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Manachan's World-東京下町日記

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2009年12月17日
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名古屋の郊外・愛知県一宮市で、不動産オーナーになることが決まりました(12/12の日記「尾張一宮で物件調査」)。

つい先ほど、私の入れた買付価格で、家主と合意が取れました。今後は、売買契約書へのサインが今年末、来年1月末までに引渡し・・・という段取りになります。日本国内では、千葉県柏市、福岡市に続き、これが3軒目の自己所有物件になります。

私としては、名古屋都市圏の物件を、納得のいく価格で仕入れられて満足です。これからは順調に、収益を上げて欲しいと願っています。




私は、一宮市とは、不思議な縁があります。

昨年、前の勤め先(インド系IT企業)にいた時、チームメンバーとして採用した男が、一宮市の出身です。実は昨日も、彼と新橋で痛飲したばかり・・・一宮出身者と飲んだからこそ、私はこの物件をゲットできたのかもしれません。

そしてもう一つは、私の出身地・千葉県柏市と、愛知県一宮市との、不思議な共通点です。お互い、大都市の衛星都市であり、商都であり、さらに面積、人口、市町村合併の時期も、ほぼ同じなのです。

【面積】
柏市 114.90km2  一宮市 113.91km2

【人口】(2009/12/1現在)
柏市 397,690人  一宮市 385,637人

【市町村合併の時期】
柏市  2005/3/28  沼南町と合併
一宮市 2005/4/1  尾西市、木曽川町と合併

【近隣の大都市】
柏市 → 東京 30km
一宮市→ 名古屋 17km
(東京圏と名古屋圏のサイズの差を考えれば、柏と一宮の「郊外度」はほぼ同じ)



ついでに言うと、年齢別人口構成まで、両市は瓜二つです。つまり、若者比率も老人比率も、両者ほぼ同じということです。




そこまで共通点の多い両市ですが、中心市街地の賑わいだけは、雲泥の差があります。

クルマ社会の進んだ名古屋圏にあって、一宮の中心市街地は、郊外型ショッピングセンターに客を奪われて、空洞化が進んでいます(12/14の日記「昭和な風景」)。一宮の駅前に、本町商店街というアーケード街があるのですが、お店の約3分の2は閉店ないし開店休業の状態で、完全にシャッター街になっています。

一方、柏の中心市街地は、一時期より客足が多少衰えたとはいえ、いつも賑わっています。ざっと見て、柏には一宮の10倍ほどの買い物客がいます。街の規模はほぼ同じなので、客単価が同じとしたら、柏の方が10倍儲かるわけで・・・実際、柏の市街地で、閉店・開店休業状態の店舗は、ほぼ見当たりません。ほぼ100%稼動している状態です(2008/3/24の日記「柏二番街の挑戦」)。

しかも、柏の街を歩くのは若い世代が多く、特に女性が多い。男女比率はざっと見て、6:4~7:3で女性の方が多いので、雰囲気も自然、華やかになります。おしゃれして街を歩く若い女性は、本当に人生を謳歌しているようで、見ていて楽しくなってきます。

柏の駅前は、ストリート・ミュージシャンの聖地。駅の改札を出ると、いろんな方角から音楽が聞こえてきます。思えば、爆風スランプに始まり、サムシングエルス、奥華子、といったアーティストも、柏の街頭ライブから巣立っていきました。若者が、音楽を通じて思い思いに自分を表現し、周りもそれを暖かく見守り育てる文化が、柏には以前からあります。

だから、私は思うのです。


一宮の駅前商店街を、柏みたいに賑やかにできたなら、どれだけ楽しいだろう


中心市街地の空洞化は、一宮だけでなく、全国各地で起こっています。その背景には、クルマ社会と、郊外型・ロードサイド型大型商業店舗の全国的な普及があるのでしょう。

ですが、人生の初めから終わりまで通して見たときに、クルマ乗ってショッピングセンターに買物に行くライフスタイルを、いつまで続けられるでしょうか?たとえばの話、高齢になれば、クルマの運転が難しくなります。それでも、クルマに乗らないと買物ひとつ満足にできないとすれば、そんな街は人間に優しいといえるでしょうか?

特に高齢者や、子連れファミリーにとっては、自宅から歩ける範囲に、暮らしのニーズを満たす各種の商店があって、教育施設や公園、医療施設などが一通り揃っている街こそ、住みやすい街だと思います。幸い柏の中心市街地は、その条件を全て兼ね備えており、老後もクルマ無しで、無理なく住める街です。

しかし今の日本では、そんな街が日に日に、消えつつあります。全国的に「ファスト風土」化が進んでいます。

こんな時代だからこそ、柏が街づくりのモデルとして、日本全国にアピールするのではないか?

柏モデルを、全国に売り込むことができるのではないか?




私は柏で生まれ、物心ついた頃にはもう、すぐ近くにある、途方もない大都会・東京の存在を意識していました。

東京には、魅力的な街がキラ星のように並んでいます。だから、東京圏の周辺部にある柏は、これまで背伸びばかりしていました。「吉祥寺みたいになりたい」、「下北沢みたいな街にしたい」・・・等々。

そんな願望のいくつかは、叶えられました。吉祥寺や下北沢と比べれば、まだまだ差は大きいけれど、少なくとも、「千葉県で一番羨ましい街」の一角に食い込むことはできました。

吉祥寺・下北沢あたりを目標に、より上を目指すことは、これからも続けなくてはならないけれど、一方で、中心街の空洞化に悩む全国の地方都市に向けて、「柏モデル」を発信することも、同じくらい大事ではないでしょうか。

「柏モデル」を移植したら活気が出そうな街。その一つが、一宮市だと思います。

一宮は、田舎や過疎地ではありません。超高齢化しているわけでもありません。名古屋から電車でわずか10分。交通の便は抜群に良く、人口は順調に増えています。柏とほぼ同じ人口規模の都市ですから、若者も、柏とほぼ同数いるはずです。

彼らの多くは、クルマに乗って郊外のショッピングセンターに行くか、あるいはJRや名鉄に乗って、名古屋駅に直行するために、一宮の市街地では余り見当たりませんが、いることはいます。彼らをどうやって、一宮の街に呼び戻すか。いかにして、街の賑わいを取り戻すか?

そう簡単に、答えの出る問題ではありません。が、柏が若者を呼び込むために、これまで営々と取り組んできたこと(古着屋の誘致、ストリートミュージシャンのコンテスト、アーティストのイベント、かしわインフォメーションセンター等)を、ただ猿真似するのではなく、一宮の風土・文化に合わせて換骨奪胎していくことが、まず必要だと思います。

そして、「仕掛け人」は絶対に必要でしょうね。一宮の街に根付いて、リーダーとして、いろんな動きを仕掛けて、ムーブメントをつくっていく人が・・・。

一宮は、毛織物産業で一時代を築いたこともあれば、名古屋名物「モーニング」(喫茶店の豪華朝食サービス)の発祥地でもあるし、最近では、ココ壱番屋のカレーを生んだ地でもある。人材や街の底力は、まだ十分にあると考えられます。


長い不景気でどんよりした日本に、もっと「柏」を・・・そして、

一宮の街に、もっと賑わいと華やぎを・・・





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最終更新日  2009年12月17日 23時47分27秒
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