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カテゴリ:読書亡羊
![]() 吉本隆明著『日本近代文学の名作』を立ち読みしている ときに眼に留まった萩原朔太郎の『虚妄の正義』。 朔太郎の生真面目なイメージとタイトルの響きに惹かれ すぐに探してみるが、最新版の講談社文芸文庫は既に 絶版となっている。アマゾンの中古本で検索すると、この 文庫本になんと2,000円の値がついている。古本屋の 文学全集にも収録されておらず、無いとなったらいよい よ読みたくなる。 ついに県立図書館に足を運び萩原朔太郎全集を探すこ とにする。書棚に並んでいないのでパソコンで検索すると 「書庫」に在庫ありと表示される。はじめてのことゆえ「書 庫」の意味が分からずカウンターで恐る恐る聞いてみる と、プリントアウトされた資料票を提出すれば別室から取 り出してくれるとのこと。 ところが、問題はこの作品が何巻に収まっているかであ る。あてずっぽうに第三巻を抽出してもらったら案の定 間違っていた。思案の挙句に著者名でなく作品名で検索 すると・・・・・正解。頭は生きているうちに使わなくては。 本は買って読むのが信条であるが、初めて図書館で借 りることになった。新規申し込みをして手にした桃花のデ ザインされたピンクの利用者カードも気に入っている。 何となくツイているようなうれしい心持ちになり、まさしく 「ツキに吠える」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.22 17:35:08
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