カテゴリ:ワインスタンド
5月11~14日をドイツではアイス・ハイリゲン(氷の聖人)の日と呼ぶ慣わしがある。ちょうどこの頃が寒の戻りの厳しい時期で、遅霜の被害にあうことが昔は多かったのだろう。2005年の今年は氷の聖人の訪れは予定よりやや早く、先週半ばからずっと寒い日続いている。今日は青空の広がるいい天気だったが、風は季節が数ヶ月逆戻りしたような冷たさだった。
ワインスタンドで面白いものを見つけた。ストローが入ったハーフボトルの炭酸入りリースリング。スクリューキャップでコルク抜きもいらないし、ストローを使えばグラスもいらない。ワインスタンドに来ているザールのオーバーエンメルの家族経営の醸造所、アロワ・キルヒェンが2004年産からリリース。一本3.10ユーロ。片田舎の醸造所にしては洒落たことをする。若者をターゲットにしたアイデア商品だそうだ。プロセッコをもじったサセッコ(SaSecco、ザールSaarとセッコSeccoをつなげた)というネーミングといい、面白い感覚だと思う。ちなみに、ご主人は醸造仲間とバンドを組んで、村祭りなどで演奏することもあるそうだ。 写真は醸造所のご主人のお母さん。「こんなもんつくっちゃって、しょうがない息子だよ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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