|
テーマ:最近観た映画。(39144)
カテゴリ:映画
ちょっと見たかったVを貸してもらえました★
近未来、イギリスが独裁国家となり、反発するものはことごとく処刑され、人々が管理される世界。そんななか仮面で正体を隠し体制に反発する男V。 彼はテロリストなのか革命家なのか。謎の多い魅力的なマスクマンですが、 ナタリー・ポートマンのロリータ・ファッションは一体何だったのかが最大の謎 いやロリコンの神父をだまくらかして内部から鍵開けるためだったんですがね。V絶対あんぐらい自力で入れるだろ!!! ああなんか「リベリオン」の世界にそっくりです。 でもそんなSFちっくな未来じゃなくて、生活はあまり変らない感じの。 未来の独裁政権国家イギリス、とゆうことだったんですが、昔も今も未来もどこかにある世界って感じですよ。 ただイギリスはそんな国にならないような気がするんですよね~(笑) (注:私のイギリス人イメージ=国民総皮肉屋) アメリカなんてイギリスの植民地になってましたが、大丈夫なんですかいろいろと。 V、ことあるごとに名作や戯曲の名文句をひきあいに出して知的会話を繰り広げます。 いい声してますよV。革命家は演説が巧くなけりゃ! 身のこなしも格好いい。容赦なく警察やら政府の犬やらを始末して、かと思えばエプロン姿でうきうきクッキングするV。ラブリーなエプロンですねV!(爆笑) 閉鎖された鉄道を一人で10年かけて直したり、お部屋ですごいドミノ作品を作り上げたり、おたふくみたいな仮面を大量生産して国民一人ひとりに郵送したりと、かなり地道なお方ですね。昔なにかで見た、苦い肝をなめる事でリベンジを忘れなかった中国人の話を思い出しました。(なにそれ)人体実験で超人になったらしいのですが、そんな超人でもなかったです。ちょっと人より運動神経いいぐらい。 ヒロインのイヴィーはナタリー・ポートマン。 丸坊主になっても可愛かったです。 オレンジ色の囚人服と相まってチベットの高僧みたいに見えました(あっそう) 凛々しいなあ。あんなもの託されてもこまるわV・・・と私は思ったのですが。 レバーを降ろすか降ろさないかは私の予想と違ってた!あまり葛藤がないのねあなた・・・ 何気に一番のお気に入りはVを執拗に追うフィンチ警視です。 いやあ、渋い!この人だけ一人古臭いデカって感じなんですよ。 政府に属してはいるのですが、真実だけを追っててかっこいい。 この人の気持ちがなんか一番わかります。 そんでもってイヴィーの同僚のゴードン氏。 指名手配されて行方不明の同僚が深夜ロリータファッションで尋ねてきても快く入れてくれる善意の塊のような人です。彼の作った番組が本当に可笑しいので必見です。権力者を笑いものにするのは庶民の楽しみといいますがここまでやるか。流石。 最初から最期までおもしろかったです。 おもったよりアクションも少なくて、革命の精神や世界観を見せようとしてたように感じます。 革命は失敗しても理想や精神は残る。誰の中にもVはいる。ってメッセージはすごくわかりやすかったですよ。 Vの、「理念だからさ」はめっちゃカッコヨカッター!のですが Vがしていたことは革命ではなくて復讐だと思います。タイトルだってヴェンデッタ(復讐)。 いつから革命・理念にシフトしたのだいV・・・。 もちょっとそのへん思い悩んで欲しかったところではあります。 ただVのゆう革命は人の意識を変えることで、 復讐は殺すこと。 それを同時進行でやってのけたVはすごいんですなやっぱ。 ところでVが革命を起こした11月5日ガイ・フォークスデイ。 ガイ・フォークスさんについて調べてみるとこれまた映画でのVの行動と繋がっていて面白いー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|