|
カテゴリ:文化
火鉢(箱火鉢)や囲炉裏の炭を使って酒や湯を温める道具のことです。趣味かどうか解りませんが、古い道具類にも興味があります。自宅にある箱火鉢にも既に同じような燗銅壺があるので、それで十分なのです。 先日K庵古道具屋さんのホームページを拝見していたところ、少しカタチの異なる銅壺が出品されていました早速購入の手続きを自然にしてしまいました。今日はその品物が配達されて手元に到着しました銅壺の一番の問題点は水が漏れるかどうかということですので、水を入れてしばらく様子を見ていることにしました。こんな物の新品は見たことがありませんので、造られた当時の銅板の美しさを想像して眺めていますこの品物も昔どなたかが火鉢に置いて手を暖めていたことでしょう。昭和の初め頃の品物ではないでしょうか。これを使って過ごした当時の嗜み方が伝わって来ます。 蓋や銅板容器の周囲などあちこちに使いこまれた色味や質感の渋味がありますね。電気ポットで1分もすればお茶やコーヒーが飲める今とは随分と違う時間の趣きがあります。「銭形平次」や「藩随院長兵衛」あたりが神棚を背にしてキセルを吹かしている構図などを思い浮かべますね。 度々テレビの時代物で見る光景ですが、炭の火を起して、銅壺の熱燗をチビチビすするなんて夢の世界ですね。今は自宅に孫が居て炭火を使う状況ではありません。いつか孫とやれたら最高ですがね。その時があれば私は85歳です。残念ですね
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年12月06日 15時35分36秒
|