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カテゴリ:株式投資全般
私は、前世紀の大投資家である
ジェラルド・M・ローブ の、 自分の損失を監視して損切りできる人は、、、長い目で見ると一番成功する。これこそ、ほかの全ての投資原則を凌駕する方針なのである。 という名言を常に心の真ん中に抱きながら投資家としての毎日を戦っています。 そしてポートフォリオ内に、自分の投資家としての器量を超えるような損失を出しそうな子がいないかをチェックし、 大きな癌細胞に成長しそうなものは「早めに予防的に外科的に切除」 することを徹底しています。具体的には毎日PFを含み損順に並べ、穴の開くほどに凝視して精査しています。そして、「これはきついな。投資家としてクールヘッドを保ち続けるうえでの妨げになるな。」と判断した場合には即切ります。 「100%常に正しい投資家」など世界中のどこにもいませんし、私は皆様ご存知の通りの 優待ヘッドギアに守られた、常時おむつ着用の永遠の3歳児投資家 なので、未だに多くの間違いを繰り返しながら生傷だらけの日々を過ごしています。 さて今日はそんな私の、「過ちの一覧表」ともいえる、最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。 含み損の金額を見ると、トップの5607中央可鍛工業でも100万円以下に収まっています。COVID-19が依然として猛威を振るう中でこれなら「上出来じゃん。」と思う投資家の方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。 ただ実はこれは、今年だけで既に○桁を超える確定損失を出した、涙の巨大損切りを連発した「整地後」の姿です。決して私が上手な投資家であるということではないのでご留意ください。(滝汗) 次にこのランキングを改めてじーっと見ていると、いくつかの特徴があることに気付きます。まず最初に目につくのは、7327第四北越FG、8331千葉銀行、8361大垣共立銀行、8381山陰合同銀行、8386百十四銀行、8527愛知銀行、8544京葉銀行などの地方銀行株が大量に入賞していることです。 これは、優待族としての出自を賭けたイタズラ企画である、「優待地銀株バルクプロジェクト」 がここまでのところ不発に終わり大赤字を出していることの影響ですが、地銀株には優待獲得に「継続保有1年縛り」が付いているところが多くてそれでなかなか損切りが出来ないことも原因の一つとなっています。 次に目立つのは、 ウィズコロナ時代 の「負け組 筆頭格」のデパート銘柄が軒並み生首をぶら下げて入賞していることです。3086J・フロントリテイリング、3099三越伊勢丹HD、8242H2Oリテイリングあたりですね。特に三越伊勢丹は経営戦略の迷走ぶりも凄まじく、ホルダーとして「本当にここ大丈夫かな?」とちょっと心配になるくらいです。 ただ「優待デパート株」というのは、それぞれの百貨店で割引があったり美術展などの催し物に無料で忍び込める「無敵の優待カード」が貰える関係で優待族的には「マスト銘柄」なので、文句を言いながらも私は売却する予定は一切ありません。 3番目の特色は、自動車部品銘柄も多く入賞していることです。3434アルファ、7291日本プラスト、7877永大化工あたりですね。この業種は万年不人気な上に新型コロナ直撃で業績も急悪化しているところが多いので仕方がない感じがします。 後はそうですね、資産バリュー株として有名で多くのバリュー投資家のポートフォリオでもよく見かける 2221岩塚製菓 の株価の軟調も目立ちますかね。 ま、総合的に見ると、現時点ではポートフォリオの損失管理はまずまずうまく出来ていると自己分析しています。以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2020年5月編」でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2020 06:45:13 PM
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