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カテゴリ:工作
音楽室は一階の南西の角にある。やはり天井ギリギリまで窓があるから部屋の奥まで日が射す。ピアノに直射日光が当たるのは悪いだろう。西向きの窓は隣家に向いているから遮音も考えて雨戸を閉めっぱなしにしている。南向きの窓には二重のカーテンレールが着いているからレースカーテンと遮光カーテンというのが普通だろう。だがロールカーテンなら下に向かって降ろすから太陽の高度に合わせてピアノに直射日光が当たらないように調節できる。自分の工作室のロールカーテンが理想的だったので、同じメーカーにロールカーテンを注文した。今度は部屋の色に合わせて茶色でカーテンレールに取り付ける金具を注文した。
やはり一週間ほどして届いたので取り付けてみる。カーテンレールへの金具の取り付けは簡単だが、この金具に本体を組み付けようとするとうまくいかない。よく観察してみるとカーテンレールが壁に対して動いている。金具は三点だが、この金具の間でカーテンレールがねじれ方向に動くために本体が噛み合わない。そうこうしているうちにカーテンレールが壁から外れた。 壁を観察すると、窓のサッシ(軽金属製)と天井の間に5センチ幅の木の板が挟んであり、これにカーテンレールの固定ネジが打ち込まれている。そして、この木の板が壁から外れている。壁側の面も木でできており、木の板とは溝加工でぴったりはまるように作られているが、両面テープと薄い糊で貼られている。この貼り合わせの面の接着が弱まって外れている。カーテンレールの固定ネジは木の板を貫通して壁の面まで打ち込まれているが、カーテンの重みで木の板が動きネジも抜けている。 ここまでの観察をもとに対処法を考える。自分のDIY技術と手持ちの工具でできること、そして不可逆的な(つまり将来大工などがプロフェッショナルな対処をしようとした時、障害になる)工作はしないこと、を考えると、この外れた木の板を多めの木ネジで壁に固定し、元のようにカーテンレールを取り付けるのが無難だろう。天井が近いので電動ドリルが使いにくいがギリギリ入る。スターエムの皿取錐(3mm X 8mm)で下穴をあけて25ミリのコーススレッドを8箇所打ち込んだ。これに元通りにカーテンレールを取り付ける。完璧ではないがだいぶしっかりした。カーテンレールは二重だが、ロールカーテンを取り付ける場合一本で良い。しかし、このカーテンレールは分解できる構造になっていない。レールと壁に取り付けるアームも接着されていて動かない。やるなら切断しても良いのだが、やはり不可逆的な細工はしたくないのでそのまま使った。気になるなら新しくカーテンレールを買えば良い。 このカーテンレールにロールカーテンを取り付けたら、今度はうまくいった。強度を考えてゆるゆるとロールカーテンを操作することにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.16 07:52:35
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