内藤忍の資産設計塾
去年の秋口から大いに上がり、最近下がって、ようやく反転か、という感じで振り回してくれてる株ですが。やってる人も今は多いんじゃないかと思います。ご他聞にもれず、私も資金のいくらかを運用してます。始めてから何年か経ちますが、特に最近の変動にはいろいろと考えさせられました。と、言うのもですね・・結局、「日経平均、TOPIXが上がった時」に儲かって(含み益)、下がった時には損してる(含み損)わけなんですね。もちろん、銘柄はそれなりに考えて選んでる(と思う)し、損きりとかナンピン買いとかいろいろ試してみるわけですが。(少しはうまくなったとは思うんですが^^;)それでも、TOPIXが下がってる時に自分の株だけ上がるなんてことは、ほとんどなかったです。一方、この間、「失われた10年」なんて言われてた日本と違って、経済成長を続けていた国もあるわけですよね。もっと単純に言えば、日経平均やTOPIXに当たる指数が伸び続けていた国。たとえばオーストラリアとか。そういう国に投資していれば、恐らく日本株に投資しているよりも楽に儲かったんじゃないかと思うんですよね。(ここでは為替は考慮してませんが)株(日本株)を始めた当初は、私が腕を磨けば稼げるはずだ!ぐらいに思ってたんですが(笑)どうやらそれは難しいみたいで^^;やっぱり儲かる市場を見つける方が現実的なようです。と、いうわけで前置きが長くなりましたが「内藤忍の資産設計塾」勉強になる本です。アセット・アロケーション(資産配分)の大切さがメインテーマで、資産は日本株式・日本債券・外国株式・外国債券・その他の5つに分けて持つように勧めています。それぞれ、別の動きをするからですね。資産配分は、年齢等によるリスク許容度で変わってきます。また、運用する金額でも商品は変わってきます。そして、パフォーマンスのよかったものは売り、その時パフォーマンスが落ちているものを買い足して、最初の資産配分に調整する。こうして、全体のバランスを取りながら資産を増やしていきます。これら5つの分類に合わせて、↓以下の金融商品について説明されてます。・投資信託・ETF(株価指数連動型上場投資信託)・外貨MMF・REIT(不動産投資信託)・外国為替証拠金取引(FX)・日本株式・外国株式・IPO株(新規公開株式)・日本債券・外国債券その他、外貨預金、金(Gold)などこれだけでお腹いっぱいになりそうですが(笑)、不動産(個別の)や商品を除いた、個人が購入を考える金融商品がほぼ網羅されてます。投資運用の考え方と、金融商品についての知識が身につく大変役立つ本です。その分、ボリュームもかなりあります。金融機関に勤めてたり、よっぽど好きだったり(笑)しないとこれだけの知識を持ってる人はいないと思います。普通の人は一度で全部理解するのは難しいでしょうから、(全部理解する必要はないかもしれませんが)何度も繰り返し読んで勉強しましょう。私みたいに(そういうオチかい)内藤忍の資産設計塾