8月31日の意味
8月31日は悪魔の日付だった。たまりにたまった夏休みの宿題をテキトーにこなしてもなかなか終わらない。にもかかわらず、テレビを見ていたりマンガを買いに行ったりと夏休み最後のひと時を焦りながらも堪能していた。しかし、ここ数年子供たちの様子が変わった。そこまで、宿題に対しての焦りがない子たちが多くなったように僕の生徒たちを見ていて思うのだ。それは、8月下旬の出校日の多さにある。すでに、宿題の残部に対する焦りをこの日当たりに意識させ、何とかさぼらないようにして終わらせる方向に向かわせているようだ。ただ、何のための勉強か?という疑問はいつも残る。たったあれだけの量をこなすことが学力アップにつながるわけはない。学力アップをしたければ「塾」に行けばいいだけだ。形だけの「勉強」を40日間で学び、それすらもできない子にはさらに「勉強嫌い」を強化することになる。勉強できなくてもいいという国策を売ってほしいもんだ。早くから働いて、お金稼いで今の若者よりも、いい人生を送ればいいという教育の選択も作るべきだ。ま、あと数時間でおわる夏休み。今、僕の目の前でこれまでの「復習」をして、数日後のテストに備えている子供たちにその心配はないはずだ。