【七王国の玉座】ジョージ・R・R・マーティン 舞台は季節が不規則にめぐる世界。統一国家“七王国”では、かつて絶対的支配を誇った古代王朝が駆逐されて以来、新王の不安定な統治のもと玉座を狙う貴族たちが蠢いている。 北の地で静かに暮らすスターク家もまた、争いの渦を避けることはできなかった。 父エダードが王の補佐役に任じられてから、6人の子供らまでが次第に覇権をめぐる陰謀に巻きこまれてゆく… 一気に5冊読み終えました この作品、なんと全世界21か国でベストセラーになったみたいです 実は、読み始めたときはちょっと躊躇してしまいました。 何しろ登場人物の数が多いこと それぞれの視点から物語が進んでいくので、どれが悪でどれが善かという区別がつけられません。 だからこそその登場人物の中で自分の好きな主人公を見つけることができるんですね 古代の冬の諸王の血統を受け継いだエダード王。 美しさと聡明さを兼ね備えたエダード王の妻ケイトリン。 5人の子供たちとその私生児ジョン。そして子供たちがそれぞれ育てている6匹の大狼。 政略結婚により無理やり草原の部族民に嫁がされた13歳のデーナリス。 デーナリスの兄であり、古代ドラゴンの血をひく高慢なヴァイサリス。 金髪で背が高くハンサムなラニスター一族と、その中で珍しく発育不全で見栄えが悪いティリオン。 今紹介したのは登場人物の中のほんの一部 おそらくファンタジー小説の部類に入るとは思うんですが、どちらかというとむしろ壮大な歴史物語を読んでいるような気もします このシリーズの第二部も文庫化され始めているのでまだまだこの素晴らしい世界に浸れそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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