|
カテゴリ:優待株について
さて今日はヤマダ電機へ緊急準主力参戦しました。以下通常の日記のフォーマットでお送りします。
21位 9831 ヤマダ電機 (東1、3・9月優待)
△(バリュー株投資家としての評価) ◎◎(優待族としての評価)
PF時価総額21位の準主力には、家電量販店最大手のヤマダ電機が前回の463位から大きくジャンプアップして登場しました。3月17日に発表となった 優待改善 の内容が素晴らしかったことと、その割にはその後の株価推移がヨワヨワなことを高く評価してのものです。
現在の株価は515円、PBR0.82、株主持分比率は39.8%、今期予想PER28.14、配当利回り1.2%(6円)、総合利回り7.0%(6+30=36円、優待券は暫定的に額面の100%で換算。理由は後述。)で、優待は100株保有で買物1000 円(税込)ごとに1 枚(500 円)が利用できる優待券を3月に2枚(1000円分)、9月に4枚(2000円分)です。また優待券は最大54 枚まで同時に利用可能ということで非常に汎用性・利便性の高い内容に改善されています。
ちなみに以前の優待内容は下記の通りで、買物2100円ごとに1枚(525円)が利用できるという割引率が低くかつ配布基準も非常に厳しいものでした。
つまり、今回の改善でヤマダ電機の優待内容は劇的に良くなったわけです。また今ではヤマダ電機の多くの店舗では日用品も買えるので、新しい優待券のヤフオク落札価格は額面の90%超は行くだろうと現時点では考えています。その具体的な根拠ですが、2730エディオンの2000円の買い物に付き1枚使用できる500円分の優待券のヤフオク平均落札価格が額面の85%なので、割引率25%のエディオンと割引率50%のヤマダ電機では、どう考えてもヤマダの方が上になるだろうという判断です。
また今回の優待改善では同時に長期株主優遇優待制度も導入され、100株で1年以上保有の場合の総合利回りは10.9%(6+50=56円)、2年以上は11.8%(6+55=61円)と驚異的なものとなりました。
ところで、同業で手厚い優待制度で知られる3048ビックカメラは3月21日現在でPBR2.62&PER21.35に評価されています。業界最大手のヤマダ電機の店舗は当然ビックカメラよりもたくさんあるので、
優待券が実に使いやすいことも考えると、今回の太っ腹優待制度を維持できるのであれば、いずれはPBR2倍程度まで評価されても全く不思議ではないと個人的には感じています。「超大型株だし、業績も低迷し続けているし、それは無理やろう。あり得ないだろう。」と考える投資家の方も多くいらっしゃるでしょうが、私は株式投資では「極力シンプルに考える。」ことが大切と思っており、ヤマダはこれだけの「優待大出血サービス」に踏み切った以上、この優待制度が広く知れ渡ればいずれはそのくらいまでは行く可能性もあるだろうと直感するのです。今後各マネー誌でもしつこく何度もこの超絶優待が繰り返し紹介されるでしょうしね。
この優待改善と、最近の エフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる猛烈な株式買い占めが実に面白そうである という2つの理由から 私は今回ヤマダ電機を「優待MAX+α」の位置まで買い増ししました。優待券の到着と今後の業績・株価推移、更には喉元に喰い付いた旧村上ファンドの残党達との死闘を楽しみにしながらホールドしていく予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 23, 2015 02:19:49 PM
[優待株について] カテゴリの最新記事
|