|
カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト103位
投資家が大切にしたいたった3つの疑問 (ケン・フィッシャー著、パンローリング、2011年) ![]() の第2弾です。 今日は、第2章 疑問二-あなたに見抜けて他人に見抜けないものはなにか から。 ![]() 藪の石は無視 ![]() あなたの投資仲間が知らないことを知るためには、ほかの皆が注目しているところ以外のところを注目しなければならないのである。自分自身を訓練し、雑音がした方向を見ないようにしなければならない。皆があるひとつの方向を注目しているときは、音が聞こえようと聞こえまいと、彼らが見ていない別の方向に目を向けるべきなのだ。 ![]() これはケン・フィッシャーの コントラリアン(逆張り)思考 が端的に表れた良い文章ですね。私は良く、「今、もっとも投資家に無視されている、雑に扱われている、関心を持たれていないセクターはどこかな?」ということを考えて、意図的にそこから有力銘柄をピックアップしてバルクで買ってポートフォリオを組み上げるというやり方をするのですが、これまでのところ、長期的に見るとまずまずの成果が出ています。 2020年5月現在だと、地方銀行とか、地方スーパーとか、ディスカウントストアとか、ホームセンターとか、そういったあたりが該当します。多くの投資家は極めて冷淡ですが、指標的に安くかつ魅力的な優待のついた銘柄の宝庫なんですね。 ちなみにその中でも、特に ホームセンター業界に注目 しています。売上高首位の 3050DCMホールディングス からして指標的に割安ですが、業界3位の 7516コーナン商事 、4位の 8218コメリ 、5位の 2790ナフコ あたりは更に激安です。(尚、2位のカインズは非上場。) この業界は EC(電子商取引)サイトやドラッグストアや各種専門店などの異業種に攻め立てられ続けており、業界全体としての市場規模が近年伸び悩んでいてマーケットからその将来性を悲観されている ためですが、「それにしても滅茶苦茶に安いよな。」というのが自分の認識です。 さらに言うと、その中でも業界3位のコーナン商事が特に魅力的と思って大きく買っています。何故かというと、 同業他社に比べて既存店月次が明らかに良く、かつ積極的なM&Aを駆使しながら売上高もどんどんと伸ばしているから です。 「衰退業界の中の勝ち組」というのはいつの時代にも大きな魅力がある んですね。 さて私はケン・フィッシャーの言う、「彼ら(一般大衆)が見ていない別の方向」をキチンと見れているのでしょうか?(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 18, 2020 02:35:39 PM
[株式投資全般] カテゴリの最新記事
|