テーマ:ワイン大好き!(30386)
カテゴリ:ワインスタンド
先週末のニッテル村の葡萄畑。 今日も暑い一日でした。ここ二週間ほど雨が降っておらず、気温は連日25℃を超えています。昨年6・7月の猛暑を思い出させる気候で、そろそろ雨が降って欲しいところです。 夕刻、食材の買い出し次いでにワインスタンドに立ち寄ってきました。 今日はトリアーから少し下流に行ったシュヴァイヒ村のギュンター・ギンドルフ醸造所で、リストにある10近くのワインは2006年産が大半を占めていました。ヴァイスブルグンダーの辛口とリースリング・カビネットの中辛口はクリーン&フルーティ、収穫量を落として質を上げようとしていることが見て取れる出来でした。リースリング・ゼクトのブリュットもなかなかの高品質。ギンドルフ醸造所の主人は、ルーヴァーにあるゼクトで定評のあるフォン・ネル醸造所でも醸造責任者を勤めており、実家のゼクトも「人にやらせるより、自分でやった方が良いものが出来るに決まっているから」と、全て自前で醸造したそうです。実際、その自信を裏付けるような味わいで、しっとりと充実した果実味にほんのりと酸味がアクセントを添えており、言うだけのことはありました。(Weingut Guenter Gindorf, http://weingut-gindorf.com/) 帰りの道すがら、マルクトハレのワインコーナーに立ち寄って聞いたところでは、2006年産は評判の高い醸造所-例えばザンクト・ウルバンスホーフ醸造所-のワインは既に売り切れているそうです。「買い付けは年々難しくなっているねぇ」と、店の人もぼやいていました。 が、偉大とまではいかなくても、日常消費には充分高品質なワインをリリースする醸造所は近年増えていると感じていますし、著名醸造所のワインの品不足が、今後はこれまで注目されてこなかった醸造所が日の目を見るチャンスになればと思います。 日常消費用ワインといえば、先日来ていたオーバーモーゼルのザールラントとの境に近いヴェア村のノイジウス醸造所のワインも、なかなかでした。グラウブルグンダーは品種独特のスモーキーな香りが明瞭で、エルプリング辛口もクリアなフルーツ感に心地よい残糖。これで一本3.50Euro前後、家族経営の良心的な小規模醸造所の鏡といえます。夏の週末には臨時居酒屋を開店するそうですので、買い出しを兼ねて言ってみようかと思っています。(Weingut Neusius, http://www.weingut-neusius.wehr-mosel.com/index.htm) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/26 07:36:10 AM
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