のインターも、柏と流山のどちらにも存在し、クルマでのアクセスも非常に良い。

これは世界的にみても、非常に面白い立地だと思います。ないしろ、世界最大の人口・経済規模を持つメガロポリス(東京)と、世界有数の研究施設集中エリア(つくば)のちょうど中間にあるのです。考えようによっては、とてつもない「世界でピカイチの好立地」になりえます。

東京と、つくば。このインパクトの強い両都市の間に鉄道が通り、最速45分で結ばれますから、その間にあって中途半端な柏・流山は没落する、という人もいますが、私はそうは思いません。なぜなら、柏・流山地区には、東京にも、つくばにもない、独特の地域資源があるからです。

まず、柏・流山にあって、つくばにないものといえば、個性ある都市集積の魅力でしょう。この地域には、柏駅前、流山おおたかの森、柏の葉という、それぞれ個性の異なる3つの都市が存在します。柏駅前は、千葉県北部随一の商業都市。流山おおたかの森は、今後、良質住宅都市、生活文化都市として発展する可能性があり、柏の葉は、大学のキャンパスを活かした学園都市、あるいは新しい産業の街として、ブレイクする可能性を秘めています。

また、柏・流山エリアには、東京大学、千葉大学、東京理科大学という、それぞれ得意分野を異にする大学が3つもあります。東京大学は、宇宙線研、物性研などの先端科学が中心、千葉大学は環境、園芸などの「ロハス系」が中心、東京理科大は、薬学、生命科学など、「ライフサイエンス系」に強い。この理系3大学が至近距離にあるのです。その上、柏の葉エリアには、科学警察研究所、国立ガンセンターなど、国家級の研究機関も集積しているのが面白い。

一方、柏・流山にあって、東京にないものは何か?それは、広大な未利用地です。流山おおたかの森にせよ、柏の葉にせよ、都内では想像もできないような、贅沢な土地の使い方が可能です。真っ白なキャンバスに、自由に絵を書くように、今後、新しい街づくりが行われていく土地なのです。

----------------------

東京、つくばの中間地点という立地、3理系大学の存在、個性あふれる3都市、広大な未利用地・・・こうした、ユニークな地域資源を活かして、柏・流山の地に、新しくて力強い産業を興していくには、どうすればいいのか?

私は、そのアイデアを豊富に持っているわけではありません。皆さんのお知恵を借りながら、一緒に考えていきたいと思っていますが、まず我が愚考をいくつか。

まずは、世界的なIT企業、ハイテク企業を、柏・流山エリアに誘致するのはどうでしょう?ここには日本でもトップクラスとよばれる、3つの理系大学があり、卒業生が毎年、豊富に供給されます。かつ、この一帯の地価は首都圏でも最安水準、かつ秋葉原まで直通25~30分という近さ、つくばの研究機関にも30分で到達、成田空港にも近く、自然環境も豊か・・・海外のハイテク企業にアピールする要素は、非常に大きいのではないでしょうか?

余談ですが、私は世界最大のIT企業で、6年間働きましたが、I社に限らず、欧米系の大手IT企業のオフィスは、都会の真ん中ではなく、郊外の緑豊かなエリアに位置するのが普通です。豪州シドニーで働いていた時は、都心部から30kmも離れた、「カンバーランド州立の森」のなかにある、素晴らしい自然環境のなかで働いたものです。日本でいえば、東京都心では無理ですが、柏・流山なら、それに近い自然環境が手に入るのです。

また、「新しい街づくり」がこれから行われる土地、という特徴を活かして、建築設計・デザイン産業を誘致するのはどうでしょう?この地では、都会の再開発みたいな面倒臭い問題抜きに、広大な空き地に、斬新なデザインの建築物、構造物を、比較的自由に(と言っては語弊がありますが)建てられるのです。日本の設計力、デザイン力は世界一流といわれますが、柏・流山の新しい街並みと溶け合うような、ユニークでランドマーク的な建築物が続々とできれば面白い。またそれは、工業デザインなど、産業の裾野を広げていくことにもなります。

柏・流山にとって、惜しむらくは、米国サブプライムショック後の拙い経済運営もあって、日本の景気が後退局面に入る可能性が高くなってきたことですが、そうであればなおさらのこと、海外投資マネーの当エリアへの誘導を、今から戦略的に図っていく意味があるのではないでしょうか?

今のご時勢、なにも、国境線にこだわることはないのです。柏という街は、とっくの昔に、千葉県の県境を大きく超えて、一都三県に大きく商圏を広げてきた、「プチ・コスモポリタン都市」なのです。それも、千葉県の力を借りることなく、自らの努力と才覚と時の運で、利根川や江戸川の向こうの買物客を呼び込んできたのです。その柏が、本当の国境を越えて「コスモポリタン都市」になるのは、わけないこと。少なくとも、千葉県のどの都市よりも、その適性があるはずです。

少し考えれば、東京へ至近距離、安い地価、高い所得水準、豊富な理系人材、つくば研究都市へのアクセス、広い未利用地、緑豊かな自然環境、柏駅前の大規模商業集積・・・柏・流山には、海外の投資家をひきつける要素が溢れているではありませんか?

つくばと東京の間、ここは世界でもピカイチの好立地。うまくプロモーションして、投資・産業創出のサイクルをうまくつくることができれば、柏・流山は、そして東葛は、「今後100年の繁栄」を手にすることだってできるのです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年02月26日 02時16分26秒
コメント(9) | コメントを書く
[柏・東葛] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.