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カテゴリ:疾病
PTSDに罹患した患者はそのバックに生命にかかわるような大きな精神的痛みの体験が存在する。 その痛みが取り除かれてもその後のフラッシュバックに悩まされる程の心の痛みである。 自然の力によるものや不可抗力によるものは致し方がないとして、その原因が人的な場合は絶対にあってはならないことである。 被害者が9年間の長きにわたり監禁され救出後もPTSDを発症している新潟少女監禁事件の犯人は懲役14年に処せられたが、今後の発生を予防する見地からももっと重罪に処すべきであったように私は思う。 また、不幸にも被害者は死亡してしまったが、女子高生コンクリート詰め殺人事件の少年犯人たちは死刑を含む極刑に処すべきであっただろう。 少年法を筆頭に、日本の刑法は加害者に対して甘過ぎるように感じるのは、私だけであろうか。 加害者の人権保護を考える以前に、被害者および被害者の家族の苦しみをもっと考慮すべきである。
うえむら じゅんこ 1989年、山口大医学部卒。PTSDや摂食障害、児童虐待などが専門。
恐怖の体験の記憶に苦しめられるPTSD(心的外傷後ストレス障害)について、「くじらホスピタル」(東京都江東区)の精神科医、上村順子さんに聞いた。 --どのような体験をした患者を診ることが多いのですか。 「子供の時に虐待を受けた人や、暴力をふるう夫から逃げてきた人、性暴力の被害にあった人など、心に深い傷を負った人を診ることが多くなっています。共通するのは、『自分は何をしてもだめだ』と感じるなど自己評価が低く、自分を責める気持ちが強いことです。自殺に走ろうとする人も少なくありません。治療は時間がかかり、持久戦になります。カウンセリングではまず、自分自身を大切に考えられるようになることを重視します」 --心の傷とは、どのようなものでしょうか。 「人の心は、衝撃的な出来事で傷つきます。時間の経過と共に回復することが多いのですが、恐怖や戦りつが大きいと、その体験は過ぎ去った記憶にならず、現在形のまま心の片隅に居座ってしまいます」 --PTSDの特徴であるフラッシュバックは、なぜ起こるのですか。 「フラッシュバックは、恐ろしい記憶が突然よみがえり、再体験する症状です。恐怖の体験を次第に受け止めていく過程とも考えられますが、鮮明な記憶による再体験は非常につらく、周囲の人の支えや医師の治療が欠かせません」 --安易にPTSDと診断する例も問題になっていますが。 「PTSDは、生死にかかわるような過酷な体験によって起こる病気です。ところが、ひどく怒られたといった、生死にかかわらない体験でも、不眠などの症状が出ると、PTSDと診断されるケースが出てきました。逆に、家庭内暴力などの訴訟に巻き込まれるのを避けるため、深刻なPTSDでも、診断をつけたがらない医師もいます」 --PTSDの患者に、家族や友人はどのように接したらよいですか。 「PTSDは、患者さんが孤立感を深めることで悪化します。過去を忘れたくても、いやおうなしに思い出してしまう本人に、『早く忘れなさい』などの言葉は禁物です」 「PTSDに陥ると、家から出られなくなることがよくあり、適切な治療を受けていない方が多くいる可能性があります。本人の心の傷に周囲が気づき、受診を促すことも大切です」 「ただ、見逃されがちなのは、患者さんの身に降りかかった衝撃的な事件や事故、災害などで、家族も心の傷を負った可能性があることです。そのような状態では、いつまでも過去の体験にこだわっているように見える患者本人に対して、イライラしたり、声を荒らげたりすることもあるかもしれません。家族に対するケアという視点を持つことも、PTSDの治療の重要なポイントです」 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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