カテゴリ:旅のお話
定刻より1時間半遅れてロスアンゼルスを離陸した飛行機は、一路ソルトレイク・シティへと向かいます。
「さぁ、これで美形レインボーや、ブラウン、カットスロートの待つ、ビッグスカイ/モンタナへ!」と、期待も大きく膨らみます。 そしてソルトレイク・シティが近付いてきた機内で、案内放送が流れます。 「当機は、ロスアンゼルス国際空港を1時間半遅れで離陸したため、ソルトレイク・シティへの到着が遅れます。乗り継ぎのある方は、乗り継ぎ便の離陸時間をご確認ください。」(もちろん、英語のアナウンス…必死に聞いていましたが、ホントは全く違うことを言っていたのかもしれません。^^;) 手元の案内を見ると…なんと、定刻到着するとして、乗り継ぎの時間の余裕が1時間のみ! 間に合うのか?! 慌てて、フライト・アテンダント(当時はもちろん、スチュワーデスと呼んでいましたが…)を呼び、苦手な英語で身振り手振りを添え、状況を説明します。 早口の彼女の説明を、必死で何度も問い返しながら聞いていると、どうやらギリギリで間に合うと言っているらしい…。 しかし、乗っている飛行機が到着する時刻と、乗り継ぐ飛行機が離陸する予定時刻が同刻(!)とのこと。 連絡は付いているので、「アナタが走れば間に合うよ!」と、ウィンクしています。 …って、おいおい走れってか?! ソルトレイク・シティの空港に着陸し、飛行機がゲートに到着する直前に、さきほどのフライト・アテンダントに手招きされました。 なんと、一番に降りて走れと… 彼女に背中を軽く叩かれ走り出すと同時に、空港の係員のオニーサンが「こっちだ!」と一緒に走って先導してくれます。 なんと、空港関係者しか通れないはずのルートを使って、最短ルートで最終目的地モンタナ州・ボーズマン行きの飛行機の待つ(待っているはず)搭乗ゲートへと走りました。 目的の搭乗ゲートに辿りつくと、ビシッ!とした制服に身を包んだヒゲ面のおじさんが、にこやかに出迎えてくれました。 「こっちだ!良く来たな!さぁ、乗った乗った!」 空港の係員のオニーサンへの挨拶もそこそこに(それでも彼は、親指を立ててウィンクして見送ってくれました)飛行機に飛び乗ります。 すると、驚いたことに周囲の乗客、乗員が笑顔で拍手して迎えてくれるではありませんか。 これはアメリカの国民性でしょうね。 感動しました。 そして、いよいよビッグスカイ/モンタナへ! 機内放送の、キャプテンの声を聞いてビックリ…さっきゲートで出迎えてくれた、ヒゲ面のおじさん… ボーズマン空港には、30分遅れで到着です。 ここには、現地でお世話になるフライフィッシングガイド、スチュワート・ドミニク氏が迎えに来てくれていました。 ![]() スチュワート posted by (C)matsukuni しっかりと握手を交わし、バゲッジクレームへ…しかし、買ったばかりのリール、ウェーダー、着替え一式が詰まったバッグは、バゲッジクレームのベルトコンベアが止まるまで出てくることはありませんでした。 到着早々、大丈夫なのか? (今回で、この記事は終了の予定だったのですが、思った以上に長くなっちゃったので、次回で最終回…の、予定) (つづく) (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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