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Nov 5, 2010
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カテゴリ:2010リーグ戦
【関東大学リーグ戦】
 法政大学 38-27 関東学院大学

 今期調子が上がらず苦しい戦いが続いていた法政が宿敵、関東学院を破った一戦です。何といっても勝利の要因は“タックル”。伝統の速く前に出るシャローで、突破に優れる関東学院の前進を止め続けました。前に出ることで、抜かれるゾーンは“外”。抜かれどころを共有できますので、バッキングアップへのリアクションが速さ・質ともに素晴らしかった。「一つの約束事を徹底する」ことが生み出した相乗効果と言えるでしょう。

 関東学院も非常にクオリティの高いラグビーを見せてくれました。まだまだ大学選手権に向けてチームを作っている最中でしょう。「この一戦」で戦えた法政との差が点差に現れた感じで、やはり底力はあります。法政のシャローのディフェンスに対しては対策を講じるよりも、自分たちの今ある強みで勝負していたように感じました。

 前に出て、相手の判断する時間を奪い勢いを殺すディフェンスは1.いかにして前に出させないか2.前に出る分横の振りやデコイに弱いということが挙げられます。アタックのテンポを上げる、パスの数を少なくしてゲインラインに近いところで勝負する、アングルチェンジ、2段アタック、ショートサイド、グラバーキックなどが効果的かなと思います。

 関東学院としてはディフェンスが修正課題ではないでしょうか。80で飛び出し、60で様子をうかがい、100で相手にコミットするという「アップーバランスースマッシュ」の緩急がタメの効いた効果的なタックルを生み出します。この日の関東学院はここがキマっていませんでした。笹倉君ら個に優れたタックラーに少し依存してるように感じました。

 外側の選手が内側の選手を追い越してそのギャップを何度かラインブレイクされましたが、やはりそこは原則に則って、内側の選手を視野に入れながら(使いながら)外側の選手はディフェンスしたかった。プッシュアウトするディフェンスでは外側が前に出ていいのはボールが空中にある間だけ。もし、飛び出すのであれば、追い詰め方は「外から内」だと思います。

 この一戦は、どちらのチームにとっても大きいものだと思います。結果が出ず苦しんでいた法政はもちろん、関東学院にとっても原点回帰できる、いい内容だったのでは。

 三枝匡さんは著書で「V字回復をするときは右肩上がりになる直前が一番苦しい。死の谷を経験するからこそ、V字回復できる」とおっしゃっていますが、まさにその通りですね。どこまで諦め悪くもがけるか。

 そこにかけてきた人間の取り組みが凝縮された80分でした。





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Last updated  Nov 5, 2010 08:49:41 AM
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