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今回は、第1回 消しゴム・ワールドカップです。
何が始まるのか、見え見えですね。 最初に書いておきますが、各メーカーの方、悪気は無いのでご容赦を。 ちなみに第2回も、多分やります。 既にエントリー選手が増えてますので・・・。 では、選手の紹介です。 1番目は、消しゴムと言えば大阪生まれのコレ。 老舗の「SEED」製、「Radar」です。 流石は老舗、現在も日本製で製造されています。 老舗の意地が見られるでしょうか? 2番目は、これまた老舗。 「トンボ鉛筆」が誇る「MONO」。 ケースにはベトナム製の表記が・・・。 ベトナム製になってダメになったとは言わせません。 3番目は、老舗鉛筆メーカーのコレ。 「三菱鉛筆」の「UNI HIGH QUALITY」です。 某財閥と無関係で悪かったな。 ケースに製造国の表示がないですが、どこで作っているんでしょうか? 4番目は、ドイツ代表。 「Staedtler」の「Mars plastic」です。 「Mars」の名を冠する母国ドイツ生まれの消しゴム。 なんちゃってのOEM品でありません。 ここは、日本勢には負けられないところです。 5番目は、「PILOT」の「フォームイレーザー」。 知名度では劣りますが、筆記具メーカーの意地があります。 「MADE IN JAPAN」は伊達じゃない。 老舗に一泡吹かせる事ができるでしょうか? 6番目は、「PLUS」の「OMNI」です。 用意したのは2B-6Bに最適なタイプ。 オイラだって日本生まれ。 事務用品屋をなめるなよ。 と言うことで、今回エントリーした6選手の紹介でした。 では、いよいよ競技の開始です。 競技は、ブロックロディアとコーリンの鉛筆にご協力頂いております。 競技終了。 審判の主観的判定で、ワールドカップを手にしたのは「PILOT フォームイレーザー」です。 と終わったら、話が見えませんよね。 今回は、消しゴムの性能を比較する企画です。 B、3B、6Bの鉛筆で、紙を軽く塗りつぶして、その上を消しゴムで一往復して、消え方を比べました。 実際のところ、一往復くらいでは、消え具合は分からないので、暫く使ってみた印象も採点に取り入れています。 今回は柔らかめの鉛筆を使ってますが、硬めが得意な消しゴムもあるでしょうから、テストとしては不完全である事と、どの製品も良く消えると最初に断ってきます。 柔らかく濃い目の鉛筆やペンシル芯を好んで使う方には、参考になると思います。 結果を詳しくまとめると、Bでは、あまり差が出ませんでしたが、3B、6Bと柔らかくなると差が出てきます。 まず、「SEED Radar」と「トンボ MONO」は似たような平凡な性能で、この2製品より「UNI HIGH QUALITY」の方が少し消しやすいです。 「UNI HIGH QUALITY」の方が、素材がやや硬めなので、そのせいもあるかもしれません。 「Staedtler Mars plastic」は、一番ダメでした。 特に3B、6Bでは、黒鉛を引きずって滲ませる感じに、紙が汚れます。 少し力を入れると、比較的、綺麗に消せるのですが、ちょっと私には合いません。 しかし、カスが出難いので、その点は優れています。 質感も、他の5つの製品とは違いますね。 「PLUS OMNI」は、用意したものが2B-6Bと言うことで期待しましたが、実際、期待通りの性能を発揮してくれたと思います。 しかし、柔らかめの素材なので、個人的にはちょっと使い難いですね。 「PILOT フォームイレーザー」は、素材が硬めで扱いやすく、しかも良く消えます。 ただし、カスが沢山出るのが難点。 カスは、ある程度まとまるので使い難くはないと思います。 順位を付けると、 1位 PILOT フォームイレーザー 2位 PLUS OMNI 2B-6B 3位 UNI HIGH QUALITY 4位 SEED Radar、トンボ MONO 5位 Staedtler Mars plastic になります。 うーん、意外に老舗がダメですね。 1位から4位までは、それほど多きな開きがあるわけではありません。 しかし、「PILOT フォームイレーザー」と「PLUS OMNI」は、消し易さで、突出しているように感じます。 「Staedtler Mars plastic」は、他の5つの製品とは、ちょっと違う感じがします。 柔らかめの芯が好みの方には、テストした6つの製品の中で、唯一、オススメ出来ない製品です。 結論。 「PILOT フォームイレーザー」の1トップで、1次リーグ突破。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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