|
カテゴリ:読書亡羊
![]() 『ショパンに飽きたら、ミステリー』/青柳いづみこ著(創元ライブラリー)。 ドビュッシーの研究家であり芸大教授でもある現役ピアニスト、青柳さんの音楽とミステリーに関するおもしろいタイトルの本である。『ベルガマスク組曲』が気に入って、ドビュッシーを聴き漁ったり読み漁ったりしているうちに思わぬ展開になってきた。 ミステリー小説は学生時代に読んだ松本清張、横溝正史、コナン・ドイルくらいしか知らないので、どれも初物尽くしである。同著に登場する日本人作家では、宇神幸男さんの『神宿る手』がおもしろそうだ。ハイドシェックの宇和島ライブは余りにも有名であるが、そのコンサートの仕掛人が何と宇神さんらしい。 古本屋にズラリと並ぶミステリー作家たち、棚の占拠率トップの赤川次郎さんに続き内田康夫さんもかなり多い。けれど宇神幸男さんの作品は見当たらない。仕方なく生まれて初めて多作のふたりの音楽ミステリーを買った。赤川次郎著『インペリアル』と内田康夫著『紅藍の女殺人事件』。 フランス音楽に精通する青柳さんのアルバム『水の音楽』は、とても気になってはいるが未だに聴けていない。ピアニストとしての彼女を等閑にして著作物ばかりにうつつを抜かしていては、『ミステリーに飽きたら、青柳いづみこ』になってしまいそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読書亡羊] カテゴリの最新記事
若い時ミステリー小説を少し読みました。松本清張、横溝正史もちょっと読みました。今はほとんど読書をしなくなってしまいましたね。
我が家は「食パンが飽きたら、ミソシル」ですかね(笑) (2010.01.10 08:11:47)
エンピロさん
>我が家は「食パンが飽きたら、ミソシル」ですかね(笑) ----- さすが!上手い!!座布団3枚です。 今年はショパン生誕200年になり、ウィーンでは記念イベントが目白押しです。ショパンの愛した女はジョルジュ・サンド、食パンはサンドイッチで頂きましょう。 (2010.01.12 17:06:11) |
|