I'll Sleep When I'm Dead!

阪急電車

久しぶりに面白い本を読んだ。阪急電車阪急電車宝塚線を利用している人から、面白いと勧められていた本だ。彼女の話では、沿線にまつわる色々な細かい描写が面白いとのことだったので、沿線情報や沿線利用客ウォッチングが満載のアホらしい本かと思いきや、ちゃんとした小説だった。沿線利用客のさまざまな人生を沿線の情景とともに語っていく。これ、今津線利用者にはたまらないだろうなぁ～と思いつつ、阪神電車利用者には面白みが半減してしまったのが惜しい。対抗して「阪神電車」という、人間ウォッチングブログを作ってみたが、完全に負けている。阪神電車に乗ってる人は個性豊かだ。こないだなんて電気髭剃り器でヒゲを剃ってる人がいた。ビールを開けて宴会をしている姿も珍しくない。さすが甲子園駅を抱える阪神電車だ。ところで、この「阪急電車」、来年映画化されるらしい。楽しみ～♪

「天国までの１００マイル」（浅田次郎）

Harry Potterに夢中

今日は午後から読書タイム。Harry Potterの最終巻を読んでいます。が…夢にまで見た（？）90ページを通過しようとしたところ、6巻までのストーリーをすっかり忘れてしまっていることに気づいて慌てているところ。「ハリー・ポッター大事典」を慌てて注文したけれど、日本語でもいいからやっぱり6巻を発売までに読んでおけばよかったと後悔。そんなところにこんなページを発見。Deathly Hollowsも、章ごとに解説してくださっているので確認しながら読み進むこともできる。ネタバレ部分は色を反転させないと読めないというのもありがたい。おかげでHorcruxのことなどすっかり忘れていた私もどうにかストーリーについていけるようになり、このまま一気に加速するかも？★以下ネタバレ（？）ちょっとありヴォルデモードが魂を閉じ込めたというHorcrux。これが残っている限りヴォルデモードは死なない。彼は6つのHorcruxを作り、そのうち二つは破壊済。私は残る4つのうちの一つがHarry Potter自身なのではないかとにらんでいるのですが、どうなんだろう？ヴォルデモードをやっつけるにはHorcruxを破壊する＝最後にHarryが死ぬのか？？？と、ここまで自分で考えてメッチャ慌ててしまった。子供も読むんだからハリーが死んだらこの世の中に正義などないことになってしまう！という危惧しているので、やっぱりハリーは死んではいけないのだ。ネタバレ終わりああ、どうなるんだろう。さあ、続きを読もう。★☆★☆★☆★☆★☆★＜学習記録＞Harry Potter and Deathly Hollows

紀伊国屋事件簿（？）

今日は朝から掃除・洗濯・眼科受診・買い物…と、めまぐるしく動き、午後3時帰宅。 ↑眼科の帰り道、商店街のど真ん中で。その後、家の近所に新しくできたカフェでランチ。「カレーと洋食の店」ということで、カレーがメインらしい。先日友達とランチを食べに行ったときはハヤシライスを注文したけれど、やはりカレー女王としては（？）カレーを注文すべき！と鼻息荒くカレーを注文。牛スジをベースに煮込んだというカレーは、カフェにしては上出来、◎。大体カフェのカレーは量的に物足りないものだけど、ここは量も◎。その後、英検のエッセイ対策のための本を探しに紀伊国屋へ。英検本では見つからなかったけれど、どこかのHPでTOEFL用のエッセイ対策本がよろしいと読んだ記憶があり、エッセイの基礎から勉強できる↓の本を購入。しばらく他の本を立ち読みなどして本屋で1時間ほど過ごしたが、後ろの児童書で大声を出して子供を叱っている母親がいて、あまりもの大声に驚いて見てみたら、小学校3年生の子供が5年生を対象にした本を読みたいから買ってくれとねだっている。それに対して「これは5年生用の本でしょ！！アンタはまだ3年生だからダメ！！」と、母親が大声で怒鳴っているのだ。小学生の頃の記憶もあまり定かではないし、小学生の親になったこともないので夏休みの読書に関してはよく知らないが、子供が読みたいと思った本を買い与えてはいけないのだろうか。そもそもそんなに大声を出して怒鳴り散らされるほど子供は悪いことをしたのだろうか…。り～母は自他共に認める「本の虫」だけど、小学生の頃からツルゲーネフの「はつ恋」やゲーテの「若きウェルテルの悩み」などを読んでいたそう。「本の虫」（というか活字中毒）のDNAは私にもほんのちょっとだけ受け継がれているようだけど、絶対数が違うので私は上記2冊は読んでいない。藤原正彦氏は「祖国とは国語」の中で「読むべき本を読むべき時に読むべし」と唱えていたが、もうその時は逸してしまった。いや、これからまた恋をするかも知れないから、読んでおくべきか。★☆★☆★☆★☆★☆★＜本日の読書＞真昼の星空（米原万里）＜英語学習記録＞のちほどまた…

完全OFF

昨日の午後、そろそろ本腰入れて英検の勉強をしようと誓ったにも関わらず、今日はなぜか何もやる気になれずずっとベッドの上でゴロゴロ。いい身分だわね。雨続きで洗濯物も山だったので、2回洗濯機を回してどうにか片付けたけど、それ以外は掃除もせずおやつも食べず（？）ひたすら読書。Janet Evanovichの"Twelve Sharp"と宮部みゆきの「名もなき毒」を読了。Twelve Sharpは、いつものごとくリズム感のある文体でまさにこれぞROCKの真髄。（←ナンノコッチャ（笑））今回はBounty Hunterの中でもプロ中のプロ、Rangerの偽者が登場。Rangerに成り代わるため、彼の娘を誘拐し、Rangerを殺そうと計画。今までの筋書きの中ではベストかも。面白かった～。宮部みゆきの作品は、毎回読了後にタイトルの上手さに感服するのだが、青酸カリという本物の「毒」を使った無差別殺人事件に絡めて本物の「毒」とは何かを語っていく。うまいなぁ。さて、あと1週間ほどでHarry Potterの最終巻が届く。1週間で読めるもの、何か探さなきゃ。★☆★☆★☆★☆★☆★Live Earthを見てからパソコンの付けっぱなし、部屋の電気のつけっぱなし、出かけるときの電源OFFなどに気をつけるようになった。本当は元からやっておかなくてはいけないことなんだけど、ついついそのままにして階下に行ってしまう。お茶飲みばあさんなので、部屋に飲み物がないと落ち着かない私は、今まで電気ポットを机の上にセットしておいて、60度キープでインスタントの緑茶を飲んでいた。が…これが意外と電気を食うらしい。そこで↑こんなものを購入。このThermosの保冷力、保温力ときたら、すばらしいですよ、ホント。夜氷をいくつか入れて作っておいた麦茶が翌日のお昼過ぎまで氷が溶けてないんですわ。電気代もかからないし、なかなか良い買い物だったと思う。★☆★☆★☆★☆★☆★＜今日の英語学習＞Paperback（Twelve Sharp読了）今からTIME精読。★☆★☆★☆★☆★☆★昨日プリンタを購入。古いプリンタはかれこれ6年ぐらい使ったかな。ガガガガ…ガタガタガタ…ギュイーンギュイーン！と、とてつもなく恐ろしい音を出すものの、インクを取り替えてだましだまし使っていたのだけれど…たった2枚しか印刷していないのに入れたばかりのインクが半分に減ってしまった！しかもところどころかすれて見えない。思い切って新しいものを購入。ああ、またゴミが出た（自己嫌悪…）

『祖国とは国語』 藤原正彦

「国家の品格」を書いた藤原正彦氏の「祖国とは国語」を読んでみた。内容的には「国家の品格」で言わんとしていることと同じだが、もう少し教育の面に重点を置いたのが「祖国とは国語」ということになる。「国家の品格」を読んだとき、私はこの国が滅亡への道を歩み続けているのだという恐怖を感じた。昨今の少年犯罪、モラルの低下などを目の当たりにして、こういうことが頻繁に起きるようになった原因の一つとして、藤原正彦氏が主張する「国語力の低下」が挙げられるのかも知れない。＜気になったところを抜粋＞国語はすべての知的活動の基礎である。国語は論理的思考を育てる。国語は情緒を培う。祖国とは国語であるのは、国語の中に祖国を祖国たらしめる文化、伝統、情緒などの大部分が包含されているからである。一般国民にとってナショナリズムは不必要であり危険でもあるが、祖国愛は絶対不可欠である。わが国語にこの二つの峻別がなかったため、戦後、きわめて遺憾なことに諸共捨てられてしまった。大学生の実力は、三無学生と慨嘆する大学人がいる。読めない書けない話せない、の意である。不況が何十年続こうと国は滅びないが、この四つの低下（知的活動能力の低下、論理的思考力の低下、情緒の低下、祖国愛の低下）は確実に国を滅ぼす。国語力の低下が国を滅ぼすのである。新しい指導要領によると、重心が従来の「読み」「書き」から「話す」「書く」のほうに移っているようだ。これでは深い思考力や情緒力のない、口先人間ばかりになってしまう。国語の中心はあくまで「読み」にある。読むべき本を読むべき時に読む、というのが重要で、この時を逸し大人になってからではもう遅い。情緒を養う上で、小中学生の頃までの読書がいかに大切かということである。1946年、（中略）1850字からなる当用漢字が導入された。GHQは漢字は難しすぎるとかタイプライターにのらない、などの取るに足らぬ理由をつけたが、真の理由はもちろん、「日本が二度と立ち上がってアメリカに歯向かうことのないようにする」という大方針のため文化の中核を破壊してしまおうとしたのである。＜英語第ニ公用語論について＞この驚くべき提言はいくつかの誤解に立脚していると思われる。1.英語がうまくなれば経済が発展する世界で夫も英語のうまいイギリスは二十世紀を通して経済的に斜陽だったし、最も英語のへたな日本は二十世紀を通して最大の経済成長をなしとげた。英語と経済発展の関係はほとんどない。2.英語はすべての日本国民に必要必要だと思うのは海外旅行時、外人に道を聞かれたとき、映画やテレビを見るとき。仕事の上で必要という人は全体のたったの18％。一生に国民一人平均で数十日の海外旅行や、一生にほんの数回だけ外人に道を聞かれるときのために、英語習得という膨大な労力を全国民に強要するわけにいかない。3. 英語がうまければ国際人になれる大切なのは伝達手段より圧倒的に伝達内容である。英語を最も得意とする英米人の中でも国際人と呼ばれる人間はほんのわずかである。かつては（日本人が一昔前は黙って微笑していたので）「何か深いものを内に秘めている」とせっかく外国人に思われていたのに、今では深いものなど何もないことがすっかりばれてしまった。4. 授業時間が無限にある日本の中高生は全勉強時間の三分の一ほどを英語にさいている。にもかかわらず、使いこなせると自認する人は1.3％に過ぎない。英語が世界を支配すれば、米英からの情報発信だけが世界の人々に直接的に理解され、したがって米英の思想や思考法が支配的となってくる。＜我慢力＞子供の我慢力不足は読書離れの原因でもある。豊かな時代だからこそ、親や教師は、我慢力養成のために子供に厳しく当たらねばならぬのに、いまや子供と友達関係になりは手、甘やかし放題である。この恐るべき甘やかしが、親や教師の不見識というより、流行の教育理論に支えられているところに現代日本の病根がある。この理論の根底にあるのが「個性の尊重」である。単なる甘やかしと阿りが、「個性の尊重」という美しい言葉の魔力により、子供への「理解ある態度」と変貌するのである。特に国語はすべての知的活動の根幹である。国語を通してさまざまな文学作品に親しみ、そこから正義感、勇気、家族愛、郷土愛、祖国愛、他人の不幸に対する敏感さ、美への感動、卑怯を憎む心、もののあわれ、などの最重要の情緒が身につけられる。★☆★☆★☆★☆★☆★＜学習記録＞Paperbackのみ★☆★☆★☆★☆★☆★メモリボ、今日は仕事中に大活躍です。ただ、自分で入力したものが変換ミスでかなり笑えるものに変わっていたりしましたが…（笑）

危険な洋書

Stephanie Plumの最新刊が届いたので、早速読み始めた。SPシリーズって、なぜかいつも読み終わったら体重が増えてるのよね。それはなぜかというと…ドーナツにドリトスにハンバーガーに…ありとあらゆるジャンクフードが出てくるので、読みながら食べたくなって買ってしまうからなのだー！今日も"Look at the strawberry donut with rainbow sprinkles. Doesn't it make you happy?"なんてセリフを読んだところでMr.DonutsへGO。さすがにrainbow sprinklesのドーナツは買わなかったけど、色々買ってしまった。食後のデザートはジョニー・デップ。じゃなくて！ハニー・ディップ。Yes, it makes me VERY happy! ★☆★☆★☆★☆★☆★＜学習記録＞PaperbackJapan Times（ブータンの記事）（NEWSの英語更新しています）Pass単4ページ★☆★☆★☆★☆★☆★

義経（上・下巻）

GWに須磨・一の谷周辺の山を歩く、「義経ウォーク」なるものに参加しようかという話が持ち上がり、結局は膝を痛めて参加できなかったものの、次回の参加前にやはり歴史をきちんと把握しておこうと思って司馬遼太郎の「義経（上下巻）」を読了。司馬遼太郎の作品は、私のような歴史オンチにもわかるように丁寧な説明を入れながらも物語の流れを止めてしまうことなく進むので、まるで解説付きの映画を見ているよう。以前読んだ作品の解説だかあとがきには、歴史マニアが薀蓄を仕入れるような作品ではなく、歴史を知らない人が読んでも楽しく読めることに重点を置いているというようなことが書かれてあった。。さて、肝心の物語は数々の逸話を織り交ぜながら義経という人物について、戦闘の場面では天才的な力を発揮できるが、それ以外の部分では無知で幼稚な人間、よく言えば純粋な人間として描いている。結局それが人々の心を捉えて「判官びいき」というような言葉も生まれたのだが、その最期はあっけなく、そして悲しい。義経の視点から描かれたため、きっと読む側にとって源頼朝という人物は嫉妬深くて冷酷な人間のように思われるが、逆の視点だったら義経は単なる好色家のエゴイストに過ぎなかったかも知れない。コチラに義経について英語の解説あり。★☆★☆★☆★☆★☆★＜学習記録＞（←TIMEの購読を再開したのでコチラも再開）Paperbackのみ（結局それだけかい！）今日は帰宅後、色々と考え事をしていたので計画通りに事が進まなかった（反省）英検の勉強も全然進んでいないまま、明日が受験申し込み締め切り。到底間に合わない。10月受験を目標に設定しなおし、とりあえず明日（木曜日）は過去問に挑戦し、これからの対策を練ることにしよう。★☆★☆★☆★☆★☆★今日の（- -ﾒ）今日はり～母を連れて病院へ。本来ならば今日入院して、明日手術の予定が、帯状疱疹が出たために延期。先日、入院係に電話をして主治医の指示を仰ぐと、一度外来を受診するように言われたので、「16日ですか？」と、念を押して聞いたら、「そうですね～。」と。だから今日はわざわざ仕事を休んで行ったのだ！なのに主治医は「あれ？何で今日来たの？来週でよかったのに。」と。こらぁ！入院係！ちゃんと仕事しろ～！！（- -ﾒ）主治医の指示なく勝手に答えるな～！は～、スッキリした（笑）。

「英語で届ける愛のことば」

同じ3月生まれの理功に贈ったプレゼントの中に、偶然本屋さんで見つけたコレを同封しました。とても素敵な言葉が詰まったこの本、自分でも欲しくなってしまったのでもう一冊購入。立ち読みでパラパラとしか読んでなかったのですが、今日改めてじっくり読んでみました。映画のセリフ、聖書、歌詞、スピーチの中身など、マザー・テレサから野球選手にいたるまで、ありとあらゆる人の言葉が詰まっています。（ちなみにイラストはイマイチです（^^；）その中で、It's easy to say, "I love you," to someone, but it's more meaningful to thank someone for loving you.という言葉があり、何となく心に響くものがあったので誰の言葉か見てみたら…なんと！Jon Bon Joviの言葉でした！！ああ、私たちやっぱり前世では結ばれていたのね～～～。それにしてもこんな言葉、いつどこで言ってたんだろう？もう一冊楽天ブックスから届いたのがコチラ。くだらない本ばっかり読んでないで勉強しなきゃ～なんだけど、「グロッキー」「ナウい」「そんなバナナ」「アベック」など、今でも使っている死語のオンパレードに惹かれてついつい注文してしまいました。（楽天さん、1500円以下でも送料無料にしてくれたら買わなかったんだけど…）★☆★☆★☆★☆★☆★今日はり～母のCT検査の日。病院のCT検査室の前で順番を待つこと10分余。母の番が回ってきたのでCT室へと送り出す。CT室に入る直前、検査室ナースから補聴器を外すように言われた母が言った言葉…「あの～、私、補聴器外したら全然聞こえないので娘も一緒に入らせてください。」無理だってば！★☆★☆★☆★☆★☆★学習記録Paperback20ページ最近休みの日はボーっとしていることが多いですね…イカンイカン。★☆★☆★☆★☆★☆★

国盗り物語：小説＆DVD

最近、書道や手芸など、突然多趣味になってきた私ですが、それ以外に興味があるのは歴史。日本史オンチの私が、突然日本の歴史についてもっと深く知りたいと思ったのは、なぜか10年間英語を勉強してきたからなのです。理功と話をしていても、向こうのほうが日本の歴史や政治についてよく知っていたり、色々なことを私から説明できなくて悔しかったりして、うっちゃんさんのお母様の言葉を借りればまさに「英語だけできても屁のつっぱりにもならん」という状態。偶然にもうっちゃんさんも日本の歴史に興味を持ち始めたとのことで、司馬遼太郎の「国盗り物語」を紹介していただき、通勤時間・昼休み・寝る前という、普段なら英語の勉強に充てていた時間を読書に充て、ついに読了しました。今までも「日本史についてもっと知ろう」という試みはあったのですが、せいぜい高校の日本史の参考書を読むぐらい。でも教科書って色々なことをコンパクトにまとめなくてはならないので、信長の最期などは「1582年、毛利氏征討の途中、滞在した京都の本能寺で、配下の明智光秀に背かれて敗死した（本能寺の変）。」という記述のみ。そこに行き着くまでに明智光秀の心に何が起こったのかなどは知る由もなく、また、こんな簡単な記述のせいで私は今の今まで信長は明智光秀に斬られて死んだのだとばかり思っていました。が、小説を読むと、信長は、「自分を殺す者は自分のほかにありえないであろう」ということで切腹したのですね。このように小説で読むと歴史上の人物が実在した人物として生き生きと描かれているのでわかりやすく、共感したり反対に疑問を持ったりと、感情移入しやすいということに今更ながら気づいてハマってます。他にも将軍は源氏の子孫でないとなれないなど、知らなかったこともいっぱい！面白くてタメになる～…とはまさにこのことですね。ついでにDiscasで見つけた「国盗り物語」のDVDも続けて鑑賞。斉藤道三に北大路欣也、信長に伊藤英明、光秀に渡部篤郎。伊藤英明は「え？」って感じだったけど、その他濃ゆ～い俳優陣のおかげでなかなか見ごたえがありました。＜今日の音楽＞ ＜今日のお勉強＞TIME ナナメ読みTemplate-すず♪♪

「ドミノ」：恩田陸

恩田陸という人は書店で平積みになっているのをよく見かけていたけれど、流行の作家のものはあまり読まない主義だったのでずっと無視していました。今回、角川文庫のキャンペーンに応募するために買ってみたのが↑の一冊。なかなかどうして、面白いではないの～！保険会社の女子社員、句会メンバー、子役のたまご、元刑事、元暴走族、プレイボーイの男にその従姉、ミステリー・サークルのメンバーに映画監督にテロリスト。まったく関係のない人々が東京駅の構内を中心に集まり、トンでもない事件へと発展する。まさにドミノ倒しのように、紙袋が入れ替わるという、一つのドミノが倒れただけで次々に事件が展開していく。血なまぐささはなく、あくまでも軽いノリで物語が進んでいくのだけど、登場人物はあくまでも大真面目。東京駅、とにかく色々な人が集まる場所。気合を入れて行かないと、絶対に迷う場所。そういえば4月にBon Joviのライブのために上京した帰りも、朝ごはんを求めて駅の構内をグルグル回って結局食べられなかったっけ…(^^；ひとりひとりに物語があり、人生がある、それがひょんなことから絡み合うとこんな風になるのか…。解説は偶然にも米原万里さんでした。初・恩田陸は一晩で読み終えてしまいましたが、書評を見るとこれは彼（彼女？）の作品とは少し味が違うのだそう。もう少し読んでみたい作家になりました。（お勧めがあればぜひコメントに残してくださいませ～♪）

「楽しい古事記」 阿刀田高

イザナギ・イザナミの国造りから始まり、アマテラスの岩戸隠れに八岐大蛇。日本神話の出典であり、そして日本最古の歴史書である「古事記」を、現代の言葉遣いで易しく平たく解説している。また、著者自ら神話の発祥地に足を運び、神々のたどった道を歩き、神々が仰いだ空を仰ぎ、今も残る祭りや年中行事を紹介しながら数千年前の時代に思いをはせる。非常に平たく書かれているので、神々が何とも言えず人間らしく、嫉妬したりわがままを言ったりする様子が現代人とさして変わらないのが楽しい。り～母は大国主命の神話が残る山陰地方の出身なので、私自身もよく話を聞かされたものだけど、本来古事記に残されている内容はおとぎ話のようなものではなく、もっと血なまぐさい。要するに権力争い以外の何者でもないのだ。さて…本書によると、15代応神天皇は実在したことが確認されているが、それ以前の天皇・皇后は、言い伝えによると寿命が120歳を超えていたりして、かなり現実離れしているのだそう。よって、どこまでが事実でどこまでが虚構なのかわからないのだとか。となると、神の子孫である神武天皇から受け継いだ染色体を絶やしてはいけないという男子継承の「オキテ」は意味がないのか？櫻井よしこさんが、「神話に端を発する万世一系、男子継承の皇室は、日本民族生成の物語なのだ。物語は理屈を超越する。理屈での説明が難しい側面があるのは、むしろ自然なことなのだ。」と、ご自身のブログで書かれているように、おそらくこれは八百万の神を始まりとする日本人の信仰であり、心の支えなのかも知れない。話を戻して、神話の続き。「楽しい古事記」というタイトルどおり、イザナギ・イザナミ、天照大神、大国主命、ヤマトタケルといったおなじみの神様の部分は確かに楽しく読めた。が…オオヤマモリウジノワキイラツコヒフレノオオミススコリオオサザキワカイラツメと、なじみのない名前がカタカナで羅列され始めた途端、「楽しい」古事記は全然楽しくなくなってしまった。もう誰が誰かわからない！もうええわ…。ということで、あと30ページほど残して強制終了（笑）。久しぶりに「因幡の白うさぎ」でも食べたいなぁ。Template-すず♪♪

「ヒトのオスは飼わないの？」

ネコ6、ヒト2、イヌ1（その数は常に流動的）という家族構成にあって、動物たちに愛情を注ぐよりも、早くヒトのオスを飼うように恩師に言われたという米原万里さんの面白くてちょっと切ないペットエッセイ。万里さんの動物に対する深い愛が伝わってきます。そしてイヌネコの生態が、そんじょそこらのハウツーものよりも詳しく描かれています。万里さん宅に飼われていたペットたちはみなお行儀がよろしく、ウチのゴンタ（いまやすっかり「BON太」という名前が定着してしまった）に爪の垢でもせんじて飲ませてやりたい気分。でもきちんとしつけたというよりも、愛情をふんだんに注いだ結果お行儀よくなったというべきか。ヒトの子供もそんな風にして深い愛情を注ぐことによってお行儀がよろしくなって、親を殺したりするような子供を作らなくて済むのではないかしら。ああ、放任主義でBON太を育ててしまったことが悔やまれる。（BON太は町内一の暴れん坊と化してしまった…）そんな万里さんの遺児たちはただいま里親を募集中。り～母が、万里さんの形見にと、「ウチでも1匹ぐらい引き取れないかねぇ…」と言い出したときは、BON太のこともあるし、これ以上ご近所に迷惑になってはいけないと思って大反対したのだけど、本書を読んでいると引き取りたくなってしまうから不思議。オスネコの無理ちゃんはきっとBON太と大喧嘩になるからメスの道理ちゃんがいいかなぁ…いや、やっぱりイヌ柄のいいゲンがいいかも～。ああ、でも私は完全なるネコ派。イヌは散歩が大変！！…なんてことを思いながら読み進んでみたら、ゲンはある雷の夜にいなくなっていまだに行方不明のままだとか。本文に、「もし私が急に死んだりしたらこの子達は一体どうなってしまうのだろうか」と言うようなくだりがあったけれど、万里さんも天国で気が気でないだろうと思う。あれから遺児たちの里親は見つかっただろうか。Template-すず♪♪

「人は見た目が9割」

まさに「本はタイトルが9割」と言っていいほど。でも↓はタイトルが内容の1割をも示していません。書店で見かけて思わず手にとってしまったそこのアナタ。きっと私と同じように、「やっぱり美男美女のほうが世渡りが上手いんだろうか。」「中身は同じでも見た目の良し悪しでその人に対する評価も違ってくる」「世の中やっぱり不公平に出来ている」というような内容の本だと想像したのではないでしょうか。英語のことわざにNever judge a book by its cover. （人を見た目で判断してはいけない）というものがあるけれど、この本をカバー（タイトル）で判断してはいけない。まさに看板に偽りあり。人間が伝達する情報のうち、言葉による伝達はたったの7％だとし、それ以外は顔の表情で55％、声の質・大きさ・テンポで38％と、コミュニケーションは言葉ではなく主に「ノン・バーバル・コミュニケーション」に頼っているということを言いたいらしい。でも…最初から最後までマンガと演劇の話ばかりで、最後のほうはちとうんざり。演劇やマンガの表現方法の入門書なのかと見まがうほど。各章はそれなりに面白く読めたのだけど、結局何が言いたかったのかさっぱりわからなかった。「だから？」というのが全体を通しての感想。しかも、上記の数字はアメリカ人の研究者によるもので、あんなに理詰めで喋り倒すアメリカ人と日本人を比べたらその数字はかなり違ってくるんじゃなかろうか。黙っていても察してくれないしねぇ、某米国人って。（↑私情をはさんでます）とにかくどこをとっても説得力のない本でした。何かの教訓を得ようと思って読むとガッカリするかも。＜今日の音楽＞ ＜今日の英語でしゃべらナイト＞元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマン…面白すぎるっ！日本語上手い！ハマりそう～Wikipediaで調べたら、日本在住なんですね。ついでに友達のポール・ギルバート（元Mr.Big）、数年前にUSJで見かけたっけ。2005年に日本女性と結婚したそうで…。ということは、日系アメリカ人の女性とは離婚？外国の有名ミュージシャンで日本に住んでるって言ったら元レインボーのポール・レイモンドぐらいかと思ってたけど結構いるんですね。ちなみに私の妄想…Jon Bon Jovi一家が日本に引っ越してきて、隣の家に住む…垣根越しに妻のドロセアと挨拶、たまにお互いの家でパーティー…さらなる妄想モードに入ってきます

「不実な美女か貞淑な醜女か」

今、母と競争のようにして故・米原万里さんの作品を片っ端から読んでいます。先日読み終えたのが↓一見、美人と不美人について書かれたエッセイかと思いきや、この本は通訳という仕事について書かれたものでした。不実な美女とは、体裁はいいけれども原文に忠実ではない訳、貞淑な醜女とは、どこかぎこちないが原文を正確に伝えている訳のことを言うそうです。もちろん「貞淑な美女」というのが一番いいのはわかりきったことですが、場合によっては通訳をする場の雰囲気や目的に合わせることも大事なのだとか。本書では、失敗談やこぼれ話を織り交ぜながら、時には言語学的な見地から通訳という職業について語り、最終的には外国語を使ったコミュニケーションとは何かということを伝えようとしています。最近、英語離れが進んで日本語の本ばかり読んでいます。英語を勉強してきて、ふと、「日本のことも満足に知らないのに外国語を勉強してどうする…」と、頭に浮かんだのがきっかけで、歴史ものからエッセイから小説etcと、片っ端から読んでいます。小学校からの英語教育導入に関して、英語よりも日本語を学ぶべきだと機会があれば主張してきましたが、ふと自分のことを振り返ると、私こそ母語をおろそかにして英語ばっかりやってきたのではないか、母語できちんと考えられないことが英語で言えるわけがないのではないか、と思い、毎週やってくるTIMEを横目に日本語の本を読み漁っています。本書にも、日本語が下手な人は、外国語が身に付けられても母語以上には上手くならないこと、どんなに外国語が上手くても、自国や自国語のことを知らなければ国際的に見て軽蔑の対象であることなど、身につまされる話が盛り込まれていました。それにしてもこのように外国語を武器に活躍されていた方や、色々な教育の大家が口をそろえて上記のように外国語よりも国語教育が大事だと主張しているのに、どうして文部科学省にはそういう主張をする人がいないのか不思議。いても気が弱くて言えないとか？？？Template-すず♪♪

魔女の1ダース

母が米原万里さんの著作を全部読みたいと言い出し、それも1日1冊のペースで読んでしまうものだから、こっちの懐は寒くなるばかり。そんな中、母よりも先に読み始めたを、母から「まだ？早く貸してよ」とせかされながらようやく読了。異文化とは何か。元々文化が違うのだから、理解し合えるなんて考えるのがそもそもの間違いだと。そんな中で万国共通の普遍的な存在、それがウンチだとする突拍子もない話に笑い転げる。アメリカ人もロシア人も日本人も、金持ちも貧乏人も、口に入れるものこそ違えど出すものはみな同じ。と、一見バカバカしい話の寄せ集めのように見えるのだけれど、最後まで読んでみると、物事を一つの方向からしか見ないのは人生にとってマイナスなのだというメッセージなのである。高見健一先生という、英語学の大御所がおられる。私が大学在学中に夏の特別講義にいらしたとき、ミーハーな私は著書にメッセージ付のサインをしていただいた。「異なる視点からながめていると、何かがきっと見えてくる」コレが出来ないから世界はぶつかり合い、互いに背を向けてしまう結果となるのだろう。＜今日の音楽＞ Template-すず♪♪

二つの祖国（読了間近）と終戦

今日は一日中家にいるぞ！と決心し、午前中は玄関の掃除。掃除してもしてもゴンタのオシッコの臭いが消えない（- -ﾒ）ということで、玄関に芳香剤を置くことにしました。午後は力尽きて読書の途中で昼寝（笑）。もうすぐ終戦記念日ですが、ちょうど今読んでいる「二つの祖国」では東京裁判が終わり、各被告に刑が言い渡されたところです。東京裁判については、ニュースで聞きかじるぐらいであまり詳しくは知らなかったのですが、この本ではそのほぼ一部始終がドラマのように展開されています。折りしも、原爆記念日があり、そして小泉首相が15日に靖国神社を参拝するか否かで議論を巻き起こしている最中なので、この本に書かれていること、特にインドのパル博士（東京裁判の裁判官で、日本無罪論を主張した人）と主人公の会話はまるで今の世界情勢を物語っているかのようでとても興味深く読んでいるところです。パル博士：「…さっきも云ったように原子爆弾の使用こそ、残虐行為にほかならない。一体あの時点で、アメリカは原子爆弾を投下する必要があったでしょうか。」（中略）主人公：「それにもかかわらず、法廷記録から原爆投下に関する部分は削除され、判決文の中でも原爆については一行も触れられていません。博士、今後の国際社会では、勝者の唱える正義、人道、平和だけが真理として罷り通り、弱者の唱える正義、人道、心理などは、あり得なくなるのでしょうか。」その後パル博士は、そこまで断言してはよくない、そうすればそれは虚無思想である、この裁判に打ちのめされず、人間の善意を信じ、不正と闘い、少しでも是正することが、われわれ生き残った者の義務であると言っていますが、果たして私たちはその義務を果たしてきたのかどうなのか、今の世の中を見るとどうも疑問に思います。テロが盛んに行われるのも、結局勝者（＝英米）の唱える正義、人道、平和だけを真理として罷り通そうとしているからなのではないか、いや、イスラム原理主義者が自分たちの真理を罷り通そうとしているからか？いや、結局どっちもどっちなのか？？？と、色々考えながら過ごしている夏休みです。

英語力と日本語力

の齋藤孝氏との斉藤兆史氏の対談形式のを読みました。それによると、今の英語教育はなっとらん！とのことです。コミュニケーション重視のカリキュラムにした結果、英語圏の国に行ってハンバーガーを注文することは出来ても、会議など仕事で通用する英語を身に付けるには程遠いのだとか。文法を軽視し、安直な実用性を重視するあまり、ピジン英語（英語を母国語としない者同士がビジネスのためにただただ、通じればよいといった姿勢で使われるようになった変形英語）の話者を大量生産しているだけだと批判しています。また、英語を学ぶ前にまずは日本語を徹底的に勉強する必要性があると主張しています。日本語は母国語だからと言って正しい日本語の使い方が自然に身につくのではなく、それにはそれなりの訓練が必要。その日本語ですら訓練が必要ということは、外国語である英語を学ぶ際も相当の訓練をし、柔道で言うところの「型」の習得をし、それを反復練習することによって「技」にまで高めていく必要があるとのこと。「型」の習得には素読、暗誦、文法、読解という訓練を積む必要があるのに、今の教育では子供たちが粘り強く努力するという機会を奪ってしまっているそうです。基礎を踏まえた厳しいトレーニングの延長線上に、初めて楽になる一瞬は訪れるというのが上達の法則であり、英語学習に関しても例外ではない―これは自分自身が英語学習を続けてきて常に感じているところです。さて、外国語でのコミュニケーションとなると、やはり大切なのは書き言葉において相当のレベルにまで達しないと、十分な国際コミュニケーションは取れないと著者たちは言っています。ハンバーガーが買えてもしょうがないと。それにはやはり基本をしっかりと習得した上で反復練習、これが真の国際コミュニケーションのための一番の近道ではないかと、私も常々思っています。日本語に話を戻すと、日本語力に関しても英語と同様、子どもたちは素読、暗誦、文法、読解という4本柱を中心に、日本の名作を読むように努力するべき。英語力は日本語力の上に積み上げられるものだから、日本語力が低いと当然レベルの低い英語しか身につかないと主張しています。以前恩師が「外国語の習得とは、自分の母国語のレベルにその言語を近づけること」と言われていましたが、私もその通りだと思います。この本は、主に子どもの英語教育に焦点を当てて書かれていますが、今英語の勉強をしている大人たちにも必読の書かもしれません。最近、本棚プロジェクトのおかげで日本語の本を読む機会が増えているのですが、新書などを何冊か読んだあとにTIMEを読んだら、すごく楽に感じました。論理展開は英語と日本語では大きく異なっていますが、自分の思考を整理しながら読むということには変わりないはず。日本語と英語、どうせやるならどちらも立派に使いこなしたいものです。（でも私、アメリカでハンバーガー買えるやろか…(^^；）Template-すず♪♪

「Notebook」読了

"Walk to Remember"を読んで、もう二度とNicholas Sparksは読まないだろうと予感していたにも関わらず、Paperbackの冊数稼ぎのために手を付けた本書をようやく読み終えることが出来ました。1ヵ月半ほどブランクはありましたが、読み出したら最後まで一気に加速して読めました。裕福な家庭で育ったアリーは同じく裕福な家庭に育った婚約者との結婚を間近に控えながらもティーンエイジャーの頃に経験した初恋が忘れられず、当時ひと夏を共に過ごした彼、ノアに会いに行きます。今も変わらず飾らない姿で出迎えてくれた彼に、アリーはもう一度燃えるような恋心を抱き、二人は結ばれます。ところが、そこへアリーの母親が登場し、自分の心に正直になるように言って去っていきます。その後、アリーはノアと今の婚約者、二人とも違う形で愛しているといい、結局ノアの元を去ります元彼との関係が再燃したにも関わらず、今の婚約者も愛しているとのたまうアリー。ああ、イライラするこんな優柔不断で浮気性のおなごは誰とも結ばれないで一人でいればいいのに！と、読み始めたことを後悔し始めた頃、事態は急展開を見せます。一人の老人が、老人ホームでアリーとノアの物語を妻に読み聞かせています。でもこの妻はアルツハイマー病にかかっており、物語を読んでくれているのが誰なのかわかりません。もちろん夫の名前も思い出せません。しかし、神様はこの老夫婦に奇跡を起こします。この二人に何十年もの長い年月をかけてはぐくんできた愛を確かめ合う時間を与えますさて…もうNicholas Sparksはお腹いっぱい！と思っていたのですが、読んでいるとやはり泣いてしまいますね～Nicholas Sparks Magicとでも呼べばいいのでしょうか。年を取って涙もろくなったのか、はたまたこういう純愛ものに飢えているのかは定かではありませんが、一応感動しました。でももう、本当にお腹いっぱい次は久しぶりのRobin Cookで「Outbreak」を読みます。やっぱりEbolaとかdiarrheaとかnauseaとかvirulentとかquarantineなーんて単語が出てくるこっちのほうが向いてるわTemplate-すず♪♪

世界で一番おもしろい地図帳

ここ数週間、寝る前の読書タイム（と言ってもほんの5分ほど）に読んでいた本がこれ↓。「世界で一番おもしろい」というのは言いすぎ。世界各国および日本国内の地名他に関する単なる雑学本。ま、ちょっとした暇つぶしにはいいと思うけど、もうちょっとひねりが欲しかったかな。飛行機に乗れないくせに世界地図を眺めるのが好きな私にはちと不満が残る。まるでその場所を旅したような気にさせてくれる本かと思いきや、地図は部分的なイラストのみで、とにかくある場所にまつわる事細かな情報を集めた本だった。おかげで毎晩寝つきが良かったのでそれはよしとしよう。Template-すず♪♪

「In Her Shoes」読了。

血は水よりも濃い。この一言に尽きるかな。自分の彼を寝取った妹を許せるんだろうか…と思いながら読んでいましたが、まあ元々ロクな男じゃなかったしそれはそれで結果としては良かったのかも知れません。前半では自分勝手で派手好きなマギーに本当に腹が立って、こんな娘が更生しようが何しようが絶対に許せないと思っていましたが、読み進むうちになぜかマギーを応援している自分がいたりして。その中で姉ローズの気持ちと自分の気持ちが重なるところがあって、妹を愛しながらも許せるかどうかわからないという微妙な立場に大きな共感を覚えました。でも最後のほうで一気に話が（予測どおりに）進み、いきなりマギーがプリンストン大学で出会ったチャールズがローズの結婚式に出席していたりしてあっけなさを感じました。もう少しチャールズとのことも書いて欲しかったなぁ。ま、女姉妹というものはこういうものなのかなぁ。姉妹がいない私にはよくわかりません。女姉妹の多い母を見ていると、それぞれが本当に仲が悪いのでこの小説のようなことはあり得ないでしょうね。伯母が母にした40年前の仕打ちも母は忘れていなくて、「私の葬式には呼ぶな。」とまで言っています。若いうちに和解しないとここまでこじれるのかもね…。さて、次は軽～くNicholas Sparksの「The Notebook」でも読もうと思います。Dan Brownの「Angels & Demons」も気になってるけど、それはその次ね。Template-すず♪♪

Love Letters at Sixty

日曜日から火曜日まで、勝手ながら院長の都合により3連休となったのはいいのですが、毎日忙しくしていると休みの日にはアレをしよう、コレをしよう、と思って色々やりますよね？でもこのところそういうことを考える暇もないぐらい忙しかったので、いざ3連休になってみて何をしてよいのやら…。とりあえず本棚を整理して売れる本をAmazonに出したりしたのですが、その後は結局日曜日、月曜日とダラダラとパソコンの前で過ごしたり、昼寝をしたりして終わってしまいました。そして、積読消化をしようと思いついたのが今夜。いかんなぁ。あと1日しかあらへんし。***********先日、本屋さんにケアマネジャーの問題集を買いに行ったついでに↓を買いました。「60歳のラブレター」というタイトルの本を英訳したものです。日本語版で読んだ時も感動しましたが、どちらかというと堅苦しさやぶっきらぼうな感じを受けました。でもコレが英語になるとなんともまあ、ロマンチックなラブレターになるんですよね。言葉の選び方かな？日本人は愛だとか恋だとか、あまりおおっぴらに感情を外に出すことはないと思いますが、この英語で書かれたラブレターを見ていると、決してそんなことはないのかも知れないと思うようになりました。それよりも、口先だけのきれいごとではなくて心の底から滲み出すような深い愛情が言葉の端々に隠れているように思いました。面白くて思わず声を出して笑ってしまうようなラブレターもあれば、亡くなった伴侶に捧げるラブレターなど、心にジーンと響くものもあります。英語も平易なので読みやすいです。こういうものを読むと、早く仕事を引退してのんびり余生を過ごしたいなぁ、とか思ったりして。でもあと20年ぐらいは頑張らないとなぁ…トホホ。めざせ！豊かな年金生活！！Template-すず♪♪

「Little House on the Prairie」（大草原の小さな家）読了

12月の初旬から読み始めたのに、お茶をこぼしてしまって乾くまで放っておいたらこんなに時間がかかってしまいました。ウィスコンシン州にある森の中の小さなログハウスを後にして、インガルス一家はカンザスを目指します。その大変な旅の様子やカンザス州に着いてから何もない大草原に再び家を建てていく様子が綴られています。その後農地を耕し、安定した暮らしが出来るようになったのもつかの間、その大草原は元々インディアンの居留区だったことがわかり、一家はまた家を後にしなければならなくなります。１８７０年代のアメリカ。みんながまだ貧しくて生きていくのに必死だった頃のお話です。白砂糖がとても貴重だったアメリカ。お砂糖やキャンディーを大切に大切に消費していたアメリカがどうして100年ほどの間にあんなに肥満大国になってしまったのか、不思議だなぁ～と思いながら読んでいました(笑)。みんなが物を大切にし、人に感謝をして生きていた時代。家族が助け合い、支えあって生きていた時代。お父さんは父親としての役割を、お母さんは母親としての役割を、そして子供たちにも役割が与えられていて、それが上手く機能していた時代。どうしてそれがこんなに狂ってしまったのか、色々考えさせられました。さて、子供向け＆割と優しい本を続けて読んだので、今度は本格ミステリーにでも挑戦しようかな。手元にある候補作品はマイケル・コナリーの「The Black Echo」とRobin Cookの「Chromosome 6」。中身を見ると、「The Black Echo」のほうが字が大きいのでこちらに決定！

「A Walk To Remember」読了

Nicholas Sparksの「A Walk To Remember」、お正月休みから読み始めたのですが、割と平易な英語で書かれていたのですんなりと読むことが出来ました。ストーリーは、政治家の息子でこの年齢の男子にありがちな軽薄さを持った高校生、ランドンが３年生のクリスマス前に試験を受けなくても済むといった安易な理由でクリスマス劇のクラスに参加することになります。実はこのクラスが演じることになっている劇は、自分の娘の誕生と共に妻を亡くした教会の牧師さんが書いたもので、劇の内容も母親のいない娘にオルゴールを買ってやりたいのに娘が欲しがるものが見つからず、途方にくれている父親のもとに天使が現れるといったもの。その父親役をランドン、天使役を牧師の一人娘ジェイミーが演じます。そして２人は恋に落ちます。ところが、この後２人を待っていたのは悲しい運命。２人はこれを乗り越えることが出来るのか…。***************どこにでもいる軽薄な高校生ランドンが、本当ならば一生仲良くならないであろう相手、ジェイミーとクリスマス劇をきっかけに話すようになり、恋に落ち、そして成長していく様子が生き生きと描かれていました。その姿がとても危うくて、それでいて切なくて、読み終わった後にはすがすがしい感動を覚えました。物語そのものはいわゆる「お涙頂戴もの」で、読んでる途中から後の展開が見え見えになってしまう作品なのですが、語りかけるような優しい文体にぐいぐいと引き込まれて結局最後にはちゃんと泣かされてしまいました。私もまだこんな純愛ものを読んで泣けるんだ…なんちゃって（^^；

ハリー・ポッター（ようやく）読了！

はぁ～っ、やっと読み終えました！長かったなぁ。でも読み始めたら一気に3日ほどで後半を読み終えました。しかし…ショッキングな結末にただただ驚くばかりでした。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、こんな結末にしてしまって子供たちから文句が出ていないんでしょうか。なんて、私が心配することでもないですね（^^；り～母に内容を喋りたくて喋りたくてウズウズしていたら、「別にお母さんは気にしないから喋ってもええよ。」って言ってくれたので喋ってしまいました。妙に納得していましたが、その納得の仕方はちょっとズレてるんだなぁ。さて、次は…ハリポタを読み終える前に読み始めた「A Walk To Remember」と、もう一冊、去年から読んでいる「Little House on the Prairie」をなんとか今月中に読み終えたいと思います。***************ああ、平和な休みはあっという間に過ぎ…明日から仕事です。メッチャ憂鬱～～～！！毎日休みのはずの患者さんからは「長いこと休んでたなぁ。」とイヤミを言われ、どうやらナイショで海外旅行に行ってたらしい院長からは「僕は休みたくなかってんけど、看護婦さんが休みたいって言うから～…」と言われ、きっと後ろからどつきたくなっていることでしょう。◆今日のお勉強・TIME・TOEIC　Reading問題集・TOEIC　Grammar問題集・CNN流し聞き・Paperback：Harry Potter（読了）★TOEIC　Reading問題集をやっていて、Part VIIの問題を4日間、40問ずつやってみましたが、全問正解は達成できませんでした。間違える傾向をよく見てみると、やはり知らない単語が出てきた問題に限るようです。ボキャビル、頑張らなくては！

「模倣犯」（宮部みゆき）

クリスマスショッピングをしている時にふと立ち寄った本屋さんで「模倣犯」が文庫化しているのを見つけて、3巻一気に買ってしまった。『へぇ～、全3巻かぁ。ハードカバーでは上下巻に分かれてたもんねぇ。』なんて言ってたら、後日また立ち寄った本屋さんで全5巻であることを知り、やっぱり全部買ってしまった。読み始めたら止まらなくて、ある日なんて朝の5時半まで読んでいたこともあったっけ。ある殺人事件があって、それを模倣した事件が次々と起こる類の内容かと思いきや、ストーリーのどこにも「模倣犯」など登場しないので、なぜタイトルが「模倣犯」なのか、ず～～～っと疑問に思いながら読んでいたのだけど、それが最後の最後に明かされた時はスーッとした。いくつかの殺人事件を取り巻く被害者の遺族、加害者、マスコミ、ジャーナリストなどなど、色々な人の視点から出来事を多角的に描いている。真犯人のあだ名は「ピース」。さて、それが本当に何を意味するのかは最後まで読んでみてのお楽しみ。久しぶりに本を一気に読んだ。でもちょっと物足りなさも感じた。日本のミステリーを読んだのは久しぶりなので今どういうのが流行ってるのか、もっと複雑になっているのか、よくわからないけれど、犯人が最初からわかっていて、その犯人の鼻を明かすまでちょっと間延びしている感じがした。わかっていたから余計にイライラしたのかも。さて、英語の本に戻ろうかな。（ハリポタまだ終わってへん…）************今日はとにかく読書をする！と休みに入る前から決めていたので、起きておぜんざいを食べた後はず～～～っと寝転がって本を読んでいた。途中でカウントダウンを迎える理功とメッセをしたけれど、それ以外はず～～～っと読書。久しぶりに落ち着いて本が読めてうれしい。私の部屋は机周りにラグを敷いてる以外は何もないフローリング。ソファがあるからいいかなぁ、と思いつつ、寒い冬の朝、床が冷たいと着替えるのも億劫になるので２畳ほどのラグを買っておいたのだけど、それでも本を読みながらじぃ～っとしていると体が芯から冷えてくる。エアコンをつけても顔が火照るだけで全然暖かくならないので、思い切ってホットカーペットを出した。洋服ダンスの上にビニールに包んで置いておいたホットカーペット。下ろすと同時に雪が降ってきた…。ホコリの雪が…（^^；「正月早々掃除なんてするもんじゃない！」という我が家の掟を破って掃除機をかける私。いや、やっぱりぬくいわ～♪神様、掟を破ってゴメンナサイ。どうか罰が当たりませんように…。な～んて、今年は全然お正月気分になれないのはなぜ？

Stephanie Plum 10-Ten Big Ones読了！

今回Stephanieは刑事のJoeと同棲中。姉のValerieは仕事のない弁護士との間に子供が出来てStephanieのアパートを占拠しています。たまに帰る実家には姉とそのパートナーの弁護士、メイザおばあちゃん、両親のほか、前作で出てきたオカマのバンドマン兼スクールバスの運転手のサリーが、なぜか姉のウェディング・プランナーとして活躍しています。Stephanieには専業主婦または違う仕事に就いて欲しいとJoeは願うのですが、bounty hunterとしての仕事を面白く思っているStephanieと衝突し、Joeの家を飛び出した後、偶然見つけたRangerの秘密基地兼アパートにもぐりこみます。Rangerのアパートでは安全が保証されているものの、スラム街の連中を捕まえたり、捜査の途中でスラム街の親分格の男を車で引きずり回したりという行動が裏目に出てStephanieは命を狙われます。Joeとの関係も上手く行かない。留守中だったRangerがアパートに帰ってきて、Rangerとの関係が発展する予感もする。そんな中、ついにスラム街の連中に拉致されてしまうのですが…************2週間で読み終えるつもりが3週間かかってしまいましたが、前回読んでいた「Little House in the Big Woods」と違って展開が速かったのでスピードに乗ってからは早く読めました。毎度命を狙われるStephanieですが、今回はちょっと様子が違っていて、プロの殺し屋に狙われます。それなのに本作品は、ハードボイルド系というよりも、ドタバタコメディの色が濃く出ていたように思います。メイザおばあちゃんは相変わらず人のお葬式に行って遺体を確認するのが趣味だし、スクールバスの運転手をしているサリーは手首にゴムバンドをしていて、swear wordを1つ言うたびに自分で罰としてゴムバンドを「バシッ」。結婚を控えた姉は新郎のクラウンに「honey pie smoochie bear cuddle umpkins」と呼びかけ、周りの人の背筋を凍らせています。そのためか、本筋以外の筋が物語の大半を占めていて、本筋は何となくあっけなく終わってしまったような感がありました。最後にStephanieを助けたヒーローはRangerでもJoeでもない、意外な人だったけど、JoeとRangerとの関係もビミョウ～～～で、11巻でどう発展するのかちょっと楽しみです。さて、次は～…Domenic Stanberryの「The Confession」を読みながら、Harry Potterの最新作も頑張って読み終えようと思います。

Little House in the Big Woods読了

子供向けの本だから長くても1週間あれば読めると思っていたのに、ダラダラしていたので結構かかりました。意外と単語も難しかったしね。さて、「大草原の小さな家」シリーズの1作目、「大きな森の小さな家」（by 河合奈保子…古っ）は、森の中に住むLauraと姉妹、そして両親が、四季をどのように過ごしたかということを中心に語られます。冬支度のために父親が狩をして、獲物の肉を母親が燻製にしたり塩漬けにしたりして保存する場面から、真冬、春、夏、秋、そして次の冬に至るまで、家族や親戚、祖父母との交流を交えながら描いていきます。その中に、お父さんがかえでの木の幹に木で出来た筒を差し込んでメープルシロップを採るシーンがあるのですが、それを見たLauraは"Didn't it hurt the poor tree?"とお父さんに聞きます。お父さんは、"No more than it hurts you when you prick you finger and it bleeds."と答えます。木が痛い思いをしているだろうというLaura。でもきっとその裏には「メープルシロップをこんなに採ってしまって大丈夫？」と言った思いがあったのでしょう。最近、原油価格の高騰が懸念されていますが、まだ石油が枯渇するなんて考えもしなかった頃、誰か「そんなに石油を採ってしまって大丈夫？」と思った人はいるでしょうか。誰か（あるいはどこかの国）が自分の利益のことしか考えずにいた結果、あるいは自分さえ良ければ他はどうでもいいと考えてきた結果、原油価格は高騰し、我々の生活に多大な影響を与えています。現代ほど人間がエゴイスティックになっている時代はないかも知れません。Lauraの時代のように、エゴを捨てて物事を考えるようにしたら世界が変わるかも知れませんね。**************ペーパーバック50冊読破でモノにする英語の本の読書体力の身につけ方で、まずは50冊Paperbackを読もうと決心してから2年の月日が流れました。それまでに読み終えていた数冊を足して、今回読み終えた「Little House in the Big Woods」でちょうど50冊となりました。しかし…「自分の身長と同じぐらいのページを読む」というのも聞いたことがあります。1冊3センチの厚さという計算をしたところで、まだ150センチ！身長160センチなのであと4冊は読まなくちゃね～。って…そうじゃなくて！これでとどまることなく、もっともっと読もうと思います。とりあえず、しばらくTOEICを受けることはなさそうなので、次はスラング満載のStephanie Plumシリーズ10冊目、「Ten Big Ones」を読みまーす！（ハリポタも同時進行です（^^；）

ブタの膀胱

今年の目標Paperback冊数を稼ごうと、子供向けの本を読み漁っております。今読んでいるのは「大草原の小さな家」のシリーズ1作目、「Little House in the Woods」です。いや～、子供向けと思って侮るなかれ。日常生活でよく使う単語と思しきものがたくさん出てくるのに知らない単語ばっかり！！venisonなんて今まで聞いたこともなかったよ…（鹿の肉という意味です―んなもん食べへんって）。この本は理功に薦められて読んでいます。というのもローラの生きてきた時代＝理功のおじいさんおばあさんが生きていた時代なのです（っと、4人中3人はまだ生きてるけどね（^^；）ヨーロッパからアメリカに移民してきて、ほとんど全部自給自足の生活。子供たちの遊び道具といえば動物の内臓。エ？そう、この「Little House in the Woods」でも、冬の間の食料にするためにお父さんが飼っていたブタを八つ裂きにするのですが、そのときに子供たちがブタの膀胱をおねだりするのです。ブタの膀胱を膨らませて穴を閉じたらボールの出来上がり。ローラと妹のメアリーがブタの膀胱で楽しそうに遊んでいる挿絵が入っています。ひえぇ…。まあ、ドイツ語の授業でヘッセを読んだ時に物語に出てきた奥様がブタの膀胱で作った小物入れに何か入れてたっけ…。しかし…膀胱よ！膀胱！オシッコの袋よ！！と、その話を理功としていたら、こんなことを聞かれました。「ヨーロッパでサッカーが始まった時のボールって何だったか知ってる？」「アメフトのボールは最初なんだったか知ってる？」答えは…元祖サッカーボールはなんと！山羊の頭…。そしてアメフトのボールは鹿の皮の中に干草などを詰め込んで縫い合わせたもの。ひぃぃぃぃ…。やっぱ欧米人って野蛮だわ。そう思って、「やっぱり日本の文化のほうが欧米の文化よりも洗練されてるわねぇ～。ほら、Japanese ancient soccer、蹴鞠なんて優雅でしょう～？」と、蹴鞠のサイトを探して見せました。が！！蹴鞠のボール…それはやはり鹿の皮の中に穀物を詰め込んだものだった…。ひぃぃぃ～…ところで、先日美容院に行ったら、私と同世代の美容師さん（男）とその妻（同じく同世代）と見習いさん（20代）…全員「大草原の小さな家」を知りませんでした。あんなに人気があったのに…。美容師さんたち全員いわく、「NHKなんて見ない。」んだそうです。いやはや…。*********★最近のり～母のマイ・ブーム細木数子とベッキー。なんでやねん（^^；

Charlie and the Chocolate Factory（ネタバレあり）

Roald Dahlの本は以前から気にはなっていたものの、所詮子供向け…と思って敬遠してきましたが、映画が公開されているのを機会に読んでみました。ネタバレしてますので、これから映画を見る人、本を読もうと思っている人で内容を知りたくない方は見ないで下さいねー。とにかくページ数が少なくて字が大きいということもありましたが、面白くて面白くて買ったその日から読み始めて3日ほどで一気に読んでしまいました。ストーリーはあちこちで宣伝されているので省略しますが、単なる子供向けファンタジーとは一味違ってとってもブラック！ワガママな子供、食いしん坊の子供、悪癖のある子供、テレビばかり見ている子供に対するお仕置きがとっても残酷。しかも最後に満足な姿になって戻れず、気持ちが救われない。子供が読むにはちょっと残酷すぎるかも知れないと思いつつ、そのインパクトが逆に子供にとってはよいしつけを施す上で効果があるのかも知れません。面白おかしく書いてあっても、ちゃんと子供を正しい道へと導いていきます。大人に対する批判もチラリ。チョコレート工場の持ち主、Williy Wonkaが、なぜ子供たちにゴールデン・チケットを当てさせたのか理由を語る場面で、「I don't want a grown-up person at all. A grown-up won't listen to me, he won't learn. He will try to do things his own way and not mine. So I have to have a child.」と説明していたのですが、耳が痛～い！（っていうか、うちの患者のこと？(笑)）今一番売れてる洋書だそうで、読み終えたので早速マーケットプレイスに出品しました♪はぁ～、こんな調子でハリポタも一気に読めるといいんだけど、本が重くてねぇ…（^^；

洋書屋アール(出品作品追加）

洋食屋ではありませんよ。洋書屋です。今日は朝から身辺整理をしようと、本棚の整理に取り掛かったのですが、とにかく山のようにある本をどうにかしなければ…と思い、Bookoffに持って行けるものと持っていけないものに分けました。たいていの和書ならばBookoffで引き取ってくれるのですが、私がよく行くBookoffは洋書は引き取ってくれないので、アマゾンのマーケットプレイスに出品することにしました。程度の悪いものは捨てることにし、まあまあ人様にお渡ししても恥ずかしくない程度のものを300円～500円で売ります。（アマゾンに手数料を取られるので、あまり安くも出来ないのが現状でして…）買い手は本の値段プラス送料260円を支払わなければならないので、できるだけ価格設定を低くし、定価よりも高くならないようにしました。だって、自分が買い手だとして、古本に払うお金と新品に払うお金があまり違わなければやっぱり新品を買いたくなるもんね。ひとまず下記の本を出品しました。もしご希望の古本があれば「洋食屋アール」、ちゃうちゃう、「洋書屋アール」でお買い上げくださいね♪Memoirs of a Geisha..........Arthur Golden Blindsight...................Robin CookThe Sky Is Falling...........Sydney SheldonDa Vinci Code................Dan Brown Toxin........................Robin Cook Mutation.....................Robin Cook A is for Alibi...............Sue Grafton The Other Side Of Midnight...Sidney Sheldon Mindbend.....................Robin Cook Fever........................Robin Cook Brain........................Robin CookTwo for the Dough (Stephanie Plum Novels)....... Janet Evanovich Three to Get Deadly (Stephanie Plum Novels)....... Janet Evanovich Hot Six (Stephanie Plum Novels)......................Janet EvanovichFour to Score.............................Janet EvanovichHigh Five...............................Janet EvanovichHard Eight Janet ..............................Janet EvanovichSeven Up..................................Janet EvanovichOne for the Money.................................Janet EvanovichRemember Me................................ Mary Higgins Clark Daddy's Little Girl..............................Mary Higgins ClarkSilent Night................................. Mary Higgins ClarkI'll Be Seeing You........................... Mary Higgins ClarkThe Best American Mystery Stories 2002 Mr Foreigner.................................Matthew Kneale B Is for Burglar................................Sue GraftonHarry Potter and the Prisoner of Azkaban (UK).......................J.K. Rowling Coma........................... Robin CookStupid White Men......................... Michael Mooreまだまだたくさん出品予定（2003年に読んだPB、2004年に読んだPB、2005年に読んだPBから出品予定）です。よろしくお願いしまーす！

四日間の奇蹟

tani*Cさんに借りていたもう一冊の本をようやく読み終えました。ある少女を強盗から救うために指を撃たれてなくしてしまったピアニストと、孤児になったその少女。少女はサヴァン症候群といって、ある一つの物事に対してのみ天才的な力を発揮するという発達障害を持っている。彼女に与えられた天才的な力は、ピアノだった。そしてピアノを聞かせる慰問先で再会した女性。障害を持つ人々とその家族。落雷事故。たった4日間の出来事とは思えないほど内容が濃い。ネタバレになるのであまり詳しくは書きませんが、読み終わった後、自分が死ぬとわかったらどうやって自分の人生を整理しようか、誰に何を告げようか…など、まだまだ先のことかも知れないし、明日のことかも知れない自分の死について考えてみました。果たして自分の歩んできた道はこれで正しかったのかどうか、きっと死ぬ直前にならないとわからないんだろうなぁ。とりあえず子供が出来にくい体質なので、この先（歳も歳だし）自分の遺伝子を持った人間を残すことはなさそう。でも自分が生きてきたという証は欲しい。とりあえず夜空の星に名前は残ったけど(笑)、この世の中にどうにか足跡を残してからあの世へ向かいたいとは思う。…って理功に言ったら、「君は僕の心に十分足跡を残したよ。」って言ってくれたけど、違うんだなーーーーーっ。だって、アンタもいずれ死ぬやんっ！そこで考えたのが「本」。著書なんかじゃなくていい。翻訳者として名前が残ればそれでいいかな。うん。もう少しで足跡が残せるかな？なーんて、あまり早く足跡を残して早死にしたらどーしよう！************もう私、どうかしてます。バイトがあるっていうのに、翻訳の仕事が今にも来るかも知れないってのに、通訳トレーニングを始めたばかりだっていうのに…新しい翻訳講座を申し込んでしまいましたーーーーー！！もう知らない(笑)。とりあえずおなか一杯食べ物を食べるとやる気がなくなるので、腹八分目で頑張りマッスル。

マーフィーの法則？

マーフィーの法則というと、洗車すると必ず雨が降るとか、そういうものを思い浮かべますが、このジョセフ・マーフィーというのは実は精神法則に関する研究者で、いわば自分に暗示をかけて成功へと導く方法論などを編み出した人なんだそうです。受付嬢Aさんに「眠りながら巨万の富を得る」という本を借りていて寝る前に読んでるんですが、本当に眠りながら巨富を得る（夢を見る）という状態で、別にこの本に書かれていることを実行したわけでもなんでもないんですが、これを読む前の私は、「翻訳者なんて絶対向いてないよな。うん、向いてないから英語はやっぱり趣味でいいや。」と、結構後ろ向きの姿勢をしていたんです。ところが、この本を少し読んでいくうちに、自分が成功した時の姿を時々思い浮かべるようになったんですね。まあ、普段忙しいので本当にたまに、なんですが…。そうこうしているうちにバイトの話があり、通訳コースが始まり、ある翻訳会社から連絡があり、トライアルのお知らせがあり…と身辺があわただしくなってきました。そしてついに…！！仕事が来たんです！！ひゃっほ～い！まだ相談の段階ですが、以前アメリアを通して応募した本の翻訳トライアルを受けた会社からの連絡だったのですが、そのトライアルでは非常に惜しいところだったそうで、ぜひ他の本だけど引き受けて欲しいということなんだそうです。いやー、運気かなり上昇中？忙しくなりそうだ！！※はなえもんさんのご指摘により、洗車→雨のマーフィーと、巨富のマーフィーは違う人なんだそうです。知らなんだ～（^^；「仕事を請ければますます仕事が来る」ということで同じ人かと思ったよ(笑)

「いま、会いにゆきます」

昔っから流行りモノには興味がなくて、ベストセラーになった海外文学以外の流行りモノは絶対に読まない主義だったのですが、ちょうどtani*Cさんが読み終わったということで借りて読んでみました。tani*Cさんいわく、「ヤバイです。電車の中で泣きそうに…」。だからあとちょっとで読み終わるというところで喫茶店を出て家に帰りました。しかし…泣けなかった(爆)うーん、何でだろう？私って冷たい人間？と思いきや、アマゾンのレビューでは半分が泣き、半分がすごーく冷めた感想を残していました。私は後者なのね。決してつまらない話ではないし、読みやすいのだけれどどうも現実みがないのと、登場人物に奥行きが感じられなくて感情移入できなかったというのが泣けなかった理由かな。登場人物と年代が違うのも理由の一つかも。多分映画のイメージ（出来ちゃった結婚の中村獅童と竹内結子）が頭に浮かんだせいかも？なんかイメージ悪いのよね、この二人。出来婚というのがいかん。読んでいてちょっと気に障ったのが、何気なくジョン・アーヴィングの名前を入れてみたり、古い映画を比ゆ的に使ってみたりしていたところ。これがどうも鼻に付くのよね(笑)。作者の市川拓司はジョン・アーヴィングから影響を受けたらしいけど、彼の文体にジョン・アーヴィングは感じられませんでした。（アーヴィングは原書でしか読んでないので日本語で読んだら感じられるのかも。）こういう技法は村上春樹なんかもよく使っているんだけど、世代の差かなぁ？村上春樹が引用するものって知らないものが多いのでそれだけで「なんてこの人は物知りなんだろう…」と思うから面白い…でも市川拓司の場合、世代が同じというだけあって、引用しているものに親しみがあるせいか、言いたいことはわかるけどそれが却って奥行きを少なくしてしまっているような気がします。あとカタカナ多すぎ！！キッチン、コンビニ、ハシカ、ハウスキーパー、トレイ、フトン、カードマジック…ああ…。ところで、この市川拓司という人、ネット作家なんですね。ネット作家なんて初めて聞いた！ネットでなら私にも書けそう～なんて言ったら怒られるよね（^^；私が書くのなんてスポ根顔負けの「英語根性物語」になりそうで誰も読む人いないだろうけどね（^^；♪おっもい～こんだ～らぁ～、試練のみ～ち～を～♪…って本当に英語道って試練の道だわ(泣)。

読了！「The Sky is Falling」

Sidney Sheldonの作品を読んだのは実に10年ぶりかも知れません。Amazonのレビューを見ていると、初めて読んだ人からは大絶賛、往年のSheldonファンからはかなり辛口のコメント、というように賛否両論わかれていました。さて、ストーリーは、もしアメリカにロイヤルファミリーが存在するとしたら、彼らがその地位を確実に手にするだろうと言われるぐらい、資産家で慈悲深く、チャリティー精神旺盛なウィンスロップ家。そのウィンスロップ家の家族が全員、1年のうちに不慮の事故で次々に亡くなっていきます。アメリカのTVネットワークの人気ニュースキャスター、ダナ・エヴァンスは彼らの死に不審な点があるとしてウィンスロップ家の周辺を調べるうちにある大きな陰謀がかかわっていることを突き止めます。ある陰謀とは？そしてその黒幕とは一体？************自分であらすじを書いていて、これを読んでもこの本を読みたいと思う人はいないだろうってぐらい、3流ミステリー風のこの作品。賛否両論わかれるのもムリは無いかも知れません。確かに前半は3流ミステリーそのもの。黒幕も明らかにコイツだろう～ってすぐにわかってしまうぐらい、全然ひねりがない。ミステリー通ならばここに盗聴器が仕掛けられてるぞ～とか、明らかにわかるものばっかり。主人公のダナ・エヴァンスのことを、You're too naiive.と言う登場人物が何人かいたけれど、読者にもそれがはっきりとわかってしまうんですね。よーく考えれば誰が敵で誰が味方かわかるはずなのに、naiive過ぎ！と、イライラしながら読んでいました。でも後半になってくると、ウィンスロップ家の殺人事件がある国家機密にかかわる出来事へと話がつながっていって、それがまた今の世界情勢にも通じるものがあったのでドキドキしながら読みました。でもやっぱり人物の描き方がイマイチ…。見るからに怪しい人がやっぱり怪しいなんてー。もっとどんでん返しを期待していただけにちょっと不完全燃焼気味です。あと登場人物のうち、2人ほど謎の行動をするのにその謎が解けないまま終わってました。それでもSheldonは久しぶりだったし、やっぱり読み出すと止まりませんね。構文と単語が難しくない＆字が大きい＆先が気になるので止まらない！以前Sheldonを読んでいた頃に比べるとかなり楽に読めるようになっていたのも手伝って、なんと1週間で読めました。次はまたRobin Cookに戻って「Blind Sight」を読みます♪今度は検死官を主人公にしたコカイン関連の殺人事件のようです。Sheldonに比べるとかなり字が小さいわ～（；_；）

読了！Memoirs of Geisha

9歳のちよは小さな漁村で生まれ育ったのですが、父親と病気の母親から引き離されて京都に身売りされます。祇園の置屋で女中をしていたのですが、生まれ持った美しさのため芸者への道を歩み始めます。イジワルな先輩芸者、冷たいおかみさんと優しい女中頭、そして修行仲間。何度も逃げ出そうと考え、一緒に身売りされた姉と逃げるのに失敗した後に祇園でも1,2位を争う人気の芸者に弟子入りし、舞妓から芸者へと厳しい修行は続きます。そして「さゆり」という名の芸者としてデビューを飾った彼女を取り巻く男たちの欲望。失意のどん底で出会った優しい初恋の男性。修行仲間との友情。さゆりは人々の中でもまれて芸者として、そして女性として成長していきます。********ふぅ～っ、やっと読み終えました。3ヶ月弱かかったかな～。一時期気乗りがしなくて放っておいたせいで、えらく長くかかってしまいましたが、4月に再開してからは一気に読み終えました。もう、どうなるのか次が気になって気になって…。アマゾンの邦訳版のレビューを見ていると、外国人が書いたということでかなり過大評価されているのではないかと書かれていましたが、そんなことはないと思います。外国人ながらも、よくここまで細かいことを書けたものだと感心します。が！最後がどうも尻切れトンボの感が…。（以下ネタバレあり）ネタバレ！初桃というイジワルな先輩芸者とのバトルなどはワクワクしながら読みましたが、どうもさゆりを取り巻く男性に対する気持ちが上手く描けていなかったような気がします。それに突然会長さんとの関係が進展して、あれよあれよという間にアメリカへ。で、最後の最後に結局さゆりは2号さんでしかないのね、で終わってしまい、まあ本には出てこないけど存在するはずの本妻さんの気持ちを考えると「ハァ？」です。ハッピーエンドのようでハッピーエンドでない。さては南京玉すだれ～♪です。いや、さゆり自身は「めでたしめでたし」で終わったんですけどね。確かに苦労したかも知れないけど、結局あの手この手を使って自分の欲しいものは全部手に入れているんですねー。これ、見方を変えたら恐ろしい女だわ(笑)。何か腑に落ちないのですが、とりあえず読み終えました。それでも日本に古くから伝わる事柄を英語で読むのは非常に楽しい経験でした。表現なんかをまとめておけばよかったと後悔しています。さて、次は久しぶりにSydney Sheldonを読みます。「Sky is falling」です♪少し読み始めましたが、やっぱり字がデカイ＆読みやすい＆止まりませーん（*＾◇＾*）（←芸者の本に時間がかかった分、取り戻そうっていう魂胆（^^；）

The Rocky Road to Romance読了

Stephanie Plumシリーズの作者がシリーズを書く前に出版し、そのまま廃刊となっていたラブストーリー3本を再版することになったのですが、この「The Rocky Road to Romance」もその中の1冊。朝5時半に起床し、新聞配達、交通整理、ラジオ局のバイト、大学院の博士課程の論文執筆、老人ホームのカウンセラー、ドッグフードの研究…と、多忙を極めるDaisy Adams。恋愛をしている暇なんてこれっぽっちもないのに、ひょんなことからバイト先のラジオ局の社長で、石油王の御曹司に見初められてしまいます。ラジオ局の交通情報担当アナウンサーが事故で休暇中、急遽Daisyがその代役を務めることになったのはいいけれど、ある日、少女を人質にとって立てこもっている男がいるとの情報を受けて現場に急行するDaisy。ところが、現場に着いた途端、人質を取っていた犯人に車ごと突っ込み、人質は解放、男は逮捕されます。その男は悪名高き麻薬ディーラーだったので、その復讐のためかDaisyは命を狙われることになるのですが…。若くてハンサムで超お金持ち、そんなラジオ局の社長Steveの元にはいくらでも女の子が寄ってくるのだが、毎日朝から晩まで忙しくしていて、自分を見失わないDaisyに本気で恋をしてしまい、何とか彼女の助けになりたい、彼女を守りたいと思い、犬を飼ったり車を買い替えたり…ついには彼女の家の近所に家まで買ってしまう。********正直言ってつまらなかった…。「CHEAP」という単語がピッタリかな。どうしてもStephanie Plumレベルのものを期待してしまうせいか、登場人物にどうも否定的な感情を抱いてしまいます。SteveがJoeよりも魅力的でないし、Daisyももっと硬派でいて欲しいのにすぐにSteveの口車に乗せられてたり、Daisyのボディーガードに雇われた老婆はStephanieのメイザおばあちゃんとまったく同じキャラ…。Daisyの家が爆破されたりするのもStephanie Plumそっくり。読み終わってホッとしたというのが正直な気持ちです。次は「Memoirs of a Geisha」に挑戦。映画化されたものの、主役その他が中国人というのはまったくもって納得できないですが…。しかし、字の大きさがRocky Roadの半分＆ページ数は倍だ…。********みなさん本当に暖かいメッセージをありがとうございます。少しずつ落ち着いてきています。でもまだ良くなっているとは言えない状態だそうです。今日やっとゆっくりと話す時間があったので色々聞いてみました。まず目はeye fractureによって骨折した骨の一部が眼球を動かす筋肉に食い込んでいるため、手術が必要だそう。あと眼底出血もしているそうです。でも視力には影響がないそうでその点は安心。あと心配なのが、左の聴力がまったくなくなってしまったことと、脳出血か何か（←これがよくわからないのだけど、医者はbruiseと言っているそう。）でとにかく立って歩けない状態。覚醒しているときは話も出来るけれど、昏々と眠っていることが多いとか…。まだまだ心配な状態のようです。重い脳障害が残らなければいいんだけど…。

「TOXIN」読了／TIMEを読む会…

ふぅ…。やっと読み終えました。途中サボってばかりいたため、2ヵ月半を費やしました。大手ハンバーガーチェーン店のハンバーガーを食べた娘がO-157に感染して非業の死を遂げます。その死に対し、ハンバーガー店、食肉加工工場、食肉卸業者に責任があるとして、その娘の父親である医師が奔走するというストーリーです。食肉業界と行政との癒着もからみ、問題が複雑である分、かなり読み応えがありました。Robin Cookの小説は得てして非現実的なハッピーエンドに終わるものが多いと感じていますが、この小説の結末は読者のご想像にお任せします、という終わり方をしています。それもその想像は悪いほうへと向かうように書かれているんですね～。怖い！もう、私、チェーン展開しているハンバーガー店には行けません（^^； どんなお肉を使っているか…ビーフ100％を謳っていても実のところ100％じゃないかも。何の肉が混ざってるかわかりません！小説の中では、ベルトコンベヤーに乗せられた牛の頭をまず落として、頭だけを穴の中に落とすようになってるんですが、主人公の医師はその穴を探るうち、なんと○○の頭まで発見してしまうんですね～。○○は…ネタバレになるので書けませんが、それを知ったら絶対にハンバーガー屋さんには行けなくなりますよ！ちなみにネズミとかネコとか、そんなかわいいものじゃないです（^^；ゾゾゾ～ッ。これはアメリカの話であって、日本なら大丈夫！と思っても、まさかそういうチェーン展開のお店で和牛を使ってるわけないしね～（^^； アメリカでは狂牛病の全頭検査もままならない状態だから余計に怖いです。さて、読み終わったので、次はJohn Grishamの「Skipping Christmas」を読んでます。日常生活の話なのに知らない単語が結構出てくるので苦労してますが、面白く読んでます。目標はクリスマスまでに読み終えること！かな。***********先月はサボってしまった「TIMEを読む会」。今日こそ！と思い、日曜日にしては早起きをしていそいそと出かけていきました。が！なんと、昨日必死で予習していたのは1月分の課題で、今日12月分の課題をすっかり忘れておりまして…（^^； プリントすら持ってなかったので、途中下車せずそのまま三宮に出かけてしまいました(笑)。そして…ショッピング三昧(笑)。ユニクロでセーターを買い込み、桃太郎電鉄USAを買い、シンヤクドーで洗顔石鹸を買って帰りました。「ドラクエ」も買おうと思ったんだけど、高いし、する暇もなさそうなので1時間ほど悩んだ結果買いませんでした。（1時間も悩む暇はあるのか…）でも店頭で流れるあのドラクエの音楽が「買え～、買え～」と言ってるようでした…危ない、危ない。ああ、本当に最近お勉強してないわ～（^^；

ダビンチ・コード読了！

なかなか読む時間がなくてダラダラしていたんですが、後半に入って急に加速しました。でもって今日は台風で開店休業状態だったので、ナイショで休憩時間を勝手に増やして読みふけった結果、読了いたしました！ 面白かったー！ だけど、やはりミステリーをずっと読んでいると途中で誰が真犯人なのか、うすうすわかってしまうので、最後のどんでん返しがポンペン返し（なんやそれ）ぐらいだったのが残念かな～。 でも史実に基づいた話の展開の仕方は実に巧妙で、読むものを惹きつけるには十分でした。でも最後の「オチ」は余計かな（笑） さて、次は何を読もうかな～。10月から忙しくなりそうなので軽めに行こうかと思いましたが、久しぶりにRobin Cookに戻って医療業界と米国食肉業界の隠された謎に迫る「TOXIN」を読もうと思います♪ TOXIN： Just how safe is America's meat supply? Recent health scares and new public awareness have made this one of today's most controversial subjects--and the basis of Robin Cook's most startling, and important, novel. When a doctor's daughter becomes infected with E. coli, the widespread dangers of bacterial contamination are no longer a subject for debate, but a grim reality. In desperation, he is forced to follow a trail of ignorance and corruption from the tangled red-tape of the medical community to the highest levels of the powerful meat industry. It is an eye-opening thriller that every American should read...**********と、思いましたが、やはりちょっと息抜きをしたいということで、先日買った「Mr.Foreigner」を読むことにしました（^^；

Bed of Roses/Nails／「Bone Collector」読了！

◆bed of roses / bowl of cherries A pleasant easy place, job, or position; an easy life. ex) A coal miner's job is not a bed of roses. / After nine months of school, summer camp seemed a bowl of cherries. ◆bed of nails A difficult or unhappy situation or set of circumstances. ex) "There are days when my job is a regular bed of nails," Jim groaned. Notes：Bon Joviの曲に「Bed of Roses」というバラードがありますが、これは「楽しき人生」とかそういう意味だったのですねー。単に「薔薇の寝床」だと思ってました。 I want to lay you down on a bed of roses For tonite I sleep on a bed of nails うーん、やっぱこれって「薔薇の寝床」？詩的センスがないので解説できません。bjkeikoさん、出番です。 なんとなく、「俺、ソファーで寝るからベッド使っていいよ。」という、付き合い始めのカップルの会話のような気もします。 ***********やっとこさJeffery Deaverの「Bone Collector」を読み終えました。最初はなかなか読む時間が取れなくて停滞気味だったのですが、半分を過ぎた時点で急に加速して一気に読み終えました。面白かったー！途中で理解を深めるために映画も見たのでなんとなく犯人の目星はついていたのだけど、見事にそれを裏切られました。といっても、最後のほうになったらみんな怪しくて、誰が犯人でも納得していたかも知れません(^^;それ以上に犯人がわかった後の「どんでん返し」も強烈なパンチを食らったようでした。Deaverファンのみなさんが最後の１行まで気を抜けないっておっしゃってたのがわかるような気がします。書評などうまくまとめられないので幼稚な感想しか書けませんが、英語自体はやはり高度でした。専門用語や略語がたくさん出てくるので、メモをしておかないと後で何がなにやらワケワカメ～(^^; 今思えば一つずつ拾ってまとめておけばよかったかなぁ、と思います。ただ単語を二度繰り返したり、単文を連ねて切羽詰った感じを出すという手法はさすがだなぁ～と思いました。読みながら迫ってくる感じが見事に伝わってきました。さて、いよいよベストセラー作品の「Da Vinci Code」を読み始めます。読めるかなぁ～。ドキドキ(*^◇^*)今年の目標達成まであと10冊。ヤバッ！************★今日のお勉強◎Paperback◎CNN TVちょっと、Newsweek、まだ届かないのよ、奥さん！